Author:店 長 大ちゃんの本屋さんへようこそ!
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ジュリアンのファンには胸の痛い展開ですが、今回も最高の料理(レシピつき)とハラハラドキドキが満載で、最後はほっとできる温かさ。安心して読めます。
田中芳樹氏の歴史観を見事に反映した、名作といえるでしょう。歴史物にありがちな、史実を書くのではなく、物語としての圧倒的な存在感、同氏の力量が存分に発揮されています。
内容ですが最後の方にいくにつれ近藤勇は誇りと義を大切に生き、歳三は最後まで抵抗して戦う事を決意して生きていき。。。。。新撰組結成当初の8人はそれぞれ道が違ってもいつまでも大事な友という近藤勇の気持ちにとても共感がもてました。(去年放送された某番組の近藤さんそのものです)
あと最後、近藤勇が連行されていくとき野村がどうしても一緒に行きたいと懇願した時に言った台詞”俺と相馬は互いが半身のような親友です。俺が局長についていき相馬が最後まで副長に従うと”互いが互いを想い身を捨ててまで守ろうとする歳三と近藤。それと合わせるかのようにそれぞれが大事な二人を命をかけて守ろうとする野村と相馬。凄くかっこいいと同時にそういう男同士の友情がいいなぁと思いました。
マダム・ロワイヤルなるアントワネットの娘が、彼女の母親の最後の様子を書き記した弁護士の随想録を、悪名高いプレイボーイ(死語)司祭と娼婦に朗読させるという趣向である。それによって臨場感がいや増し、アントワネットの人間像が浮かび上がってくる。ツワイクの言うとおり、その平凡性ゆえに国家を統治する一国の后の荷が重かったのだと片付けることはあたっているのかもしれない。でも、彼女には彼女の生きた社会でのルールがあり、彼女はそこで生きるのに精一杯だったのだろう。
なににせよ、架空の人物、司祭と娼婦の場面が当時の風俗を語っていてなかなか興味深い。マダムとの関係の必然性などは?だが、当時の興味も、現代の興味も、人間の営みにさして変わりはないのだと感じさせてくれた。
著者の作品ははじめて読んだ。ヨーロッパの歴史に造詣が深く、とても信頼が置ける。かつて「ベルばら」を教科書代わりとしたように、著者の作品で教科書では味わえない歴史の面白さを感じることができた。歴史は人間のドラマだからだ。
なぜならその間、ほかの時代物を読んでもなんとなく物足りなかったからである。その物足りなさの所以とは、まず第一に江戸言葉、そして当時の文化。都筑センセーのそれは、『センセー、その時代に生きてたんじゃないの?!』というくらい活き活きとして粋で自然で、テンポの良い会話を読んでいるだけで
わくわくして、なんとはなしに幸福感さえ覚えるほどなのだ。文中でさりげなく紹介・説明される江戸の風俗や文化も分かりやすくていい。
未読の方・・ぜひ、『本物の』江戸時代が垣間見えるような・・・しかも遊び心や洒落に富んだ捕り物帖を読んでみてはいかがですか?ただ、時を現代から江戸に移しただけの時代小説とは、
一味もふた味も、いや、それ以上に違う面白さに夢中になること請け合いです。
近藤・沖田は勿論、助勤以下の隊士も丁寧に書かれており、特に土方が戦地で唐突に聞かされる原田の最後のエピソードは見事の一言。
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