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DATE: CATEGORY:・エッセー・随筆
火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
講談社
price : ¥1,155
release : 1996/06

職人だな〜

地道に活動していた方だけあって、派手な装飾語も無く、淡々とた言葉で
自分とその周辺の芸術家を語っています。
時代がそうだったとはいえ、取材や新しい技術を会得するまで多くの
土地を歩き回る熱意と行動力。作風やこの文章表現からは伺えないような
熱さが染み入るように伝わってきます。
あるようなないような (中公文庫)
あるようなないような (中公文庫)
中央公論新社
price : ¥620
release : 2002/10

こんな日があってもいい。

川上弘美さんの本を読むと、現実と折り合いをつけるのに疲れたら、思いっ切り自分の世界に浸ってもいいんだ、という気になります。
このエッセイも、いいんだ、自分がこんなに変でも、いいんだ、いろんなことが不器用でできなくても。という気になりました。
驚きは、作文が苦手だったこと。高校3年で、創作で内容をでっちあげる?までは、えんえん赤ちゃんだった弟さん(当然どんどん大きくなっていく筈なのに)のことを書き続けていた、それほどまでに作文が苦手だったということです。
また印象的な話は、「こまること」で、春になってしたくないのについつい春の陽気につられて挨拶してしまってきまづく世間話をするくだりもかかれており、正直だし、いいな、と思ってしまいました。
新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)
新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)
角川書店
price : ¥760
release : 2000/09

120年近く前の日本の景色、人情、習慣などをべた褒め

筆者ラフカディオ ハーンは横浜に到着してその後まもなく松江で過ごした。とにかくハーンは日本のことがとても気に入った。それは、ハーンの父がアイルランド人、母がギリシア人で自然を愛する習慣をもつお国柄が関係したのかもしれない。また、人種に対してあまり好き嫌いが無く米国では黒人との混血の女性と同棲してたし、日本では松江に赴任後すぐに日本人の妻を正式の妻としている。日本の自然、日本人の性格、物腰、などに理解があり日本人の微笑については今の日本人にも通じるところがある。
興味深かったのは
○英国人に仕えていた年老いた日本人の切腹の話でこれは一寸哀しい。
○松江の近郊の集落が実名で書かれているが、片方の集落の人々は皆器量が悪い、もう一方の集落の人は皆器量がいいとのこと、今その集落はどうなったかな。
○学校の教師と生徒の話で、先生は決して生徒をなぐったり怒鳴ったり恥をかかせたりしないとのこと。

書いてあることを皆信じるわけではないけれど、これだけ褒められれば嫌な気はしませんね。
少年カフカ
少年カフカ
新潮社
price : ¥998
release : 2003/06/11

ひまつぶしにはちょっと。。

ひまつぶしにと思って読むと、結構内容が深くて考えさせられる。

むしろ、何か悩み事があってでも適当に相談する人がいないときに読んでみると、
救われる感があるかも。

でも、来たメールすべて読んで選んでいるのかな。
それって相当すごい。
ホメロスを楽しむために (新潮文庫)
ホメロスを楽しむために (新潮文庫)
新潮社
price : ¥580
release : 2000/10

教養もつくうえ、シンプルに楽しめる本

シンプルかつスパイスのきいた本。
時々著者のエピソードや、解釈なども読み取れてとても楽しい。時間を忘れ、一日で読みきってしまいました。こういう類の本は教科書的になりがちですが、気取らず、古典に愛のあるツッコミをいれる、阿刀田スパイスがふんだんに効いています。
ギリシア神話の基礎知識があればさらに分かりやすいと思います。是非それは「ギリシア神話を知っていますか。」で。 こういうダイジェスト版で、大体のあらすじを知ると、古典を読むのも簡単になると思います。
美しい言い回しなどは、やはり原本をよむのがいいんでしょうが。。
その後の美術鑑賞が、ぐんと楽しくなること間違いなしです☆☆☆
失楽園の向こう側 (小学館文庫)
失楽園の向こう側 (小学館文庫)
小学館
price : ¥650
release : 2006/03/07

偉大なる粘着質

橋本治はいつもくどくどくどくどいう。
たぶん、もともと性格が粘着質なのと、そういうふうにいわないと、自分より頭の悪い奴にはわからないだろうから、という親切心なのであろう。
しかし、それが度を越しているために、サラッというよりわかりにくい、というふうにいつもなってしまう。
たとえば、井沢元彦の文章と比べてみるとよい。同じ頭がよい人が書いた文章であっても、回り道をせずズバズバいわれたほうが、読む気が萎えにくい。
思考する習慣のない奴にも訓練を施そう、というなら、それは逆効果というものである。
思考する習慣のないような奴というのは、くどくどした文章など読まないのが普通だからである。
とまあ、私は長年橋本の本をななめに読んでは投げているのであるが、この作品は、つまりは「先細りの経済」をどう生きるか、と言っているようであった。
いつものようにくどくどくどくど、三行ですむことを何ページもいうのであるが、「これが結論だ」とは絶対にいいたくない性格の橋本の隠された結論というのは、どうやら「俺のようにフリーになってみりゃいいじゃん」ということにしか思えぬ。
あのう…自分を基準にされても困るんですけど。誰もが東大を出ているわけではないし。誰もが頭もよく、編み物もできる、などという人間にはなれないし。
「ドームの外に出ろ」というのは、「俺のようにフリーになってみりゃいいじゃん」ということとしか思えないが、もっと、サラッといえませんかね。
性格というのは、年とともに欠点が突化するらしい。
池波正太郎のそうざい料理帖〈巻2〉 (深夜倶楽部)
池波正太郎のそうざい料理帖〈巻2〉 (深夜倶楽部)
平凡社
price : ¥1,470
release : 2004/12

じゅんの恩返し 時代への親孝行
じゅんの恩返し 時代への親孝行
ソフトバンククリエイティブ
price : ¥1,795
release : 2006/11/22

iPodで観るのは危険か!?

ふぅぅぅ・・・・。ようやく「読了」です・・・。「読了」というか「観終わった」ですね。

本書は、ネットの「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載された「じゅんの恩返し」という映像コラムを1冊にまとめた本で、付録にDVD-ROMが付いています。収録時間は、と言いますと、ナンと10時間!!ブックレビューを読む限り肩がこらずに気軽に流して「読める」本かと思ってたのですが・・観はじめると思いっきりディープな内容で御座いました。

「じゅんの恩返し」というのは収録時間が毎回5分?15分前後でみうらじゅんさんが思いいれのあるヒトやモノにつき独白するというもの。これが50回+オマケ。即ち10時間、延延とじゅんさんがしゃべり続けます。ビートルズ/ボブ・ディラン系、谷ナオミ(伝説のSM女優、大爆笑)、レインボーマン(爆笑)、ファミコン系(ここディープ。大爆笑!)、ハマーフィルム(巨乳ネタ、爆笑)、奥村チヨ・小川ローザから乙葉まで・・・・’70後半?’80くらいのカルチャーがわかる方でないと面白くないネタ、時代を超えて面白いネタがないまぜになってドコから観ても面白い!(やっぱり「シモ」が多いですが)・・・これもじゅんさんのTALK力のなせる技か!?話の展開に合わせて出される「小ネタ」と本筋の「大ネタ」の組み合わせが絶妙でグイグイ引きこまれます。インタビュアー(?)の女性とわたしの笑いのツボが不思議と一緒だった。
東京育ちの東京論―東と西の文化が共生する都市
東京育ちの東京論―東と西の文化が共生する都市
PHP研究所
price : ¥693
release : 2002/01

東京の都市計画論

伊藤教授による、東京の都市計画論。
東京や大阪は鉄道を中心に町が発展してきました。

東京は、それぞれ沿線開発にズレがあるため、
それぞれの沿線毎に同じような世代が住む傾向にある。
そのため、脚光を浴びる路線も
その世代の年齢に合わせ、移動していくものである。

これだけ車が発達している中でも、

鉄道中心に町が発展しているという点が興味深い。

また、東京は300km圏に拡大しつつあるが
新幹線で勘案すると、この地域までカバーされているのかと
この地域まで、これだけで行けるのか、
通勤圏ではないか、
改めて、東京圏をマップとしてみると驚きです。

デポー39ものがたり
デポー39ものがたり
主婦の友社
price : ¥1,680
release : 2006/11/01

この店好きでした。

玉川田園調布にあった頃から、自由が丘に移った時も、この店が大好きでした。
日本じゃ無いような、一歩踏み込んだら別世界。
鑑賞するだけでもうれしかったこの店の終りまでを書いてあります。
もうなくなってしまったけど、そんなお店の一生をお店に責任者の方が書いた本でした。

異国の窓から (文春文庫)
異国の窓から (文春文庫)
文藝春秋
price : ¥470
release : 1996/02

ドナウの旅人を読んだすべての人にお勧めです

小説「ドナウの旅人」を書くために著者が訪れた、ドナウ河の源流から河口までの旅のエッセイ。
作家ならではの、その土地土地に対する、するどい視点も読み応えがありますが、何より、著者の体験したことがそのまま小説の題材になっているのが面白い。

レストランでのちょっとしたやりとりや、現地の人々との交流、感動した景色など、宮本輝はこのようにして小説を書いているんだなぁ、と興味深く読みました。
始めに「ドナウの旅人」を読んで、忘れないうちにこのエッセイを読むのをお勧めします。

テースト・オブ・苦虫〈1〉
テースト・オブ・苦虫〈1〉
中央公論新社
price : ¥1,785
release : 2002/11

あまりに面白すぎてついていけない・・・・

 正直、読むのに凄く疲れました。
 すごく面白いショートショートなんですが、とにかく支離滅裂で脳内映像が飛びまくり。まるで○人の書。面白い文章なんですが、私には意味がよく理解できなかった気がします。もっとも理解というより、感覚を味わう本のような気もしますが。
 町田 康さんの生粋のファン向け小説といった感じですね。傑作だとは思います。
甘露なごほうび
甘露なごほうび
マガジンハウス
price : ¥1,575
release : 2003/08/21

楽しい

食べる事にあんまり執着の無い私でも、楽しく読めました。
パンやうどんを粉モノと呼び、粉の旨味がする・・・と食べ物の素材感を
楽しんで食べている所は、「ははぁー、こういう楽しみ方、食べ方もあったのねー」
と生活の中で食べるのも、動くのも楽しんじゃえーと云う、彼女のポジティブなパワーも
感じられて、パート2も買ってしまいました。
芸能人モノは、好きではないけれど、気まぐれに、
私にも甘露なご褒美を・・・とタイトルのロゴに惹かれてしまった。
文章を読んで、こういう生き方をしているから、
おにゃン子時代から今まで、ずっと廃れずに芸能界に居られるのかも・・・と
納得出来たところもあり、単なる食べ物紹介以外に知る事もあった一冊です。
イマジン・ノート (集英社文庫)
イマジン・ノート (集英社文庫)
集英社
price : ¥540
release : 2002/03

自分もあった被害者意識

槇村さんのマンガが好きで、「白のファルーカ」「ダンシングゼネレーション」「まみあな四重奏」ダンスシーンやファッションがきれい。

そんな人がどんな思い出書いていたのか、それを知った時とても衝撃的だった。
マンガの中での出来事より、槇村さん自身が強烈に残ってしまった。
そんな思いをして、マンガを描いていたなんて私には到底出来ない

読んで思った、「被害者意識」私も思い当たるなぁ・・・

「なんで私が」って思ってるあなたが読んで欲しい。
わが百味真髄 (中公文庫BIBLIO)
わが百味真髄 (中公文庫BIBLIO)
中央公論新社
price : ¥840
release : 2006/02

うまさ

 1976年に講談社から出た単行本の文庫化。
 壇一雄は「日本の三大美食エッセイストのひとり」と評されているらしいが、まさにそのとおり。素晴らしい本だった。
 軽妙な文章、豊富な食の体験、奥深い人間性と三拍子そろっていて、文章を通して美味しさが伝わってくる。
 エッセイの一篇一篇はわずか数頁だが、スッポン、濁り酒、ジュンサイ、ジネンジョなど、いずれの話も印象深い。飾らない文体も心地よい。
 一気に読んでしまうのはもったいない一冊。じっくりと味わって欲しい。
街道をゆく (6) (朝日文芸文庫)
街道をゆく (6) (朝日文芸文庫)
朝日新聞社
price : ¥462
release : 1978/12

文学的な一作

「司馬史観」
という言葉で呼ばれるように、司馬氏には独特の歴史観と感性がある。
街道をゆくシリーズは、各地の風景に触れ、司馬氏のその感性と歴史観が最も
如実に表現されるシリーズである。
が、この一冊については、シリーズ中では異例と言う程に文学的な感傷がある。
竹富島の白砂を見て輪廻に思いを馳せるシーンなどは特に詩的である。

作中、司馬氏は沖縄について考えると平静な気持ちでいられないこと、
また逆にここに原倭人の風景を見るような思いがして晴ればれとした気持ちになる、
ということを述べている。
この矛盾するような逡巡の行方はどうなったのだろうか。

与那国島での一夜。浜辺で泥酔し、大阪弁でくだを巻く学生の姿があった。
「本土が沖縄に何をしたか知っているか。沖縄の苦しみもしらないで、何や」
その後村の劇場で、司馬氏が地元の人に酒を勧められるシーンがある。
「さっき海岸でひろった紙コップですが、どうですか」
これについて司馬氏は
”おそらくさっきの浜で、あの学生たちが捨てたものではないかと私は思ったりした”
こう言って、この作品はプッツリと終わってしまう。

これは事実の描写ではなく、恐らく創作のシーンだと感じる。
離島の悲惨史について、司馬氏は直接的な言葉で意見することはなかったが、
このラストシーンで、何事かを示唆しているのではないか。
その何事かが何かは、結局司馬氏の中でも答えが出なかったような気がする。
ゆえにこの文学的隠喩で幕を下ろさせることになったのだろう。

倭人のルーツを感じた日本の西の果て、そこで感じた感傷は、
単に懐かしく甘いだけではなかったに違いない。
意味という病 (講談社文芸文庫)
意味という病 (講談社文芸文庫)
講談社
price : ¥1,155
release : 1989/10

「意味という病」にとりつかれたら

「意味」で世界を束ねることは可能か。
束ねようとする試み自体が、病理なのではないか。
「意味」の意味が、その合理性ゆえに自滅するように思えた。
スコープ少年の不思議な旅
スコープ少年の不思議な旅
パロル舎
price : ¥1,785
release : 2005/11

レンズの向こう側

丸く切り取られた写真が続きます。
被写体は小箱の中に閉じ込められた、小さな部屋だったり
廊下だったり、庭だったりします。

個人的に気に入ったのは長く続く廊下の写真でした。
長い廊下の壁に、無数に並んだドアと、
何故かそれに向き合うよう並べられた椅子とテーブル。
静寂で、一見陰鬱に感じる風景なのですが、
窓からこぼれる明るい光(午前中の陽光に見えます)に救われるのです。

作品は退廃的な風景が多いのですが、ほとんどに窓やドアがあり、
そこから見える外の景色や光がとても綺麗です。
光の当て方によって全然違う雰囲気になる小箱もあるらしく、
その精巧な造りに感心させられます。


ただ、大きな写真でちゃんと紹介されていない作品が数点あるようで
(終わりのほうに小さく載ってました)、それが残念だったので☆4つで。
「おじさん」的思考
「おじさん」的思考
晶文社
price : ¥1,995
release : 2002/04/06

このおじさんについて行く

いやー、まいった。正しい「おじさん」のあり方を語るその口ぶりといったら、文章に腰が入っている。そばも、文章も同じようなもので、「こし」が入っているかどうかで、食べ心地、読み心地もまったく違うんですねー。

はじめてわかる国語 (講談社文庫)
はじめてわかる国語 (講談社文庫)
講談社
price : ¥650
release : 2006/02/16

言いたいことがきちんと伝わる文章

 谷崎潤一郎は『文章読本』で文章の要素には、用語・調子・文体・体裁・品格・含蓄の六つがあるという。初めに、文章は実用的でいいと言いながら、品格や含蓄まで求めるのは矛盾していると著者は指摘する。谷崎の説く論旨には納得できないが、誰にでもよく分かるように「難解な言い方を避け、意味の濁りのないように」正確に伝達することことが文章の目的であると考えている。いい文章は言いたいことがきちんと伝わることであると強調している(雅)
いいとこどりの女 (講談社文庫)
いいとこどりの女 (講談社文庫)
講談社
price : ¥520
release : 2006/06/15

ハードボイルド (ハヤカワ文庫JA)
ハードボイルド (ハヤカワ文庫JA)
早川書房
price : ¥630
release : 2005/04/21

原氏の作品の原点がここに

「そして夜は甦る」「私が殺した少女」などで和製ハードボイルドの境地を築いた著者のエッセイ集「ミステリオーソ」が
ついに文庫版になりました。

今回の文庫版では単行本「ミステリオーソ」だけでなく、後に発表されたエッセイ・短編・対談などもまとめられ、
「ミステリオーソ」「ハードボイルド」として2分冊になりました。

「ハードボイルド」では、著者が影響を受けた作家・作品や著者の仕事としている「小説を書くこと」について、
そして、ハードボイルド作家対談として船戸与一氏との対談、あちこちで出没(?)する
小説以外の沢崎シリーズや単行本未収録短編などなど本当に盛り沢山の内容です。

特にレイモンド・チャンドラーに関しては1章を費やしていますし、
小説外の沢崎シリーズ等は収録されにくいものです。
それが、このように収録され、楽しめる。
なかなか無いですよ!こんな本は。。。

「ミステリオーソ」でも述べさせていただきましたが、原氏のFANであれば、
「ハードボイルド」は「ミステリオーソ」とあわせてもっておきたい本です。

諸君、これが礼儀作法だ! (新潮文庫)
諸君、これが礼儀作法だ! (新潮文庫)
新潮社
price : ¥580
release : 2006/03

山口瞳さんの本には、「礼儀」と「作法」の書籍が多いが・・・

 「礼儀」「作法」と「マナー」「規則」「規律」とは異なる部分がある。「倫理」と「道徳」が異なるように。 この一見似ていて非なるものを山口さんは細かい点を引き合いに出しながら、論じてきた。 今、この「微妙な違い」が理解される社会状況にあるかは、やや懐疑的にならざるを得ないが、「理解できない人間は、人生を半分しか生きてない」というしかないだろう。 ただ、類書が多数出ていること、私自身は「男性自身」含め入手可能な山口瞳本を読破しているので、この種のほんの氾濫は、山口さんの最も嫌った「商業主義」とも思える。 で、☆1つ原点。


21世紀 仏教への旅 インド編・上 (21世紀 仏教への旅)
21世紀 仏教への旅 インド編・上 (21世紀 仏教への旅)
講談社
price : ¥1,785
release : 2006/11/28

インド仏教の盛衰

数年前に「百寺巡礼」を果たした筆者が、仏教発祥の地を訪ねブッダの足跡を辿る。
根強いカースト制度の真っ只中で、どのようにして仏教は興り、そして廃れていったのか。

23年前にもインドを訪れたことのある筆者は、まず当時のインドとIT大国と呼ばれるまで
に発展した現在のインドの姿とを比較して見ている。
しかし、旅を続けるうちにメディアで報道されるインドとは違ったインドの姿を目にする
ことになる。

めざましい発展を遂げているのは都心部のごく限られた地域だけで、それ以外の大部分は
インフラは手付かず、農民たちは貧しい暮らしを余儀なくされ、もっと条件の悪い者は
物乞いをして暮していたのだ。

2500年前のブッダが成し遂げた偉業を追う旅は、同時にこの21世紀における、
世界第二位の人口を擁する大国が抱えている矛盾を紐解くことへとつながってゆく。




イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)
イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)
新潮社
price : ¥460
release : 1998/06

僕たちの歴史の短さ

星野さんの作品は、これが2冊目です。
初めて読んだ『旅をする木』ははじめての星野作品ということで
かなり衝撃的だったが、この作品はその衝撃度や新鮮さはなかった。
それでも星野さんのアラスカを、世界を視る眼は、とても鋭く、そして優しい。

星野さんは言う。
「僕たちの歴史とはついこの間の出来事なのだ」
彼の考え方や世界観のルーツに少しでも触れてみたい。


地球交響曲第三番 魂の旅
地球交響曲第三番 魂の旅
角川書店
price : ¥1,680
release : 2003/06/27

龍村仁という人

映画(第3番)を見たときも、涙が止まりませんでしたが、この本も、何度も何度も涙しました。
龍村仁さんが星野道夫さんと共に抱いていた想い。それがずっしりと胸に響きました。
もう一度、もう一度、映画(第3番)を見たくなりました。

これから地球交響曲(ガイアシンフォニー)を見る人も、見たことある人にも、おすすめします。

「人間嫌い」の言い分 (光文社新書)
「人間嫌い」の言い分 (光文社新書)
光文社
price : ¥735
release : 2004/10/16

人間嫌いとしての著者の経験を書いて欲しかった

本書は過去の小説家や小説の登場人物、歴史上の有名人を例に出して、周りの雰囲気や損得にとらわれずに自分の筋を通すことの大切さを説き、それが人間嫌いの矜持でもあると述べている。しかし恐らく人間嫌いである私からすると少し立派過ぎる意見なのだ。人間嫌いではあるが、弱く、小ずるく、せこく、下品なところも多い私から見ると生き方の参考にはならない。できれば著者の子供の頃からの人生経験を実例に出して人間嫌いとしての処世術を書いて欲しかったと思う。小説の登場人物や歴史上の有名人、社会的に地位の高い人の話では生きた実感を感じない。
流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)
流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)
岩波書店
price : ¥588
release : 1980/02

民俗信仰のあり方

 新しい文化が輸入されることで、これまでの信仰が駆逐されてしまうことは歴史上珍しいことではありません。しかしキリスト教のようにそれまで信仰されていた神々を零落させ辺境に追いやった例は少ないでしょう。この点について比較的キリスト教の政策を受けずにすんだ日本人にとっても薄ら寒いものを感じるのではないでしょう。
 若き日の柳田国男も『流刑の神々』の読んでおり、民俗学を専攻する要因になったのではないかと訳者の小澤氏は述べています。ハイネも柳田も古き信仰が蹂躙されるのを見るに耐えなかったのかもしれません。
 もちろん現在の観点からすれば単純にキリスト教批判の書として読むのは危険でしょう。しかし「民族の信仰」を考える上でこれほど有益な作品はありません。
人生なんて夢だけど
人生なんて夢だけど
フレーベル館
price : ¥1,575
release : 2005/02

長生きすれば人生が開けることもある

 やなせたかしの誕生・生い立ち・現在の仕事について書かれた一代記です。80を過ぎたジイサマの昔話はおもしろく無さそうに思いますが、著者は本業の漫画ひとすじではありません。絵本400冊、詩集20冊あまり、画集、エッセー、メルヘン集を執筆した他、雑誌編集、脚本、舞台構成、作詞・作曲、とうとう84歳でCDを発売して歌手デビューを果たし、コンサートも年に数回実施しています。「サービス精神旺盛」と自分でも言っている通り、文章も飽きさせない工夫があり、「あぁ、おもしろかった!」と本を閉じることができる内容でした。

 後の大ヒット作「アンパンマン」を1973年に発表したとき、周りの評価は散々でした。
 しかし、プロの予想に反し長い期間をかけて子どもたちの人気が出て、1990年に一千万部を超えます。一千万部というとすごい数字のように思いますが、漫画週刊誌の発行部数が百万〜二百万部もある業界ですから、「これでなんとか仲間の中でいくらか認めてもらえるかもしれないと、ほっとひと息つきました」と言っています。ようやく業界の一員らしくなった著者は71歳になっていました。
 この3年後に妻が他界するまでのわずかな期間、著者は「このあたりが、今考えれば一番よかったのかもしれませんね」と振り返っています。

 いつ死んでも不思議はないと自称する著者は80歳のラインを超えたところで視界が変化します。金もいらなきゃ名もいらぬ、私しゃも少し健康が欲しい、という境地に達しました。魅力的な仕事が押し寄せ、魅力的な女性にも巡り遭うのに体力がなくてこなせない。それでも著者は「切ないことになりました。食欲のなくなった老猫が、カツオブシの倉庫に迷い込んだような具合です」と、おどけてみせます。

 高齢化社会というと暗いイメージがありますが、本書を読んでいると「長生きすれば人生が開けることもある」と希望がわいてきました。

ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)
ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)
新潮社
price : ¥420
release : 2004/11

ほのぼのの中のしんみり

川上 弘美さんの小説を初めて読んだとき、その独特のまったりして不思議な魅力に惹きこまれました。
こんな独自の世界を描き出す人はどんな人なんだろう?と思ってこの本を手に取りました。

作品と同じように緩やかに時間が流れているような、ステキなお人柄が滲み出ていて、なおかつ日常を語るその言葉の中に珠玉のひと言が巧みに散りばめられています。

「・・・でも生きているから、生きのびてこられたから、さみしさも感じられるわけです。難儀もまたよろし、ですね。」というあとがきの中の文を読んで、大きくうなずき、ボロっと涙を流しました。
父・こんなこと
父・こんなこと
新潮社
price : ¥420
release : 1967/01

ちょっと読みづらい・・・

前半は、父幸田露伴の死に至るまでの日々とその葬儀の模様を描いた「父‐その死‐」、後半は父とのエピソードの短編を集めた「こんなこと」。
「父‐その死‐」は、愛する父の死期が近づくなかでの日々について書かれている。病気を患った老人とはわがままになるものなのだろうかと思った。
後半は、前半に比べ気軽に読める。

「水は恐ろしいものだから、根性のぬるいやつには水は使えない」

「おまえはこわがっているのだろう。おびえる事がらがあるのなら云ってごらん、おれが助言してやる。?中略?空に惑いわずらうのは愚かだ、人生何にでも会ってみるがいい。抵抗力というものはぶつかって出る。痛いのは御定法だ」

やはり幸田露伴の言葉には迫力がある。
厳しくて口うるさい親父だけど、今の日本には失われてしまった大切な物を持った人だったと言えるだろう。
サハラに死す―上温湯隆の一生
サハラに死す―上温湯隆の一生
時事通信社
price : ¥1,029
release : 1975/11

何を求めて? そこに何が?

とてもとても胸を打たれました。私が昔購入したのは2巻(赤と青の表紙)でした。引越しで紛失して以来、もう一度手にしたかったのです。
上温湯さんのチャレンジ精神と、それを暖かく見守っていらっしゃったお母様の深い深い愛情。荒々しい「探検家」ではなく、心優しい「探求家」との印象を受けました。

「無謀」では片付けられない逞しく優しい青年がそこにいるのです。
サハラの砂になってしまった彼の一生。お勧めです。

天使のみつけかた (新潮文庫)
天使のみつけかた (新潮文庫)
新潮社
price : ¥620
release : 1998/11

疲れているときに

どんなことも天使のしわざ。
一目ぼれも、笑い出すのも。

ほのぼのとしたイラストと文章の本です。
元気がもらえるってほどではないですが、疲れたときに、難しい本を読みたくないときにいいかもしれません。
ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編 (新潮文庫)
ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥540
release : 2004/04

旅行の意義が変わる

先史時代の砦から優雅な城館へと変遷を遂げた城。
その移りゆく姿を通して、
ヨーロッパの歴史を俯瞰することができる。
特に興味深かったのは、かつて城塞があった場所は
その地名に名残があるということ。
地図を見ながら机上の旅に出かける楽しさもあると思う。
この本を読んでから出かけると
団体旅行の観光も断然意義深いものとなるだろう。
惜しむらくは、「城館ホテルに泊まる」の項が尻すぼみで残念。
(紙面の都合だろうが)
是非、他の「ヨーロッパものしり紀行」シリーズと併せて
読んでいただきたい。

樹をみつめて
樹をみつめて
みすず書房
price : ¥2,940
release : 2006/09/01

原定家の「風の上の星はひかりはさえながらわざともふらぬ霰をぞ聞く」という絶唱でしめる構成もいい

 「戦争と平和についての観察」は『関与と観察』の中で書かれた、さまざまなトピックスをひとつにまとめたような文章。《戦争を知るものが引退するか世を去ったときに次の戦争が始まる例が少なくない》(p.56)というあきらめのような気分で書かれ、1)中クラスの国家にとどまるべきこと2)アングロサクソンを挑発しないこと3)近隣の恨みを買わないことを基本としたビスマルクを罷免したヴィルヘルム二世の政策によって、ドイツは世界大戦二連敗という唯一の体験をすることになるというあたりを力説していたのが新味。あとがきでは《日本の第二次大戦は欧州の第一次大戦に相当する。まだ、日本はほんとうの試練に逢ってないのかもしれない。歴史と地理と偶然が日本を甘やかしてきた》という悲痛な文章が書きつがれています。

 「睡眠医学からの助言」は個人的に納得のいくことばかり。《睡眠は二時間ごとに浅くなる。夜目覚めるのは二時間置きか、二時間の倍数である》《このように二時間をセットとして睡眠時間は四セットで一晩分である。一セットには睡眠の全要素が入っている》というのは実感できますし《時々、睡眠は四時間で大丈夫だという人がいる。たしかに一セットの睡眠が一番深く、第二セットがその次という人が多い》というのは以前の自分でした。しかし、《年をとると、第一セットの眠りも浅くなってくる。睡眠の深さを四段階に分けるとたいていの人が第四段階には達しない、睡眠薬も第三段階どまりである(第四段階まで達するという薬は夢遊病を起こしやすい)。酒は第二段階を長引かせる。そして、夢が足りない》(pp.12-124)ということは気をつけよう、と。
たましいの場所
たましいの場所
晶文社
price : ¥1,785
release : 2002/07

懐かしい場所

なんの変哲もないことが書かれているが、何度読み返してもみても面白く読める。小杉に住んでいた時よく著者の本屋に行った。著者は神保町の某書店が、フランス書院文庫と岩波文庫を互い違いの段に並べてあることに感服しているが、私は著者のお店のフランス書院文庫の配置にいつも感心していた。レジから最至近距離にあり、なおかつ書棚の陰でレジから見えない所に置いてあった。そしてわざと雑然とした並べ方がなされていた。これは確かに手に取りやすい。またエロ本はレジに差し出すタイミングが重要だ。とんでもない題の本を差し出したとたんに、後ろに綺麗で上品な子が並ぶということが往々にしてある。こういう事態にならないように細心の注意が払われていたわけだ。もっともそこでエロ本は買わなかったが。
路上へ。TOURING RUN MEANS...
路上へ。TOURING RUN MEANS...
河出書房新社
price : ¥1,365
release : 2006/11/21

ヴェネツィア―水の迷宮の夢
ヴェネツィア―水の迷宮の夢
集英社
price : ¥1,890
release : 1996/01

薫風のような伝統と教養

アナイス・二ンの絶唱調 三島由紀夫の演説調は全然ありません 一旅行者として神話と歴史と現代のあいだで「魚になった気分」「自然は多数決を無視する」「目だけの機能」などの自然科学的分析によりヴェネツィアの情趣を整理しています 偉大な先達の作品 豪奢なヴィジョン 散策の無目的に溺死せず現代人の瞑想と趣味と理性の模範になりそうです
 ちょっとした謎解き つかの間の出会いに対するさめた位置付け 人生に愛着と明晰と軽快をもたらす連想が新鮮で透明感があり 清涼感があって透徹した夢見心地が読後感であり
伝統と教養をさわやかに総合した癒しの書です
エクソフォニー-母語の外へ出る旅-
エクソフォニー-母語の外へ出る旅-
岩波書店
price : ¥2,100
release : 2003/08/21

言語宇宙のかなたへ

 多くの読者は、この本を読んで多和田葉子の豊かな言語感覚に嫉妬せざるをえないだろう。彼女は常人では届かぬ言語宇宙のかなたに行ってしまっている。そして、読者に言語の持つ新たな可能性を手際よくみせてくれる。ほとんどの言語学者は言語を死物のように扱いただ分析するだけなのだが、彼らの書く愚にもつかぬ本をいくら集めてもこの『エクソフォニ−』には及ばない。

多和田葉子という希有な水先案内人とともに言語宇宙を旅しようではないか。

ローマのおさんぽ
ローマのおさんぽ
竹書房
price : ¥1,890
release : 2005/08

ローマをリアルに再現

ローマは実際に行くと、一軒一軒の間口が小さい。
ショッピングが目的だと、なかなか前方に進めない造りだ。
そのローマの様子がこの本から感じることが出来ます。
石造りの町並みに、デザインの凝った乗り物、傍若無人な車の運転に路上駐車
スタイル抜群のローマ女性、とにもかくにも美味しい食べ物(こんなに美味しいくてカロリー高そうなのに、ローマの女性がスタイルが良いのは何故?)
そんなローマの日常がこぼれてくる1冊。

沖縄やぎ地獄 (角川文庫)
沖縄やぎ地獄 (角川文庫)
角川書店
price : ¥560
release : 2002/09

次回の沖縄に連れてゆきたい本

あらかじめ、私個人的な意見として、山羊肉と聞いただけで、くさいはずだという先入観があります。
私は、母親が母乳の出ない人で、まだ人工栄養(粉ミルク)が非常に高価だったため、
家で飼っていた山羊の乳を飲んで育ち、うろ覚えながら、牛乳とは違う独特の風味があり、
食いしん坊の私は黙々と飲んだけれども、姉貴などは嫌がってほとんど飲まなかったのを覚えているので、
本書のタイトルと表紙見て、怖い物見たさの好奇心をくすぐられた、それが本書を手にした最初の理由です。

以前に沖縄に移住すると「意外と日本食が恋しくなる」と読んだことがあります。
沖縄本は数多くあるけれど、表紙とタイトルにひかれて本書を購入しました。
本書は250ページあまりと持ち歩きやすい分量で、
それでいてビギナー用に沖縄の料理がおおまかに整理されていて、
とくに汁物と沖縄そば(すば)を扱った章では筆者の強烈な熱意と消化力に印象を受けました。
よくも、ここまで体系づけて書けるほど食べた(消化した)ものだと思うと、
本当にすごいと思います。

さとなお氏の文章を読むのはこれが初めてなせいか、
あまりテンポの良くない一人ボケツッコミのような文章とオヤジギャグは好きになれませんでしたが、
ご家族とのやりとりが楽しかったのと、
表題のヤギの章では本当に面白かったのとで、(面白いからここには書かない)
星4つにしました。
禅寺の精進料理十二ヶ月 (ちくま文庫)
禅寺の精進料理十二ヶ月 (ちくま文庫)
筑摩書房
price : ¥819
release : 2004/12/09

新しい人妻
新しい人妻
PHP研究所
price : ¥1,470
release : 2005/08/06

おもしろかった

インパクトのあるイラストで知って、どんな人かと読んでみたけど
不思議でおもしろかった。
江戸っ子の身の上―綺堂随筆 (河出文庫)
江戸っ子の身の上―綺堂随筆 (河出文庫)
河出書房新社
price : ¥861
release : 2003/01

岡本綺堂の文章にうっとり

 芝居の話や身辺雑記の「江戸の芝居、東京の思い出」、旅先での思い出をつづる「旅すずり」、日清戦争での従軍記者としての体験談「非常時夜話」、古今の怪談や犯罪譚「怪奇探偵話」。
 ほかの本で読んだものもあったが、いずれも興味深く読める。
 仕事を持って一週間も温泉宿に滞在するなど、文人としては珍しくないのだろうが、うらやましくはある。

 内容もさることながら、文章がいいのだ。
 無作為にページを開いたところでも、「天は暗く、地は白く、風も少し吹き加って、大綿小綿が一面にみだれて渦巻いている」(p74)という文章が目にはいる。
 当時としては普通に使われる言葉だったのかもしれないが、「罨法《あんぽう・えんぽう》」(p124)という語は読めなかった。

 むやみに表記???改めていないのはよい点だが、「揺いている」(p73)が「揺いでいる」の誤植ではなく「ゆらめいている」と読むべきなのだと理解するまで時間がかかった。また、「曩に」(p340)が「さきに」だとは読めなかった。
 本の編集は良心的だが、校正には見落としがある。

 「文芸方面の振はないのはむりもなかった。」 (p254)の「振はない」は「振わない」だろう。
 「思わず声を立てようとすると、丞相を制した。」(p320)は、前後から考えて「丞相が制した」のはずだが、これは底本のままなのだろうか。
 「剛 を以て聞こえた」(p329)で、「剛」のあとに一字分空白がある。

 「酉陽雑爼」の作者を「[暇-日]成式」(p330)としているが「段成式」だ。「段」の異体字と思えない字体で、特に造ったようなフォントになっている。

わが性と生 (新潮文庫)
わが性と生 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥460
release : 1994/03

素敵です

内容的には本当はものすごく赤面しそうな事が書いてあるにも関わらず、瀬戸内さんの作品ではそのような表現も言葉がとてもキレイでいやらしさをまったく感じる事なく読めるのが好きです。
この作品では晴美さんと寂聴さんの手紙形式になっていますが、元は同じ人物であるのにそれぞれ違った個性を持っていて楽しく読ませていただきました。
Girls!POP RUN
Girls!POP RUN
ワニブックス
price : ¥1,659
release : 2001/01

この本をお手本に、自分磨きを頑張ろう!

私が長谷川理恵さんを初めて知ったのは、数年前のスキャンダルでした。よって、彼女の第一印象はあまりよくなかったのです。
しかしある番組で「自分にもコンプレックスがあった」という彼女の言葉を聞いて興味を持ち、この本を買いました。

感想は「今まで誤解していてゴメンなさい」という感じでした。
飾らない言葉で、美しさのための努力、マラソンに取り組んでからの変化などが綴られていて、一気に彼女のことが好きになりました。
毎日の食事メニュー、スキンケア、バスタイム、ファッション、リラックス方法も載っていて、お手本になります。そして「ここまで教えちゃっていいの!?」ってくらい、オススメ&お気に入りの店や商品名が書いてあります。
一冊でキレイのツボと彼女のライフスタイルが分かるのでお薦めです。

街道をゆく (13) (朝日文芸文庫 (し1-14))
街道をゆく (13) (朝日文芸文庫 (し1-14))
朝日新聞社
price : ¥483
release : 1985/05

きみとあるけば (角川文庫)
きみとあるけば (角川文庫)
角川書店
price : ¥780
release : 2006/09/22

はなさんのまだ行ったことのない南九州
はなさんのまだ行ったことのない南九州
扶桑社
price : ¥1,470
release : 2004/12

南九州にいきたくなりますよ。

大仏さまでなく、なぜ南九州にとおもったけど、はなちゃんはやはり、どんな場所でも絵になるモデルです。この本ではなちゃんが撮ったように撮影したり、はなちゃんとカメラマンご一行のまねをした経路や進み方で南九州に旅にでてはいかが、と勝手に提案本にしてもよい感じです。ガイド本より、やはり今は提案本ですよね。
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