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DATE: CATEGORY:・経済・社会小説
首都圏銀行
首都圏銀行
徳間書店
price : ¥612
release : 1995/04

頭取室 (徳間文庫)
頭取室 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥680
release : 2004/09

虚々実々―会長を追放せよ!
虚々実々―会長を追放せよ!
光文社
price : ¥571
release : 1995/08

仮面銀行
仮面銀行
光文社
price : ¥690
release : 1997/07

硝煙街道(ガンスモーク・ロード)
硝煙街道(ガンスモーク・ロード)
光文社
price : ¥469
release : 1987/09

金まみれのシマ
金まみれのシマ
角川書店
price : ¥560
release : 1998/12

仕手筋。

この本の内容は日経平均が、かなり高いバブルの時の話です。地獄と背中合わせの相場師、水面下での動き、そして仕手戦。
仕手筋、仕手株に興味のある人には、一度読んでもらいたい本です。
思いもしないラスト。相場のおもしろさ、怖さを教えてくれる。
一言で言えばおもしろかった。そして勉強にもなった。
告発
告発
徳間書店
price : ¥1,785
release : 2000/06

美人司法書士の事件簿 相続殺人編
美人司法書士の事件簿 相続殺人編
日経BP社
price : ¥1,680
release : 2006/03/09

素人の推理小説なんて面白くもなんとも無い

著者は受験予備校で司法書士試験の講師である。本人は短期合格者で、その受験参考書も判りやすいと評判である。
しかし、推理小説となるとどうだろう。ストーリー展開、登場人物の描写、文体など、どれを取っても素人のお遊び程度と言ってよい。ところどころにストーリーに全く関係のない、つまらない冗談(第三者的突込み?)を、わざわざ囲みに入れて挿入しているが、文章を読みにくくしている効果しかない。
ストーリーで使われている法律知識は、相続に関するものであり、これらを鮮明に覚えるためには有効かもしれないが、内容的には基本論点であり、この程度の論点を知らない受験生はいないだろうし、一般人が知っている必要のある知識でもない。

類似の女子大生会計士の事件簿あたりの二番煎じを狙ったのかも知れないが、知識はともかく、文書力にだいぶ差があるといわざるを得ない。推理小説ファンには絶対にお薦めできない書である
巨塔死すべし―コンツェルン最後の日
巨塔死すべし―コンツェルン最後の日
文芸社
price : ¥1,785
release : 2005/03

巨塔死すべし

友人に薦められ、出張帰りの新幹線で読み始めましたが、390ページという大作にもかかわらず2時間ちょっとで読み終えてしまいました。
内容は、大企業の安全管理の軽視が招いた災害が、しだいに拡大していく様子を時間の経過に従って描いた労作です。
利益確保に目を奪われコスト削減を優先した結果、本来求められるべき安全や災害防止に対しての機能を削減し、低下させ
その意識さえも低下させ、ついには大災害を引き起こしてしまう企業の責任を、赤裸々に追求したシミュレーション小説です。
人為上のミス、システムの不備による製油所の火災から爆発、そして近隣の発電所まで巻き込んだ大災害が次々にリアルに描写
され、パニック映画の原作といったストーリーが展開され、次はどうなるのかという期待、興味でページをめくる手が止まることなく
一気に読んでしまいました。
過日のJR西日本の事故(事件)で改めて問われている、危険予知・危機管理に対する企業の意識といった問題をまさに先取りした
作品です。
是非一読なされることをおすすめします。
創業者追放 あるベンチャー経営者の風雲録
創業者追放 あるベンチャー経営者の風雲録
PHP研究所
price : ¥1,470
release : 2006/07/27

伝説のベンチャー経営者がトミタ、銀行側ととことん争う舞台裏/「創業者追放」の自伝的小説

 小説に登場する「千代治」が四半世紀前に月移住計画を立ち上げ、ホリエモンのような野望を次々と計画に移していった点、M&A、敵対的買収を仕掛け、相手企業も震え上がらせた時代、自動車生産のかんばん方式を住宅工場に取り入れ、大成功したことなどが刻銘に描かれている。ベンチャー経営者には必見の書だ。大学を出た後、就職せず、自身で独創的なプレハブ住宅工法の特許を20代で考案し、学生ベンチャーとしてもてはやされた三鷹氏は、さしずめ60年代のホリエモンといったところだ。30代で創業者として最年少の東証上場社長となるなど、数多くの「日本一」「日本最速」の記録を塗り替えた青年社長だった、とは恐れ入る。
 筆者の浅野夏紀氏は、経済アナリストで、主人公の「千代治」と日々接する証券アナリストの「野口」を脇役にしている。記者クラブに居座る古株記者らが、ドタバタを繰り広げる。こうした部分は、素人の作家らしく文章は下手だが、十分に臨場感があり、とくにマスコミなどの内輪話は大笑いして楽しめるものだ。

頭取の首
頭取の首
文藝春秋
price : ¥650
release : 1995/03

凛冽の宙
凛冽の宙
小学館
price : ¥1,890
release : 2002/02

どっちにするの?

 「経済」で売りたいのか「人物像」で売りたいのかどっちなのかハッキリしてほしい。
 どっちも中途半端。「経済」だけみても「読者を馬鹿にしたような程度の知識」であり「人物像」は今時、安い昼ドラにもならないストーリー
 
日銀崩壊
日銀崩壊
徳間書店
price : ¥560
release : 2001/11

日銀の暗部を描いた本

数年前、日銀で実際に起きた事件を題材にした小説である。「フィクション」というものの、多くの人物が実名で登場するため、ノンフィクションを読んでいるかのように錯覚する。主人公を中心とする良心派の闘いと苦悩がよく描かれており一気に読める。ただ主人公の内面や家庭状況等の描き方は、少々粗雑であり、読み飛ばしたくなった。出張時の暇つぶしにでも読むにはちょうどいいかもしれない。
首相が靖国参拝してどこが悪い!!
首相が靖国参拝してどこが悪い!!
PHP研究所
price : ¥1,365
release : 2005/08/02

民族として内政干渉に立ち向かう気概

   本書は、中共の言うがまま、首相が靖国の参拝を中止すれば、中共との親睦
関係が良くなると考えている、所謂戦後民主主義世代の教育を受けた多くの日本
国民に読んで欲しいです。著者は、中共が靖国を敵視し、日本の首相が靖国の参
拝に対して異議を唱える理由は、中共が虎視眈々と日本の併合を狙っているから
と説明します。日本が中共の策略から逃れる策は只一つ、民族としての独立意識
の気概を持つことです。 即ち、諸外国からの内政干渉を超えた精神・宗教干渉に
対して、国民全体が一丸となり毅然とした態度で立ち向かうことが何より大切です。
  そのために、自分を愛し、自分の源である両親を愛する。そして、連なる先祖を
敬う心、その中で、命をかけて日本の発展に尽力された英霊を祀る心、つまり靖国
の精神が大切だと訴えます。首相には害圧に負けず靖国参拝を続けて欲しいです。
血の重層
血の重層
徳間書店
price : ¥620
release : 2003/11

実にリアル

オーナー企業でもないのに四半世紀もの長い間一人の男が社長を務めるという異常な状況で、ご多分に漏れず老害に悩まされていた。極めつけは、メインバンクにおいて出世の道を閉ざされた自分の息子を、将来の社長候補として迎え入れるところ。最後は、心ある有志たちによって会社再生の道を歩むことになるのですが、その戦いが見もの。実話に基づいてかかれた小説で、モデルとなったのは、業界第二位の製薬会社、三共、そして息子が勤務していた都市銀行は第一勧業銀行。ジュニアの異常ぶりが実にリアルで本当にこんな感じだったらしい。関係者から相当綿密に情報収集したと見られる一作です。
コンクリート・アイランド
コンクリート・アイランド
太田出版
price : ¥1,785
release : 2003/08/26

テクノロジー三部作の頂点!

いわゆる、三部作の頂点に位置する作品と言えます。
長らく廃版になっていましたが、ファンには待望の復刊でしょう。
内容的には「起こりえる、十分起こりえる話」です。SFというよりも、サスペンスに入るでしょう。とにかく、コンクリートの三角地帯で起こる奇妙な人間関係は読む人を捕らえて離さないはずです。

非常に優れた人間ドラマですから、是非映画化を望みます。

重役追放―人事部長極秘ファイル〈2〉
重役追放―人事部長極秘ファイル〈2〉
光文社
price : ¥520
release : 2000/07

小説 政界再編〈2〉小沢VS.武村
小説 政界再編〈2〉小沢VS.武村
徳間書店
price : ¥652
release : 1995/03

小説 政界再編〈3〉自社野合政権
小説 政界再編〈3〉自社野合政権
徳間書店
price : ¥632
release : 1995/04

虎視耽耽 小沢一郎 (徳間文庫)
虎視耽耽 小沢一郎 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥660
release : 1999/06

自由党までの小沢一郎の考えが分かる

民主党の代表になり政権の交代を
もくろむ小沢代表。
新生党、新進党、自由党にいたる
小沢一郎の経歴が分かります。
崩壊メインバンク (小学館文庫)
崩壊メインバンク (小学館文庫)
小学館
price : ¥580
release : 2001/06

金融破地獄―小説・日本債券信用銀行
金融破地獄―小説・日本債券信用銀行
同朋舎
price : ¥1,680
release : 2000/12

取締役会決議
取締役会決議
講談社
price : ¥1,680
release : 2000/06

会社は誰のものか、を考えさせる本

内容は、取締役が会社の最大株主を選ぶ力を持っているという商法の建前(欠陥?)から起こる、外資の乗っ取りという衝撃的なものだが、これを通して「会社とは誰のものか、誰のために存在するものか」という大きな問いを考えさせる。引き込まれて、一息のうちに読み終えた。 法律の抜け穴というか構造的な盲点を見つけだし、そこから意外な話を作り出すのは著者の一番の持ち味だと思うが、今回もそれが遺憾なく発揮されていると思う。
小説 経団連
小説 経団連
読売新聞社
price : ¥1,575
release : 1997/07

不良融資
不良融資
集英社
price : ¥510
release : 1994/01

薪能(たきぎのう)殺人舞台
薪能(たきぎのう)殺人舞台
祥伝社
price : ¥448
release : 1987/04

欲望産業〈下〉 (集英社文庫)
欲望産業〈下〉 (集英社文庫)
集英社
price : ¥620
release : 1995/05

会社とは何なのか、考えさせられる。

どこまでが事実に基づくのかわからないが、武富士に来た、住友から来た社長は辞めたそうだ。
この作品では、創業者との対立が原因である。だからといって、事業そのもは微動だにせず。
事業を成功させる鍵とは一体なんだろうと、考えてしまう。

創業者というのは、儲けの仕組みを理解しており、耐えずこれを拡大させてゆこうとする。この仕組みはきわめて単純なものであり、今の会社組織は複雑になりすぎているのではないか。複雑になっているのは、組織でなく人間関係がそうなのであろう。

創業者の強みは、創業者は一人しかいないことにあるのであろう。会社の結成から、全て経験しているのは、創業者だけである。この経験こそが、儲けを生み出す鍵なのだろう。
大企業のエリートより、一代で築き?上た人物の方がはるかに経済を知っている。

女相場師
女相場師
集英社
price : ¥612
release : 1996/11

世界を駆ける男〈下〉
世界を駆ける男〈下〉
集英社
price : ¥693
release : 1995/12

日本黙示録―非常時宣言発令
日本黙示録―非常時宣言発令
祥伝社
price : ¥725
release : 1987/02

秘密な事情
秘密な事情
集英社
price : ¥520
release : 2000/11

小説 警視庁
小説 警視庁
集英社
price : ¥880
release : 1995/08

銀行不正融資
銀行不正融資
徳間書店
price : ¥509
release : 1996/07

器に非ず
器に非ず
集英社
price : ¥580
release : 1998/01

そうかな?

私の父は本田の営業マンで、この本で描かれている藤沢さんに直接師事を受けた世代ですが。
藤澤さんも、ものすごく人望があったらしいですよ。
なにせ、言ってることが嘘のように的中するらしいですから。

この本を親父に見せたところ、「藤沢さんが社長になろうとしていたら、冗談じゃなく本田技研は分裂していた。なにせ藤沢副社長が会社の実印をもっていて、本田社長は実印をもったことがなかったのだから・・・」と笑っていました。

狙われたオリンピック
狙われたオリンピック
集英社
price : ¥462
release : 1987/09

悪の公式
悪の公式
集英社
price : ¥650
release : 1999/12

敵対的買収
敵対的買収
集英社
price : ¥650
release : 2000/02

今も古びぬ内容

ライブドアのニッポン放送株取得騒動で、この本を思い出しました。
今読むと、面白さがヴィヴィッドに感じられるかもしれません。
腐蝕帯
腐蝕帯
集英社
price : ¥600
release : 2000/04

嗤う総会屋
嗤う総会屋
実業之日本社
price : ¥820
release : 1997/09

敢えて出社せず
敢えて出社せず
祥伝社
price : ¥580
release : 1999/02

挑戦つきることなし
挑戦つきることなし
徳間書店
price : ¥580
release : 1997/12

橋本竜太郎を提訴したヤマトの社長は凄い!

ヤマト運輸の歴史であり、宅急便の開発物語であり、歴史の長い企業が自ら自己変革を成し遂げた物語である。
ヤマトは大正時代に創立された我が国のトラック運送業の草分けである。三越の配送を軸に、宮内庁の婚礼・引越しなどを引き受けた由緒ある企業である。この企業が、貨物を捨て宅配便を開発し、運輸省・郵政省と戦いながら成長する。

中でも橋本竜太郎の提訴は凄い。パイオニアとはこういうものなのか、と肯く。
顧客第一であるがゆえにお役所におもねることを必要としない。

スキー宅急便は長野支店、ゴルフ宅急便は営業企画、クール宅急便は社長自らというようにどこからでも商品開発が行われる。全て顧客を向いているゆえであろう。先代の時代から、制服制帽、礼儀を重んじてきた教育による企業文化も欠かせないものである。大した企業である。

崩壊
崩壊
小学館
price : ¥650
release : 1998/05

不安の周辺
不安の周辺
新潮社
price : ¥327
release : 1990/07

復讐商戦―新宿デパート戦争
復讐商戦―新宿デパート戦争
徳間書店
price : ¥509
release : 1996/11

華麗なる挑戦―小説・ワコール王国
華麗なる挑戦―小説・ワコール王国
祥伝社
price : ¥489
release : 1994/01

同級生達が築きあげた世界のワコール

現在、女性下着メーカーとして世界をリードする『ワコール』。その創業者・塚本幸一氏が、事業を始めるまでは、一人の復員兵にすぎなかった。
 彼の戦後は、戦友とともにブローチの行商から始まる。やがて、彼のもとへ母校・八幡商業の同級生が集まって会社が成長して世界的な企業に成長するサクセス・ストーリーには感動的なものを覚える。
 戦後・日本の女性の服装が、いち早く和装から洋装へ転換することを見抜き、和服製造業の中心都市である京都で会社を発展させたことや戦後において重工業を中心として高度成長を遂げた多くの日本の企業の中で、さらに多くの繊維メーカーが化学工業等の多角化を進めた中で、「女性下着」にこだわり続け、世界のワコールまで成長させた起業家精神には驚かされる。
 時折、ワコールの創業者・塚本幸一氏に対する、「ブラジャーでビルを建てた男」というアイロニーがある。しかし、この書を読めばワコールとその創業者たちは、その一言のみで語ることのできない企業・人物たちであることが理解できます。
東京国税局―政治家を追え
東京国税局―政治家を追え
徳間書店
price : ¥540
release : 1997/04

銀行総務部
銀行総務部
徳間書店
price : ¥540
release : 1997/08

保保連合―新政界再編
保保連合―新政界再編
徳間書店
price : ¥680
release : 1997/08

聖鬼伝〈1〉摩族たちの祝祭
聖鬼伝〈1〉摩族たちの祝祭
実業之日本社
price : ¥714
release : 1987/01

魔人戦士
魔人戦士
実業之日本社
price : ¥714
release : 1987/06

DATE: CATEGORY:・経済・社会小説
赤いダイヤ〈上〉 (集英社文庫)
赤いダイヤ〈上〉 (集英社文庫)
集英社
price : ¥800
release : 1994/01

恐るべき小豆相場

時代設定は昭和30年代、日本経済が飛ぶ鳥を落とす勢いで発達していこうとする時代に、小豆相場に魅了される人間模様を描いている。
平成の経済小説にくらべ少し物足りなさを感じるが、今の経済ではけっして味わえないようなストーリーになっていて面白かった。
系列 (集英社文庫)
系列 (集英社文庫)
集英社
price : ¥570
release : 1995/09

系列
系列
角川書店
price : ¥580
release : 1998/02

薔薇の女―「アンドロギュヌス」殺人事件
薔薇の女―「アンドロギュヌス」殺人事件
角川書店
price : ¥483
release : 1987/12

社内情事
社内情事
光文社
price : ¥620
release : 1999/03

筑波・核戦略都市を奪回せよ
筑波・核戦略都市を奪回せよ
祥伝社
price : ¥509
release : 1987/08

時間蝕
時間蝕
早川書房
price : ¥378
release : 1987/09

対馬沖ソ連艦(アクチャーブリ)に突入せよ
対馬沖ソ連艦(アクチャーブリ)に突入せよ
祥伝社
price : ¥489
release : 1987/02

組織に埋れず
組織に埋れず
講談社
price : ¥1,631
release : 1996/10

小説 ザ・税務署
小説 ザ・税務署
清風堂書店
price : ¥1,200
release : 2005/04

膠着
膠着
中央公論新社
price : ¥1,733
release : 2006/10

メリハリに欠ける

冒頭に出てくる、注文の10倍の商品を強引に説得して納めてしまう話は、快調な出だしで面白い。新商品の開発に失敗し、くっつかない接着剤の販売戦略を考えるところも、発想がユニークでよい。しかし、話に大きなウネリはなく、淡々と最後まで読み進んでしまった気がする。もう少しヒネリが欲しかった。
面白い小説を期待して読むと、がっかりするかも知れない。同氏の「とせい」の方が私には面白かった。
腐蝕の構造 (ハルキ文庫)
腐蝕の構造 (ハルキ文庫)
角川春樹事務所
price : ¥800
release : 1998/03

おすすめ

人間の証明の方が有名ですが、森村さんの作品の中では個人的にこの作品が
イチオシです。
人妻が謎を追いかけるストーリーは、松本清張さんの(ゼロの焦点)でおなじみです。
それよりも、さらに読みごたえがあり何倍もロマンチック。
ただ、松本氏の作品のエンディングが文学的で、森村氏のそれがどちらかというとドラマ的であった。このことが現在の評価の明暗を分ける元だと思いますが、再評価して欲しい作品です。
小説 ザ・ムーブメント
小説 ザ・ムーブメント
文芸社
price : ¥1,365
release : 2004/02

虚業紳士―兜町を揺さぶった闇の男たち
虚業紳士―兜町を揺さぶった闇の男たち
光文社
price : ¥650
release : 2000/05

証券ウォーズ―山一崩壊とメリルの野望 (広済堂文庫)
証券ウォーズ―山一崩壊とメリルの野望 (広済堂文庫)
廣済堂出版
price : ¥840
release : 2000/09

霊女(シーラ)の誘惑―ジュラハンター・ケネス
霊女(シーラ)の誘惑―ジュラハンター・ケネス
富士見書房
price : ¥483
release : 1987/12

統治崩壊
統治崩壊
光文社
price : ¥1,785
release : 2004/03/23

合併旧行の頭取案件と若手正義の味方。

平成13年4月に大日銀と朝日銀が対等合併して、大日朝日銀行が誕生した。旧朝日の檜垣頭取が会長となり、旧大日の若村頭取が新銀行の頭取となった。しかし合併銀行の常として、双方が張り合って行内融和はちっとも進まない。それにしても酷すぎる大日朝日銀行だ。また旧朝日時代からあった頭取案件が不良債権としてそのまま残っている。峰岸貴之は旧朝日出身だが、旧大日頭取直轄の広報部員であり、報告も旧朝日の会長が先か、職務ラインの旧大日頭取が先か、とても悩ましいところだ。ついに反社会的勢力との関係遮断に行内タスクフォースを組成する。リーダーの広報部の峰岸、審査部の梶原、総務部の根津、警視庁の黒木が組んで活躍する。南総里見八犬伝、七人の侍、荒野の七人を思い出させるところは正義の味方として爽快である。一方でこんな会長、頭取、或いは専務に常務は流石にいる訳ないだろうという、いつもの江上作品特有のやや非現実的設定であった。もう少し現実的な人物設定にして、快刀乱麻金融小説を期待したい。
小泉純一郎vs.抵抗勢力
小泉純一郎vs.抵抗勢力
徳間書店
price : ¥800
release : 2002/11

小説「そごう」崩壊
小説「そごう」崩壊
廣済堂出版
price : ¥1,680
release : 2000/12

そごう崩壊の事実をベースにしたフィクション経済小説

 本書は百貨店「そごう」の倒産についてを事実をベースにフィクション小説としたもの。主人公であるそごう大阪本店婦人服部統括マネージャーを通して、そごうがなぜ倒産することとなったのかが書かれています。我々はニュースで大体のことは知っていましたが、ここでは当時ドル箱の売上のあった神戸店が震災により営業できなくなったことや、水島元社長の家族主義的経営など、知られざる面も多く書かれています。ニュースなどを見ている限りでは、水島元社長は悪人扱いですが、ここで書かれる社員の水島元社長に対しての発言では悪いことは誰も言っておらず、その真相は謎のままではありますが、多少のフィクションこそあるでしょうが、中々読ませる経済小説といえるでしょう。
頭取の権力
頭取の権力
角川書店
price : ¥530
release : 1995/02

擬似体験小説 企業支援銀行(コンサルティングバンク)―投資家も唸るビジネスプラン物語
擬似体験小説 企業支援銀行(コンサルティングバンク)―投資家も唸るビジネスプラン物語
金融財政事情研究会
price : ¥2,100
release : 2004/05

舞台裏事情はいつも面白い

銀行員って外からはよくわからない存在だけど、結構熱いドラマがあるのだとわかりました。結構、感情移入しちゃいます。ちまたの銀行小説は、部長や役員クラスの登場人物ばかりでどれも似たり寄ったりですが、自分が行くような支店の若手の銀行員の息遣いがよくわかる小説で面白かった。さっそく取引銀行の人に勧めたらとても喜んで、二回も読んだらしい。
宴かな
宴かな
徳間書店
price : ¥580
release : 2001/02

小説デミング賞 ― 己の尊厳をかけて蘇れ
小説デミング賞 ― 己の尊厳をかけて蘇れ
東洋経済新報社
price : ¥2,310
release : 2001/04

【商品詳細】

TQCの実態と問題点を浮き彫りにして話題となった『日本的経営の興亡―TQCはわれわれに何をもたらしたのか』の著者、徳丸壮也によるビジネス小説。トヨタの後塵を拝するアサヒ自動車という架空の企業を舞台に、出世コースを外れた中間管理職の主人公、南原志郎が風土改革を起こすというストーリーだ。 著者は、前著での綿密な取材をもとに、1980−90年代にかけて世界最強の経営システムと呼ばれた日本的経営の問題点を鋭く指摘。TQCによる厳しい管理のもとで苦しむ大企業の社員の姿を浮き彫りにしている。アサヒ自動車と登場人物の名前を除けばほぼ実話に基づく内容で、しかもアサヒ自動車や登場人物にも実在のモデルが存在する(アサヒ自動車はN社とI社の話をミックスしたものらしい)。それだけに、人物設定や場面描写などは驚くほどリアルで、読みごたえがある。なかには驚くほど陰湿な社内政治の1コマやデミング賞の裏舞台も登場するが、これらもほぼ実話だというから開いた口がふさがらない。まさに事実は小説よりも奇なり、である。 もちろん本書の目的は、決して大企業の内情暴露や告発にあるのではない。ともすれば組織の歯車として埋没してしまいがちなビジネスパーソンに対し、自己の存在理由と尊厳をもって行動することの大切さを教えているのである。人を生かし、企業を生かす経営とは何か、そして企業のなかで生きがいを見出すためにビジネスパーソンはどう考え、行動すればいいのか。本書を読んで得られることは多い。(土井英司)

著者が伝えたいことはわかりますが

本書の立場は小説仕立てではありますが、TQCを批判する側に立っていると思います。

しかし本書を読む限り、小説としてはまずTQCを批判するという大命題が先にたち、それに沿うかたちでTQCを推進するキャラクター達が子供向けの漫画や童話にでてくるような矮小化された人間達となっています。

見方を変えれば、逆にそういった矮小化されたキャラクターたちをもって、TQCを貶めなければTQCを批判できないというのは、著者がもつTQC批判の根拠が論理的なものではないということではないでしょうか?また、そういったキャラクターのために、単なる小説としての質もかなり劣るものと思います。

著者の「日本的経営の興亡」という本も読みましたが、感情的な批判や著者の都合のいいエピソードのつまみぐいばかりで、論理的な批判とは思えませんでした。

はみだし製薬マンの奮戦日記
はみだし製薬マンの奮戦日記
文芸社
price : ¥1,365
release : 2003/03

辞任のとき
辞任のとき
徳間書店
price : ¥600
release : 2001/06

三人の賢者
三人の賢者
徳間書店
price : ¥580
release : 2001/08

兜町の裏側―バブルから崩壊まで
兜町の裏側―バブルから崩壊まで
エール出版社
price : ¥1,470
release : 1999/05

狂騒曲
狂騒曲
角川書店
price : ¥800
release : 2000/11

エニックスの飛翔―実録・ゲーム業界戦国史
エニックスの飛翔―実録・ゲーム業界戦国史
しょういん
price : ¥1,680
release : 2001/08

スクウエア・エニックス会長・福嶋康博とは・・・

スクウエア・エニックス会長・福嶋康博氏の大変魅力ある人物像がよくわかりました。しかし、サブタイトルにもなっている「実録・ゲーム業界戦国史」に関する記述はあまりも少なく、なぜ、このようなサブタイトルがつけられているのかが疑問に残りました。この本は、福嶋康博氏の人物伝として読むのが一番良いと思います。
魔王軍団〈2 妖布編〉
魔王軍団〈2 妖布編〉
双葉社
price : ¥714
release : 1987/04

カード詐欺団
カード詐欺団
徳間書店
price : ¥580
release : 1999/05

エコノミック・メルトダウン
エコノミック・メルトダウン
ルネッサンスブックス
price : ¥1,470
release : 2006/09

リアリティのある金融エンターテインメント・ノベル

経済の“チャイナ・シンドローム”が起きるかもしれないという思いで手に取ったが、フィクションとはいえ、想定の範囲内でのシミュレーションでもあり、金融の危機が感じ取れた。特にトレーディング現場の臨場感は秀逸。家庭問題も、効果的に挿入されていて、作品に深みを与えている。終わりにひとつだけ希望したいのは、主人公の女性関係の描写だが、それを望むのはあまりに欲張り過ぎか。
インサイダー―証券検査官〈2〉
インサイダー―証券検査官〈2〉
宝島社
price : ¥1,575
release : 2002/02

ODAのからくりが分かった!

おもしろくて、スキャンダラスでエロチック。デビュー作「証券検査官」に続くこの第2作は、外務省のODAがらみの事件を扱っている。以前から、ODAに関しては、いろんなことが言われていたが、実際、どういうカタチで利権に結びつくのか、よく分からなかった。でも、この本で、そのカラクリが、よく分かった。エンターテインメントだから、ある程度デフォルメされているとは思うが、著者は元大蔵省のノンキャリアで、リアルなその内容は信頼できる。大蔵省(現財務省)、外務省をはじめ、キャリア社会の理不尽さ、いい加減さを毎日のように見せられてうんざりしている身にとっては、インサイダー取引で金を儲けながら、「腐りきったこの国をとことんしゃぶりつくしてやる!」という主人公(ノンキャリアの証券検査官)の悪徳役人ぶりが、いっそ小気味よいほどだ。金に結びつく情報も才覚も持たぬ私は、この本で溜飲を下げている。現在の政・財・官のあり方にアタマにきている人には、一読をお薦めしたい。
検証・羽田空港―ハネダ・エアベースから跡地53ヘクタールまで
検証・羽田空港―ハネダ・エアベースから跡地53ヘクタールまで
早稲田出版
price : ¥1,575
release : 2004/05

小説 新巨大証券〈下〉 (徳間文庫)
小説 新巨大証券〈下〉 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥600
release : 2001/11

昔の証券会社の様子がわかる

 昔の証券会社の内情を語る人も少なく、時代がたったからこそ「顧客の企業価値増加を目指す!」なんて今はどこもいっているが原点はこんなもんだと良くわかる。
 上では、握りの認識について顧客から問い詰められそれに対する対応に追われる主人公。下巻は、元家庭教師先の家の顧客に対するモーゲージ+レポ?の外国投信の損失についての交渉に奮闘し、その後MOF担の話・・・。ご都合主義は否めないものの、当時の状況が良く描かれていると思います。主人公がミスしたり、なじられたりしながらも誠実に対応しているのが共感を覚えます。

永田町ビッグバンの仕掛人 亀井静香
永田町ビッグバンの仕掛人 亀井静香
小学館
price : ¥670
release : 1999/02

情報量の多さ

一言でいえば「亀井さんヨイショ本」です。
しかしこの本の凄いところは、その情報量にあります。


実在する政治家を扱った本というのは、
ほとんどがその政治家に対する客観的な評価を欠くし
この本も政治家個人のマイナスにとられかねない事実ははしょってあるけど。

著者の大下氏は当時の事実やら報道やら、人の話やらを丁寧に取り上げ、
大量の