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DATE: CATEGORY:・古典
BUCK‐TICK
BUCK‐TICK
TIS
price : ¥1,554
release : 1987-11

承久兵乱記
承久兵乱記
おうふう
price : ¥2,100
release : 2001-10

世界文学としての源氏物語―サイデンステッカー氏に訊く
世界文学としての源氏物語―サイデンステッカー氏に訊く
笠間書院
price : ¥2,625
release : 2005-10

紫式部の手品―古典をたのしむ
紫式部の手品―古典をたのしむ
明治書院
price : ¥2,940
release : 1999-03

平家物語を歩く―源平のつわもの、よりそう女人、末裔の落人たちの足跡を訪ねる (JTBキャンブックス)
平家物語を歩く―源平のつわもの、よりそう女人、末裔の落人たちの足跡を訪ねる (JTBキャンブックス)
JTBパブリッシング
price : ¥1,680
release : 2004-11

太平記要覧
太平記要覧
おうふう
price : ¥2,940
release : 1997-02

源氏物語絵詞
源氏物語絵詞
講談社
price : ¥9,975
release : 1998-03

源氏の世界

瀬戸内寂聴訳の源氏物語の装幀をしたのが、この、石踊達哉である。
瀬戸内自らが装幀画に選んだのが、石踊の作品だったことは、源氏の世界をより深く解き明かす意味において、まさに重要な選択だったといえるだろう。

日本人が昔から美しいと感じてきた情景等を日本画という手法で、実に見事に表現し、古典文学でありながら、芸術性をも兼ね備えた、非常に贅沢な本であると思う。

この源氏物語絵詞を読みながら、巷では見かけなくなった二千円札も、石踊氏がリニューアルしたら、人気が出たのかもしれないなどと冗談まじりに思ったりもした。

今昔物語集 (新 日本古典文学大系)
今昔物語集 (新 日本古典文学大系)
岩波書店
price : ¥4,515
release : 1993-05

バンドスコア ラウドネス/ハリケーンアイズ
バンドスコア ラウドネス/ハリケーンアイズ
ドレミ楽譜出版社
price : ¥2,100
release : 1998-12-10

傍注 万葉秀歌選〈3〉
傍注 万葉秀歌選〈3〉
四季社
price : ¥2,940
release : 2003-12

物語による日本の歴史 (講談社学術文庫)
物語による日本の歴史 (講談社学術文庫)
講談社
price : ¥1,050
release : 2005-09

完訳 千一夜物語〈11〉 (岩波文庫)
完訳 千一夜物語〈11〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥735
release : 1988-07

第11巻

 この巻もなかなか密度が濃い。
 まず「気の毒な不義の子のこみいった物語」それほど長くはないが、構造は複雑であり、大雑把に言っても「不義の子の話」「若者の猿の話」「三人の狂人の話」の三段構造だ。その複雑さが、充実さを支えている。71ページの羅列・修辞は面白い。「攻撃する独眼流」とか。
 「九十九の晒首の下での問答」問題の問答というのは144ページから展開される。現代の日本人には良く分からないセンスのクイズだ。中には回答できるのもあるが。
 「細君どもの腹黒さ」173ページに、やっぱり羅列・修辞がある。よく思いつけるもんである。
 で、「アリ・ババと四十人の盗賊の物語」マルジャーナというのが烈女で、頼りにはなるが、側にいたら怖いだろう。
 「バグダードの橋上でアル・ラシードの出会った人たち」中の「気前のよい掌の老人の物語」わらしべ長者みたいな感じの話だ。ついでに言うと、ユダヤ人はだいたいの場合良くは書かれていない。
 「スレイカ姫の物語」399ページに、またもや羅列・修辞である。
源氏物語のヒロインたち 対談 (講談社文庫)
源氏物語のヒロインたち 対談 (講談社文庫)
講談社
price : ¥407
release : 1994-05

阿部光子の更級日記・堤中納言物語 (集英社文庫―わたしの古典)
阿部光子の更級日記・堤中納言物語 (集英社文庫―わたしの古典)
集英社
price : ¥700
release : 1996-06

怖くて読めない水滸伝―中国の残虐・猛悪の英雄たち (講談社プラスアルファ文庫)
怖くて読めない水滸伝―中国の残虐・猛悪の英雄たち (講談社プラスアルファ文庫)
講談社
price : ¥672
release : 2000-04

古代文学表現史論
古代文学表現史論
東京大学出版会
price : ¥6,720
release : 1998-12

風呂で読む 竹林の七賢
風呂で読む 竹林の七賢
世界思想社
price : ¥999
release : 1996-12

万葉集 枕詞辞典
万葉集 枕詞辞典
小学館
price : ¥4,384
release : 1990-03

源氏物語の鑑賞と基礎知識 橋姫
源氏物語の鑑賞と基礎知識 橋姫
至文堂
price : ¥2,835
release : 2001-11

『史記』の人間学 (講談社現代新書)
『史記』の人間学 (講談社現代新書)
講談社
price : ¥777
release : 2005-02-18

『史記』のダイジェスト版

 司馬遷が、独自の視点で記した歴史書『史記』を、著者は人物の分類を軸にダイジェスト化します。「天下人の器」では秦の始皇帝などについて、「功臣・謀臣・寵臣」では周公旦や韓信、「春秋戦国の立役者」では管仲や孫武について、ところどころ抜粋しながら『史記』の妙味を紹介します。私は『史記』を読んだことがあるので、こういう話もあったよね、という感じでしたが、『史記』を未読の人はこういったダイジェスト本から『史記』に対する興味を持つのかもしれません。『史記』は、面白いですから。

新編日本古典文学全集 (4) 日本書紀 (3)
新編日本古典文学全集 (4) 日本書紀 (3)
小学館
price : ¥4,890
release : 1998-05

太平記を歩く―日本人の心の源流を求めて
太平記を歩く―日本人の心の源流を求めて
PHP研究所
price : ¥1,121
release : 1991-02

白氏文集 4 新釈漢文大系 (100)
白氏文集 4 新釈漢文大系 (100)
明治書院
price : ¥8,295
release : 1990-11

江戸のマスコミ「かわら版」 (光文社新書)
江戸のマスコミ「かわら版」 (光文社新書)
光文社
price : ¥882
release : 2003-06-18

御伽草子 (日本古典文学大系新装版)
御伽草子 (日本古典文学大系新装版)
岩波書店
price : ¥3,873
release : 1991-12

源氏物語―その聖と俗
源氏物語―その聖と俗
法政大学出版局
price : ¥1,365
release : 1989-11

白氏文集 9 新釈漢文大系 (105)
白氏文集 9 新釈漢文大系 (105)
明治書院
price : ¥8,400
release : 2005-08

新編日本古典文学全集 (24) 源氏物語 (5)
新編日本古典文学全集 (24) 源氏物語 (5)
小学館
price : ¥4,680
release : 1997-06

日本書紀の真実―紀年論を解く (講談社選書メチエ)
日本書紀の真実―紀年論を解く (講談社選書メチエ)
講談社
price : ¥1,575
release : 2003-05

紀年問題の謎は解けたか。

 紀年問題は『日本書紀』の大きな謎でありながら、今なお齟齬のない解決案が提出されていません。しかし本書はこれまでの一般的な研究とは異なった手法を用いることによって、この謎に明快な答えを出していす。紀年問題というと我々一般の読者には近づきがたい難解なイメージがありますが、著者は平易な文章でこの問題の焦点、研究史をまとめており、「古代史には関心があるけど、紀年問題には手をつけてこなっかた」という読者にとってよいイントロダクションの役割を果たしつつ、明快な解答を提示しているところが大変魅力的です。古代史についてもっと深く知りたいという読者におススメの1冊といってよいでしょう。
西鶴が語る江戸のミステリー―怪談・奇談集
西鶴が語る江戸のミステリー―怪談・奇談集
ぺりかん社
price : ¥1,995
release : 2004-04

名演!Modern Jazz―BEST SELECTION by REQUEST
名演!Modern Jazz―BEST SELECTION by REQUEST
講談社
price : ¥1,325
release : 1987-03

愛蔵版 ザ・金瓶梅―金瓶梅全訳全一冊
愛蔵版 ザ・金瓶梅―金瓶梅全訳全一冊
第三書館
price : ¥2,100
release : 2006-09

現代語訳 とわずがたり (新潮文庫)
現代語訳 とわずがたり (新潮文庫)
新潮社
price : ¥407
release : 1988-03

額田王の暗号
額田王の暗号
新潮社
price : ¥1,275
release : 1990-08

定家八代抄―続王朝秀歌選〈下〉 (岩波文庫)
定家八代抄―続王朝秀歌選〈下〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥903
release : 1996-07

万葉びとのまなざし―万葉歌に景観をよむ (はなわ新書)
万葉びとのまなざし―万葉歌に景観をよむ (はなわ新書)
塙書房
price : ¥1,365
release : 2002-10

西鶴のおもしろさ―名篇を読む (勉誠新書)
西鶴のおもしろさ―名篇を読む (勉誠新書)
勉誠出版
price : ¥998
release : 2001-03

近松浄瑠璃集 (新 日本古典文学大系)
近松浄瑠璃集 (新 日本古典文学大系)
岩波書店
price : ¥4,077
release : 1993-09

神代の巻
神代の巻
築地書館
price : ¥2,520
release : 1990-02

新編日本古典文学全集 (13) 土佐日記 蜻蛉日記
新編日本古典文学全集 (13) 土佐日記 蜻蛉日記
小学館
price : ¥4,280
release : 1995-09

耳嚢〈上〉 (岩波文庫)
耳嚢〈上〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥1,050
release : 1991-01

読みやすいし内容もいい

岩波文庫の黄版といえば取っつきにくい本のように思われるかも知れません。しかし心配はいりません。文章は江戸期のものですし、声に出して読めばイメージしやすいでしょう。内容も現代の価値観では表現するのをためらう話が満載です。ぼくは上中下巻そろえて数年越しでつきあいました。
源氏物語を歩く
源氏物語を歩く
光風社出版
price : ¥1,325
release : 1994-05

古事記注釈 (第3巻)????ちくま学芸文庫
古事記注釈 (第3巻)????ちくま学芸文庫
筑摩書房
price : ¥1,365
release : 2005-08-10

人に話したくなる百人一首
人に話したくなる百人一首
ポプラ社
price : ¥1,523
release : 2004-12

良い本だと思います

暗唱できる夫に対抗すべく読みました。
歌の基盤となる知識がわかると、歌に対する奥行きが広がります。
高校生の時はどうしても、古典の文法が試験にでるために、ここまで読み込めませんでした。というよりも、読み込もうと思ってもいませんでした。歌にこめられた、技術、背景を知りながら、百人一首を楽しむことができます。
狩使本伊勢物語―復元と研究
狩使本伊勢物語―復元と研究
和泉書院
price : ¥3,990
release : 1998-09

金瓶梅―天下第一の奇書 (中公新書)
金瓶梅―天下第一の奇書 (中公新書)
中央公論社
price : ¥756
release : 1996-07

原書を読む前にどうぞ

金瓶梅といえば禁書、密書でありエロ本のイメージが強いと思う。だから原典や抄訳には手が出なかったが、梗概だけでもと期待して本書を手にした。
著者が言うには、例えばこの日の食事には何と何がでたとかいうのがうんざりするくらい繰り返し出てくるとか。すなわち日常の生活の記録であるらしい。当然食と性も出てくるわけで。そうなってくると、原典を読む気が萎えてしまった。
その中で各々のキャラクター分析をきちんと記載しているところが本書の素晴らしい点である。
この巨大な小説の外郭を把握するための入門書としては最高と思う。
未成年のまんまで―尾崎豊ストーリー (新潮文庫)
未成年のまんまで―尾崎豊ストーリー (新潮文庫)
新潮社
price : ¥407
release : 1987-11

マドンナ先生古典を語る〈2〉おとこ・女・いま・昔 (学研M文庫)
マドンナ先生古典を語る〈2〉おとこ・女・いま・昔 (学研M文庫)
学習研究社
price : ¥567
release : 2002-07

古典に近づけるBestな本

古典が大嫌いなものの、受験をしなければならない以上、
なんとかして古典に慣れ親しまなくちゃいけない、という人の、
「古典に近づくきっかけ」となる本。

実際私も古典が大嫌いでしたが、この本のお陰で、
古典の中にもこんなに面白い話があるんだ、と
とても楽しく、ページを開くのをわくわくして読みました。

これを買ってから、このバージョンの1の方も買ったのですが、
1より色々な出典から拾ってきてあるし、2のほうがより
面白く、また幅広い知識を得ることができると思いました。

1もいいですけど、たまに内容がかぶっているので、
私はこちらの2がオススメです。

有名なマドンナ先生の実体験も交えながら、

こんなに古典って楽しいのもあるんだ〜と、古典を知るきっかけ!になる本でした。

説話世界の熊野―弁慶の土壌
説話世界の熊野―弁慶の土壌
日本エディタースクール出版部
price : ¥2,243
release : 1991-08

漢文名作選〈第2集 6〉故事と語録
漢文名作選〈第2集 6〉故事と語録
大修館書店
price : ¥2,415
release : 1999-10

DATE: CATEGORY:・古典
ロックの創造者たち―28人のアーティストは語る
ロックの創造者たち―28人のアーティストは語る
CBS・ソニー出版
price : ¥2,039
release : 1987-01

歌がるた小倉百人一首 (角川文庫)
歌がるた小倉百人一首 (角川文庫)
角川書店
price : ¥580
release : 2004-11

田辺聖子の小倉百人一首 の子供版

天智天皇の1番から順に百人一首の歌について解説を加えた本です.歌の訳を紹介した後,文法事項,難しい単語,表現技巧,詠み手の生まれ,歌を詠んだときの境遇,歌に出てくる地名の解説,鑑賞と歌ごとにバランスよく解説していきます.かるたゲームをするときの常識についても語られ,百人一首を身近に感じることができます.中学生のサダ子さんと小学生のイエ太くんが狂言回しとして登場します.子供でも読めるように意図されて編集したのでしょう.かるた取りのあとに,お子さんに勧めてみるとよいです.
窯変 源氏物語〈5〉
窯変 源氏物語〈5〉
中央公論社
price : ¥1,631
release : 1991-09

絵合の栄え−「光」としての絶頂

この巻に収録されているのは、「蓬生(よもぎう)」「関屋(せきや)」「絵合(えあわせ)」「松風(まつかぜ)」「薄雲(うすぐも)」の五帖。

この中で、もっとも華やかで「光」輝くのは「絵合」。たぶん、全帖の中でも「紅葉賀」と「絵合」が光の絶頂を記した双璧だろう。前者は青年としての、後者は大臣(おどど)としての、「美しくある光の君」の瞬間をとらえたものであると思う。

まず、「蓬生(よもぎう)」。末摘花の君がただただ十年、光の君がお渡りになるのを待ち続けた窮乏と、乳母子「侍従」の恋ゆえの、姫に対する悩みを描いた帖。

末摘花には僧侶である兄以外に、一人だけ叔母がいて、侍従はそこの甥と関係を持っているので、末摘花と甥っ子との間で悩む。十年、光の君に忘れ去られ(中須磨・明石行の時間があるが)それでも待ち続ける末摘花。侍従の決断は?そして末摘花の決断と運命は?

はたしてこれは教訓話なのか?それとも現実に対する紫式部の皮肉なのか?コミカルという意味でおもしろい話だけれど・・・

次に「関屋」。光一行が石山寺詣でに来たとき、若い頃一度だけ関係を持った「空蝉」と光とのすれ違い。
多分、光本人を目の前にすれば絶対にこばめないと思う。私が光に指名されるとはとうてい思えないが、絶対に拒めない。

こばむのではなく、するりと逃げる空蝉。光が大臣で若い頃より自由が利かなかったのも空蝉にはよかったかもしれない。
光は牛車に文を送れど返事なし。彼女は蝉のように、抜け殻を残して去っていく。すべてから。

そして、「絵合」。光の、中年になる前の、若さからくる美しさの最後の輝き。以後は源氏の大臣として生きねばならない。若さの象徴、六条の御息所の死が、象徴的である。
政治家としての光は権中納言(元の左大臣家の中将)との駆け引きをせねばならない。なぜなら帝は「自分の子供」だから。自分の子供を守らねばならないから。

政治問題と駆け引きは、その家から出仕する女御・更衣に対する帝の寵愛がどこに向けられるか、ということによる。「帝は絵がお好き」そういうささいな(?)ことが、だから政治問題に発展する。

ある意味、このときが光のもっとも美しさが輝いた最後の瞬間だったと思う。
絵合の壮麗さは、ぜひ本書を読んでいただきたい。

「松風」。はるばる明石から京に来ようにも、田舎者である自分たちはなじめずかえってらしになると、都から少し離れた大井の邸に移り住む、明石の君と光との間にもうけた姫、そして明石の君の母。松風の音が、風流とともにわびしさをも奏でる。

ときどき(ひとによってはこれは「たまに」かもしれない)邸に訪れ、妻と濃密な時間を過ごす光。子供はかわいいものと、世俗的に娘をかわいがり、「家族」というものを初めて意識する。

だが政治的には、このままでは娘は無位無冠の腹から生まれた者になってしまう。光は決意する。明石の君も決心せねばならない・・・光は美しくある青年ではなく、すでに政治家なのだから。

最後に「薄雲」。光にとってはまさしく最愛であった藤壺の女院の死。
自分を愛さないことを憎んだ女の死。独り残された光。一緒に死にたいと思った光。

女院の死の哀しき中、帝は自分が産まれる元となった「あの日」のことを、その日女院の病の祈祷をしていた護持僧から知らされる。
光が真の父であったと。帝は、自分は”実の父”である光に「仕える」のではなく、ただ「仕えられている」という、そのことに対して深く心を悩ませる。

光にとって、「あの日」を知る者は自分と女院と、王命婦。光は命婦に詰め寄る。もちろん、命婦は否。そして、恐ろしい真実を光に告げる。

この場を貴方にどう表現して伝えればいいのか?ただ、読んでほしい。息を飲み、あるいは殺して、読んでほしい。
おそらく、これを契機に光は変わる。変わったのだと思う。それゆえに、この物語はまだ先に続く。

マンガ版 笑って読む封神演義 (講談社SOPHIA BOOKS)
マンガ版 笑って読む封神演義 (講談社SOPHIA BOOKS)
講談社
price : ¥1,680
release : 2000-08

三國志游學記
三國志游學記
新風舎
price : ¥1,155
release : 2006-02

著者と旅している感覚です

三国志の歴史的観点からの掘り下げではなく
著者の英雄達への思いを綴った 時空を越えた再会へのストーリー
史跡を探訪して行くにつれ 著者自身が一回りずつ成長している様を表しています。
アンダーグラウンドの中国を知り得れる作品として お勧めです。
王朝物語秀歌選〈下〉 (岩波文庫)
王朝物語秀歌選〈下〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥840
release : 1989-02

日本随筆大成〈第3期‐第2巻〉
日本随筆大成〈第3期‐第2巻〉
吉川弘文館
price : ¥2,940
release : 1995-05

王朝物語秀歌選 (上) (岩波文庫)
王朝物語秀歌選 (上) (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥840
release : 1987-11

散逸物語の和歌も収められていますが

 定家卿の撰になる『物語二百番歌合』と『風葉和歌集』(上)とが収録されています。 『源氏物語』はもとより、『狭衣物語』や『夜の寝覚』、『うつぼ物語』、『とりかへばや』などの物語文学、さらには今は散逸して伝わらない『御垣が原』や『しのぶもぢずり』、『雲井の月』、『梅めづるの宮』、『青柳の宮』等々の王朝物語から数々の秀歌が選び出されていて興味深い本です。
しかしながら、本書には『風葉和歌集』の上しか収められて居らず、『風葉和歌集』の下および『源氏物語歌合』、それに解説や索引などは「王朝物語秀歌選(下)」に入っているため、結局のところ上下二冊をともに購入しなくてはならなくなってしまいます。
将門記
将門記
勉誠社
price : ¥2,310
release : 1997-08

三国志演義 (岩波新書)
三国志演義 (岩波新書)
岩波書店
price : ¥777
release : 1994-08

三国志演義好きにとっては必読書

本書は正史・三国志(西晋時代に陳寿が著述)から明代・羅漢中により三国志演義成立に至る歴史を述べ、かつ三国志演技の構造、魅力の源泉を浮き彫りにしてくれる、三国志演義好きには格好の名著。第一章で正史に既に後の蜀正統論に至る仕掛けがあったことに驚く。第二章では民衆の語り物としての三国志の変遷を、今にテキストが残る三国志平話(元代刊行)に基づいて説く。演義と異なり張飛の活躍が目立ち、カタルシスを求める民衆に応えて、武人中心の破天荒な物語となったことは興味深い。第三章で平話を洗練する形で演義が文学性を高めたことを、英雄・関羽と敵役ながら憎めない曹操の性格付けとを対比させて説く。私も大好きな、敗走する曹操を恩義がある関羽が見逃す華容道の名場面ぶりの著者の力説は微笑ましいぐらいだ。第四章は劉備・曹操・孫権という演義第一世代の中心人物を論じる。虚なる中心・劉備、悪役性を強調しつつ魅力的な面も描かれる曹操の複雑な性格付けが演義を単純な善玉対悪玉の物語ではない、文学的成熟度の高いものにしたとの指摘は鋭い。第五章では演義後半の主人公・諸葛孔明に焦点をあて、民間口承の中で魔法物語的要素が孔明に結実したことを説く。物語の幅が広がり面白さが増したことは確かだ。それに対して呉の周瑜は徹底的にコケにされる。総じて呉の人物はよく描かれないが、同じ孔明のライバルでも司馬仲達は周瑜ほど戯画化されなかったのは何故か等は、本書を読んで確かめて下さい。超雲を士大夫美学の結晶と捉えるのにも賛成する。第六章では、筍いく等名脇役達の演義の中での位置付けを整理する。

このように、本書は三国志演義成立に至る歴史及びその中で純化されたものが、史実の枠を大きく越えることなく数多の登場人物にいかに付与されたかを説得力をもって整理してくれ、特に演義を読んだ人・TVドラマを観た人にはお薦めの好著である。
十二神将
十二神将
毎日新聞社
price : ¥1,890
release : 1987-02-10

完訳 千一夜物語〈9〉 (岩波文庫)
完訳 千一夜物語〈9〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥840
release : 1988-07

第9巻

 「眼を覚ました永眠の男の物語」おなじみのハールーン・アル・ラシードが、またたちの悪いいたずらをしでかしている。もっとも、少々仕返しされているが。
 「無精な若者の物語」この若者は相当なものぐさ太郎で、ほとんど病気だが、謎の猿によって裕福になるという話である。
 「若者ヌールと勇ましいフランク王女の物語」ヨーロッパ人が好意的に書かれた一例。と言っても主人公だけ特別扱いなんだが。男の性的不能を嘲る詩が出てきたりする。
 「処女の鏡の驚くべき物語」西洋の文学で、処女にこだわった著述は山ほどあるんだが、これは相当なこだわりを感じさせる話だ。
 最後に「アラジンと魔法のランプの物語」所収。アラジンのキャラクターが魅力的である。
傍注 万葉秀歌選〈2〉
傍注 万葉秀歌選〈2〉
四季社
price : ¥2,940
release : 2003-09

秀歌300首の懇切丁寧な解説に万葉がより身近に

 この道の権威者による〈しみ通るような〉名講義の活字化。傍注という体裁が親切だ。「しかも隠すか」のすぐ横に「このように隠すのか」と要所要所に口語訳がつけられている。もちろん後の方にまとめて通釈はあるが、長歌の場合など、離れすぎて目移りがする。その欠を補う意味でこの形式は読者に親切と言える。解説が詳しく長くなっている場合、例えば「諌言を無視した行幸」「残された妻の心」というように小見出しを付けている。
 著者は「万葉集」を友人にしてほしい、と念じている。「この書物を各家庭にぜひ揃えてもらいたい」というほどの自信がある。「家族ぐるみ、随時ひらいてくれるとうれしい」とも述べられるということは、「万葉集」が古今に通じる国民文学であるという前提からであろう。
「誦む、考える、楽しむ」という三段階で「万葉集」を友人にしてほしいと繰り返し述べている。要するに、万葉の心を〈主体的に楽しむ〉ことが最も大切なことであると言いたいのである。 
史記物語 楚漢篇
史記物語 楚漢篇
白帝社
price : ¥1,890
release : 1997-09

傍注 万葉秀歌選〈1〉
傍注 万葉秀歌選〈1〉
四季社
price : ¥2,940
release : 2003-05

平安文学研究ハンドブック
平安文学研究ハンドブック
和泉書院
price : ¥2,625
release : 2004-05

論語 (新書漢文大系)
論語 (新書漢文大系)
明治書院
price : ¥1,050
release : 2002-07

解説が丁寧

なるほどとおもわせる、わかりやすい解説で、読み進めやすかった。
古事記夜話
古事記夜話
たちばな出版
price : ¥1,890
release : 2001-09

和歌文学大系   3  萬葉集(三) (和歌文学大系)
和歌文学大系 3 萬葉集(三) (和歌文学大系)
明治書院
price : ¥11,550
release : 2006-07-25

孫子・呉子 (新書漢文大系)
孫子・呉子 (新書漢文大系)
明治書院
price : ¥1,050
release : 2002-07

教養としての中国兵法

「新釈漢文大系」として既刊のものをコンパクトにわかりやすく編集したもので、
『本文(書き下し文)』、『解釈(現代語訳)』、『背景』から構成されている。
『背景』では当時の戦争形態、社会情勢、思想(五行思想)等を簡単に解説している。
また、孫子が古今の日本において及ぼした影響等についても事例をあげつつ述べられている。
「史記」や「戦国策」等からの引用が多いのも特徴である。

個人的には、本書は浅野氏や金谷氏による類書のような詳細な解説や注釈はなされておらず、少し物足りなさを感じた。
また基本的に竹簡孫子の発見による成果も盛りこまれておらず、新発見の内容について簡単に触れられている程度であるのも残念だ。

また、孫子呉子を新書一冊に収録する以上致し方ないと思われるが、原文が収録されていないという問題がある。
よって原文から自分なりの解釈をし、理解を深めたいと考える人には不向きである。
ただ、簡単な概略を知りたいのだ、という人には本書のように原文を省いた構成のほうがすっきりして読みやすいのかも知れない。

上述のような幾つかの点が気になったものの、全体としてみた時、
孫子呉子の概略と、関連する一般的な知識を、手軽に得ることができるという点で優れていると言える。
この本は孫子呉子を軍事理論として読むのには向かないが、
古くから日本で読まれた漢籍の一つとして、教養の書として読むのには向いていると言える。
『古語拾遺』を読む
『古語拾遺』を読む
右文書院
price : ¥2,520
release : 2004-03

好かれる女・嫌われる女―源氏物語の恋と現代
好かれる女・嫌われる女―源氏物語の恋と現代
新典社
price : ¥1,250
release : 2002-10-18

もっと知りたい源氏物語
もっと知りたい源氏物語
日本実業出版社
price : ¥1,575
release : 2004-04

凄すぎる源氏物語の解説書

源氏物語の解説書という意味では「学校では教えない教科書『面白いほどよく分かる源氏物語』」(同著者)と同じで実際内容も一部重複している。しかし、『面白いほどよく分かる』が物語に沿って縦割りに1テーマにつき2ページで書かれているのに対してこちらは横割りで形式にとらわれず思う存分書かれている。第一章が登場人物、第二章が衣食住の時代背景、第三章が土地・建物、第四章が召使と主人の関係、第五章が絵画・音楽・書等、第六章が占い・物の怪・宗教、第七章が紫式部の人物像から見た作品分析といった具合である。本書について特筆すべきことは図表(「光源氏のセックス年表」、「登場人物たちの顔と体格の一覧表」、「登場人物官位表」、「後宮の住人変遷図」、「主な建物の相続関係」等等)。さり気なくではあるが、半端でなく気合と年季の入った図表の数々。伊達に十年以上も下ネタ交えて「源氏物語」を語ってないぞ!と言った感じである。
大唐西域記〈2〉 (東洋文庫)
大唐西域記〈2〉 (東洋文庫)
平凡社
price : ¥2,940
release : 1999-06

史記〈5〉―列伝〈1〉 (ちくま学芸文庫)
史記〈5〉―列伝〈1〉 (ちくま学芸文庫)
筑摩書房
price : ¥1,260
release : 1995-05

私の漢文講義
私の漢文講義
大修館書店
price : ¥2,100
release : 1995-10

漢文、訓読、よくやっとく!(それは設楽先生の言)

高校の頃、漢文の先生が「漢文訓読、よくやっとく」とおっしゃっていました。当時も興味はあったのですが、あまり勉強しませんでした。言葉が不自由だと感じ、妙な新語に違和感を感じる今日この頃、もう一度漢文を勉強してみたいと思うようになりました。何事も自分をもっと奥へと推し進める導入部があるとその後はスムーズに進めるものです。この本は、その役に立ちました。
「漢文は暗誦しなければならない。」と書いてあります。「素読ってどうやるんだろうか?」と思った時期もありましたが、訓読を声に出して読んだほうが、日本語力をつけるのにはよいという確信を得ましたので、漢文の勉強は朗読・朗誦とあわせてやっていきたいと思います。
近世・釣り文学 (集成 日本の釣り文学)
近世・釣り文学 (集成 日本の釣り文学)
作品社
price : ¥2,854
release : 1997-02

近松母と子、女と男のコミュニケーション (平凡社選書)
近松母と子、女と男のコミュニケーション (平凡社選書)
平凡社
price : ¥2,415
release : 2001-09

新編日本古典文学全集 (44) 方丈記 徒然草 正方眼蔵随聞記 歎異抄 1
新編日本古典文学全集 (44) 方丈記 徒然草 正方眼蔵随聞記 歎異抄 1
小学館
price : ¥4,890
release : 1995-02

万葉集〈1〉 (和歌文学大系)
万葉集〈1〉 (和歌文学大系)
明治書院
price : ¥5,040
release : 1997-07

近松に親しむ―その時代と人・作品 (IZUMI BOOKS)
近松に親しむ―その時代と人・作品 (IZUMI BOOKS)
和泉書院
price : ¥1,260
release : 2001-12

万葉集と古代韓国語―枕詞に隠された秘密
万葉集と古代韓国語―枕詞に隠された秘密
筑摩書房
price : ¥693
release : 1998-08

万葉集の枕詞を古代韓国語、正確に言えば「新羅語」で解釈する試み

古代の朝鮮半島の言語は高句麗・加耶(任那)・百済・新羅の言葉が認められ、高句麗と加耶の言葉は旧満州の扶余の系統である。倭語は扶余の言葉を基層するらしい(高句麗語と倭語の数詞等の語彙