Author:店 長 大ちゃんの本屋さんへようこそ!
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漢字で書かれた名前の読み、地域別のモンスター索引、出典情報など、読者のために親切な付録も施されていて、かゆい所に手が届くようになっています。テーブルトークRPGやFFをされている場合、参考資料として手元に置いておくこともできるでしょう。紹介されているモンスターの多さと、付録の有用さを考えれば、この値段は安すぎると言っていいでしょう。
イラストはこの本のための書き下ろしですが、モンスターの身体的特徴をうまく表現しています。下手にオリジナルを転載すれば、本文とイラストが違う、などといった混乱を招いていたことでしょう。また、大多数のモンスターは、原典版の絵が描かれていないことの方が多いのです。
この本の用途は百科事典です。奥深く突っ込んだ専門書とは違います。くれぐれもこのことを理解した上で購入し、末永く愛用してください。
物語は孤独な中年写植屋・波多野善二の所へ高校の同級生で詐欺師の相川真が転がり込むことから始まる。相川にもらった睡眠薬を酒で流し込んだ波多野は、無意識のうちに電算写植機「一休」で一編の美しい散文を書き上げる。それを幽霊が人間に取り憑いて書いたものと偽り、二人は大手出版社に持ち込むが、編集者・宇井美咲に虚偽を見抜かれてしまう・・・
相川の詐欺の手口に絡んでうねるギャグ、ラリった波多野が乱打する文章から溢れ出る才気。印刷会社の営業、広告代理店勤務、ドラッグなど、自らの実体験を娯楽色ゆたかに紡いだ、一級のエンタテインメントだ。なお、この小説は、豊川悦司・佐藤浩市・鈴木保奈美をメインキャストに「Lie lie Lie」の名で映画化されている。こちらもおすすめ。
中島らもは、生きながらにしてどこか仙人のような人だった。だから、彼がもうこの世にいないということがピンとこない。いまだにキツネにつままれたような気分だ。実を言えば、「階段落ち」をネタにした作者不詳の小説が出まわらないかと、密かに、そして真剣に、期待しているのだ。
本書にはこの言葉を贈りたいです。精神面での豊かさとはどういうことなのか、考え・育てるきっかけを与えてくれました。
−しかしわたしは何よりもまず、わたし自身とひとつでありたい−−私たちは結局、みな孤独である。ひとりでいるということを、もう一度はじめから学びなおさなければならないー
新潮社からの文庫もありますが、こちらの訳の方が女性らしさがうまく表れていてわたし好みです。
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