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DATE: CATEGORY:・古典
全訳 笑府―中国笑話集〈上〉 (岩波文庫)
全訳 笑府―中国笑話集〈上〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥630
release : 1983/01

あらすじでわかる中国古典「超」入門 (講談社プラスアルファ新書)
あらすじでわかる中国古典「超」入門 (講談社プラスアルファ新書)
講談社
price : ¥880
release : 2006/03

中国古典初心者の立場から

 読み終えて思うことは、「超」入門と銘打っている割には初心者には少し難しい印象を受けました。

 私は中国古典はまったくの初心者で、少し興味があってこの本を買ってみたのですが、中国独特の漢字の固有名詞が次々と登場してくるし、固有名詞のルビは初出の漢字のみなので、ある程度の中国古典の知識が無いと、すらすらと読むのはきついでしょう。せめて登場人物などの相関図の挿絵があれば、もっと読みやすかったと思います。

 しかし、有名な中国古典の一部をこれ一冊である程度のあらすじは把握できると思うので、買って損は無いと思います。この本を読んで中国古典に興味が向く事は間違いないと思います。
完訳 水滸伝〈8〉 (岩波文庫)
完訳 水滸伝〈8〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥735
release : 1999/04

もう一度学びたい古事記と日本書紀
もう一度学びたい古事記と日本書紀
西東社
price : ¥1,554
release : 2006/06

完訳 水滸伝〈9〉 (岩波文庫)
完訳 水滸伝〈9〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥693
release : 1999/06

史記の風景 (新潮文庫)
史記の風景 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥460
release : 2000/04

史記から 少しずつ話題を

 宮城谷昌光という人は、僕にとっての文学的アイドルの一人で、彼の小説からくみ出して自分の人生の処世訓にしているものも多々あるような人なのですが、なにしろ著作が多いし説明しようとするとパソコンで変換されない字が山ほど出てくるという困った人でもありますし、多少は文章を読み慣れていないと話を楽しむ前に投げ出してしまいない怖さがあってなかなかおすすめが難しいのです。
 そんなわけで、今日は彼のエッセイというか随筆を一つ紹介してみたいと思います。
 この本を最初に読んだのはもうかれこれ7年くらい前のことになるんですが、根が馬鹿だからかなり内容を忘れていて初めて読むように楽しめました。
 内容のほうは、『史記』という司馬遷の書いた本についてのさまざまなエッセイということで、各章は二ページから三ページくらい。電車で一駅もいかないくらいに読み終わる量です。が、素材の切り取り方や話の内容が面白いので、一つの章をじっくりと読んでいろいろ物思いにに耽ったりできるかと思います。
 この『史記』が書かれたのが、だいたい紀元前90年くらいといいますから、日本でいえば弥生時代のあたり。まだ日本がそんな文明程度の頃に中国では既に過去二千年間を総括するような巨大な書物が出来ていたかと思うと、それだけでもう時間の巨大さ、人の営みの連綿たるつながりに心を遊ばさないわけにはなくなってしまいます。
 この本の中で僕が面白いなぁと思った雑学的な話を一つ挙げてみると、例えば数の数え方にも使われたり、公式文書で使われる、甲、乙、平、丁という言葉。戦前なんかまではよく使われていたり、今でも法律書類でよくみる、甲と乙のあれです。あれは、中国古代の商という王朝の王様の名前として順々につけられている文字なんだけれど、、、あの配列をちょっと見てみましょう。
 甲、乙、平、丁、戌、己、庚、辛、壬、癸。。。
 これ。そのまま見ていると単なる文字の羅列なんだけれど、読みを見ていくと、、
 コウ、オツ、ヘイ、テイ、ボウ、キ、コウ、シン、ジン、キとなります。なにか気付きませんか? オツをイツ、すなわち1と読んでみると、1、2、3、4と読めると思いませんか?  これは凄い話だなぁと僕はとても敬服してしまったりするのでした。
 もちろん、そんな話ばかりでなくて、人物的なエピソードがたくさんありますので、御安心下さい。ちょっと古い本なので手に入りにくいかも知れませんが、機会があったらまた読んでみて下さい。
完訳 水滸伝〈10〉 (岩波文庫)
完訳 水滸伝〈10〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥735
release : 1999/06

英雄たちの最期を綴る

岩波文庫版全10巻の最終巻は、100回のうち91回〜100回を収録します。宋江ら108人の豪傑たちは、江南の反乱軍方臘を攻めますが、苦難を極め、毎回毎回仲間を失っていきます。そのたびに宋江は深く悲しみます。苦難の末、平定して都に戻ったときはわずか27人が生き残ったのみ。108人のリーダーの宋江は、取り立てて家柄が立派でもなく、役職は係長で、色の黒い小男、武芸にも学問にも秀でている訳でもありません。が、英雄豪傑からはあにきと慕われ、宋江のいうことなら何でも従います。水滸伝を読み進めて、なぜこれほど宋江に人望があるのかがこの第10巻でわかったように思います。
宋江が毒を盛られ死期を感じ、李逵を呼びます。このあたりのくだりが涙を誘います。
三国志考証学
三国志考証学
講談社
price : ¥2,752
release : 1996/03

その名のとおり

三国志についての考証である。「演義ではこういっているが、史実はどうなのか?」というのがテーマ。それなりに興味深い点もあるが、新鮮味という意味では物足りないのは確か。
新編日本古典文学全集 (8) 萬葉集 (3)
新編日本古典文学全集 (8) 萬葉集 (3)
小学館
price : ¥4,680
release : 1995/11

源氏物語―物語空間を読む
源氏物語―物語空間を読む
筑摩書房
price : ¥693
release : 1997/01

ある程度の知識が必要?!

 とても示唆に富む、興味深い本だと思います。が、読者にある程度の知識がないと理解しにくいのではないかと感じます。国文学科の学生や源氏物語が好きな方には特におすすめです!
ハシモト式古典入門―これで古典がよくわかる (ゴマブックス)
ハシモト式古典入門―これで古典がよくわかる (ゴマブックス)
ごま書房
price : ¥1,155
release : 1997/11

これで古典が楽しめる

日本の書き言葉である「漢字かな混じり文」がどのようにして生まれてきたのかを判りやすく説明しつつ、古典はかしこまらずに、作者を生の人間としてとらえて、「へーそうなんだ」とか「そうそうそうなのよね」とか感心しながらどんどん読むものだ、ということを教えてくれる本。とても本質的なことを面白く学ぶことができる、すばらしい本。とにかく「源氏物語とか古典を読んでにみよう」という気にさせてくれる。ただし、作者も言っているとおり、この本を読んだからといって、古典を読む技術が身に着くわけではない、古典をよむための「感覚」と「意気込み」を与えてくれる本である。
前近代の可能性 (広末保著作集)
前近代の可能性 (広末保著作集)
影書房
price : ¥3,990
release : 1997/08

水の中央に在り―木村蒹葭堂研究
水の中央に在り―木村蒹葭堂研究
岩波書店
price : ¥9,450
release : 2002/05

平家物語―無常を聴く (講談社学術文庫)
平家物語―無常を聴く (講談社学術文庫)
講談社
price : ¥1,365
release : 2002/08

今昔物語集を学ぶ人のために
今昔物語集を学ぶ人のために
世界思想社
price : ¥2,625
release : 2002/12

完訳 水滸伝〈1〉 (岩波文庫)
完訳 水滸伝〈1〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥735
release : 1998/10

あなたは「聴客」、講釈師が喋って聴かせる水滸伝。

さて、水滸伝も70回本・100回本・120回本といろいろあるのでございますが、この岩波文庫はそのうち100回本の訳本です。この本の最も特徴的なところは2つ、1つめは地文が「〜です・ます」「〜でございます」調で書かれていること。ちょうどこのレビューのような調子であります。もともとが「喋って聴かせる」タイプの物語であった水滸伝を、講釈師の語りの雰囲気そのままに伝えようという粋な試みでありますが、なにぶん、どんなに切羽詰った深刻なシーンでも地文がこの調子ですので、拍子抜けされる方もいらっしゃるかもしれません。2つめは、人物の登場時や戦闘シーンなどに、その様子を伝える「詩」が随所随所に入っていること。この「詩」も全部合わせるとかなりのボリュームで、このように文庫10巻にまで量が膨れ上がっており、話の流れもブツブツ途切れるというので最近は「詩」を省く訳本も多く出ておりますが・・・いろいろとクセの強い訳本ではありますが、このへんは読む人の好き好きでございましょう。さて、あなたのお気に召しますことやら。
万葉の旅〈上〉大和 (平凡社ライブラリー)
万葉の旅〈上〉大和 (平凡社ライブラリー)
平凡社
price : ¥1,260
release : 2003/11

全国万葉故地をたずねて?畿内編

 万葉の歌は、万葉の故地を訪ねて、その風土の中で味わうべきであると言い続けた著者。生前、現代教養文庫で出版されていて、死後絶版になっていたものを平成15年平凡社ライブラリーで改訂新版となった。犬養万葉フアンにとってはありがたいことである。現地に合わなくなった地理上の事柄は改めたが、モノクロームの写真は原版を尊重しそのまま使っている。
 すべて見開きの左ページに写真、右ページに地名・万葉歌・その解説と見やすく構成されている。解説は分かり易く、地理的状況と歴史的背景を簡潔に述べてくれている。ところどころに案内地図も添えられていて、我々が訪ねていく時、便利である。
 上・中・下3巻合わせ持って全国の万葉の旅をしたいものである。各県毎に万葉集の歌・題詞・左註に出てくる地名を位置付けしている。上巻はすべて大和(奈良県)で延総数897。全体で約2900の30%ほどがここにある。さらに、市郡別では、奈良市が最も多く253。古都奈良の解説の初めは次のように印象深い。
 こんにち「奈良」といえば、観光の王座のようで、奈良公園の中など、休日には人で埋まる趣きであるが、万葉の故地は人っ子ひとりいないようなところに多く、それだけに古都のおもかげはひとしおで、のこされた風物は、1200年以前の人の心を、じかに語ってくれるようである…(雅)
もっと知りたい源氏物語
もっと知りたい源氏物語
日本実業出版社
price : ¥1,575
release : 2004/04

凄すぎる源氏物語の解説書

源氏物語の解説書という意味では「学校では教えない教科書『面白いほどよく分かる源氏物語』」(同著者)と同じで実際内容も一部重複している。しかし、『面白いほどよく分かる』が物語に沿って縦割りに1テーマにつき2ページで書かれているのに対してこちらは横割りで形式にとらわれず思う存分書かれている。第一章が登場人物、第二章が衣食住の時代背景、第三章が土地・建物、第四章が召使と主人の関係、第五章が絵画・音楽・書等、第六章が占い・物の怪・宗教、第七章が紫式部の人物像から見た作品分析といった具合である。本書について特筆すべきことは図表(「光源氏のセックス年表」、「登場人物たちの顔と体格の一覧表」、「登場人物官位表」、「後宮の住人変遷図」、「主な建物の相続関係」等等)。さり気なくではあるが、半端でなく気合と年季の入った図表の数々。伊達に十年以上も下ネタ交えて「源氏物語」を語ってないぞ!と言った感じである。
万葉集101の謎
万葉集101の謎
新人物往来社
price : ¥2,940
release : 2000/09

中国艶妖譚―『灯草和尚』・新訳『遊仙窟』 (徳間文庫)
中国艶妖譚―『灯草和尚』・新訳『遊仙窟』 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥620
release : 2005/12

黒媛の謎―古事記に登場する謎の美女
黒媛の謎―古事記に登場する謎の美女
新風舎
price : ¥840
release : 2003/01

平家物語〈11〉 (講談社学術文庫)
平家物語〈11〉 (講談社学術文庫)
講談社
price : ¥1,050
release : 1988/04

古今和歌集入門ことばと謎
古今和歌集入門ことばと謎
国書刊行会
price : ¥1,680
release : 2006/04

百人一首を読んだら、次に、この本を読んでみよう

 古今和歌集の面白さを伝えようとする面白い本です。
 謎解きがありますが、百人一首の謎解き本とは異なります。
百人一首の謎解き本の謎を解くことと歌の鑑賞が結びついていません。
歌が暗号の一部になってしまうからでしょう。
 安藤次男氏の「百人一首」では、排列に歌の読み方が指示されていると言われ、
鑑賞をなされていましたが、この本も、安藤次男氏の読みに近いものがあります。
古今集には皇族と藤原氏の葛藤が歌の排列で示されているところがあると指摘し、
その屈折した思いを歌に読み込んで解釈しています。なるほどと思わされます。
 小野小町の「花の色はうつりにけりな・・・よにふる」の「よ」を
「夜」と「世」の二つを掛け、世を男女の中に理解したりしますが、
さらに「代」つまり、時代の意味も含まれていると前後の歌のならびから示しています。
古今和歌集は歌で作られたドラマだったということが分かったような気がします。
落窪物語〈下〉 (角川ソフィア文庫)
落窪物語〈下〉 (角川ソフィア文庫)
角川書店
price : ¥1,000
release : 2004/02

「源氏物語」を旅しよう―古典を歩く〈4〉
「源氏物語」を旅しよう―古典を歩く〈4〉
講談社
price : ¥620
release : 1998/10

京都案内としても絶好の本

 紫式部の邸址と推定される盧山寺。
 家庭を捨て,夫と子供のもとから単身家出した筆者が昭和23年から昭和26年にかけて暮らしたのは,まさに盧山寺から数軒北よりのしもた家の道に面した2階。

≪小説家志望の私は,その時すでに26歳で,女の子をひとり夫の許に置いたまま飛び出していた。まさか自分の下宿の,数軒そばに,千年の昔,紫式部が住んでいたなど夢にも想像したこともなかった。
 (中略)
 その頃の私にとっては,食べることがせい一杯で,山紫水明の古都に住みながら,その町の風光をめでたり,名刹や名所旧蹟をめぐったりする余裕は全くなかった。≫(29?31頁)
≪ここに住んでいた頃,もし,自分が紫式部の邸と,目と鼻の先に下宿しているのだとわかっていたら,どんなに私は勇気づけられ,あてもない自分の将来に希望が抱けただろうにと思うと,当時の自分の鬱屈のすべてが思い出されて,感慨無量になるのだった。≫(32頁)

 そんな筆者が,物語世界にとどまらず,紫式部のたどった足跡や,枕草子など他の王朝文学も踏まえながら京都の町並みを案内してくれるのだから,面白くないはずがない。
 是非,一読されたい。
国史大系書目解題〈上巻〉
国史大系書目解題〈上巻〉
吉川弘文館
price : ¥11,550
release : 2001/11

『好色一代女』の面白さ・可笑しさ―西鶴を楽しむ〈1〉
『好色一代女』の面白さ・可笑しさ―西鶴を楽しむ〈1〉
清文堂出版
price : ¥2,940
release : 2003/10

封神演義の世界―中国の戦う神々 (あじあブックス)
封神演義の世界―中国の戦う神々 (あじあブックス)
大修館書店
price : ¥1,680
release : 1998/11

知られざる封神ウラ話?

太公望から存在を忘れがちなワキ役(笑)まで、ルーツのあるキャラについて細かく書かれています。
封神演義の作者について、道教における封神世界、封神以外の話で活躍するキャラクター達・・・「えー、そうなの!?」と驚嘆してしまうお話の連続です。
あと、かなり痛いトコロまでピンポイントで刺してるな、と思いました。

すごく勉強になりますし、とっても面白い本でした!

蒙求 下 新釈漢文大系(59)
蒙求 下 新釈漢文大系(59)
明治書院
price : ¥8,295
release : 1973/10

桃尻語訳 百人一首
桃尻語訳 百人一首
海竜社
price : ¥2,625
release : 2003/11

カルタ部分のない新書トカで出してほしいかも

百人一首のカルタ部分の絵も良いです。
中学生くらいならカルタで遊んでもよいかも。
けど、そういう遊ぶ相手もいないので、本の半分以上を占めるカルタ部分は、少々余計な印象。

橋本氏独特の判りやすくてちょっと皮肉の効いた解説も楽しいです。
あまり古典に詳しくない(というか、学校で習ったていどのかかわりしかないよーな)私でも楽しめました。
百人一首の並び順にもこんなに意味があったんですね。

双調 平家物語〈14〉治承の巻2(承前)・源氏の巻
双調 平家物語〈14〉治承の巻2(承前)・源氏の巻
中央公論新社
price : ¥2,415
release : 2006/12

全二十巻くらいで行きませんか

橋本版平家物語の第一巻では中国史が語られます。中国史を知らないし興味もない私は結構参りましたが、日本史と中国史における「悪人」の定義の違いを考察する為に必要らしいということは分かりました。本朝古代史に移ってからは、ゆ?っくりゆ?っくりゆ?っくり、大河のように歴史語りが流れていきます。正しく「日本史講義」の世界です。いつまで経っても平清盛は登場しません。しかしこれが面白くて仕方ないんですから、文句はないです。平安男寵関係図まで掲載された日には目が点になりました。平安末期の政治が真実ここまでホモホモしていたのか、作者の嗜好・性向・願望が出ていないか、などと内心突っ込みつつ、ふと、結局橋本治が探しているのは「日本の男の姿」なのでは、と思い当たり、感慨深いものがありました。男を最も愛するのは女ではなく男色家である、という紛れもない真実を作者はよく体現しています。
という訳で、十四巻目なんですが、ようやっと軍記物らしくなってきたなぁ、と喜んでいると、あら、予定では残り一巻!?いやー、これは無理ですよね?残り二冊でも無理ですよね。義仲には一巻は取りますでしょ?平家の公達の物語をはしょりませんよね?東国武者たちはどの程度の分量で描くのかしら?壇ノ浦の平知盛にはちゃんと「見るべきほどの…」と言わせて下さいよ?

中国の古典名著 総解説
中国の古典名著 総解説
自由國民社
price : ¥1,995
release : 1997/12

万葉の花100選―古歌でたどる花の履歴書
万葉の花100選―古歌でたどる花の履歴書
淡交社
price : ¥2,625
release : 2001/03

人間生活に役立つ植物が多い

『万葉集』に登場する植物は、約160種である。いわゆる「万葉植物」の特徴は、花そのものを観賞する歌よりも生活に必要な花・実・樹木・草など数多く登場する。
100枚のカラー写真とともに該当の万葉歌を掲げる。

 紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも  大海人皇子 (巻1?21)

「むらさき」は現代名もムラサキである。これを題材にした歌は17首。花は白く小さい。根から紫色の染料を採る。「紫根染め」と呼ばれる。

  =万葉植物ベストテン=
 (1)はぎ・・・142首
 (2)たへ・たく・・・138首
 (3)うめ・・・119首
 (4)ぬばたま・・・79首
 (5)まつ・・・77首
 (6)も・・・74首
 (7)たちばな・・・69首
 (8)いね・・・57首
 (9)あし・・・49首
 (10)すげ・すが・・・49首

 たった1首にしか歌われていない「かたかご=現代名カタクリ」は万葉植物で最も人気のある花と言われる。その歌は

 もののふの八十少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花  大伴家持(19?4143)
 

私の万葉集〈1〉 (講談社現代新書)
私の万葉集〈1〉 (講談社現代新書)
講談社
price : ¥693
release : 1993/10

親しみやすく古典入門として最適です

口語調の文章なので、筆者に語りかけられながら、ともに鑑賞しているようで大変読みやすいです。筆者の万葉集への、ひいては日本文学全体への愛情が伝わります。単語や文法の解説もありますが、決して堅苦しい内容ではなく、額田王と天智天皇、天武天皇との三角関係をはじめとする王朝のドラマ、大伴旅人・家持親子を中心とする豪族の盛衰、その他政治、風俗など詩歌にまつわる興味深い話題がたくさん盛り込まれ、万葉集の時代がいきいき繰り広げられるように解説されています。なかでも特に巻16(本書第4巻)以降が面白いと思います。「ちょっと読んでみたい」という小さな興味が、難解な解説に押しつぶされることなく、逆に大きく膨らみ、古典文学全体への興味へと広がっていくと思います。
書いて覚える百人一首練習帳―ボールペンで美しく
書いて覚える百人一首練習帳―ボールペンで美しく
廣済堂出版
price : ¥1,260
release : 2005/10

練習欄たっぷり、楽しい!

とても使いやすいし、歌の現代役なども付いていて、歌の理解と書き方の練習両方に役立たせています。期待通りの商品でした。二色番でレイアウトは丁寧です。百人一首についてのイラストや写真、詳しい話があればうれしかったのですが、手ごろの値段と使いやすい大きさを考えると文句はとても言えません。
論語
論語
明治書院
price : ¥999
release : 1996/06

完訳 千一夜物語〈8〉 (岩波文庫)
完訳 千一夜物語〈8〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥735
release : 1988/07

第8巻

 この巻は、全巻のうちでも一番充実しているように思える。
 「『石榴の花』と『月の微笑』の物語」おなじみのパターンではあるが、それなりに楽しめる。
 「カリーフと教王の物語」なによりも漁師カリーフのキャラクターが面白い。かなりすごい男かもしれない。教王の妃セット・ゾバイダが、教王の他の女を陥れるというのは何回かあるパターンだ。
 「ハサン・アル・バスリの冒険」全編の内でも、1、2を争える傑作じゃなかろうか。まず話自体を探すという設定がドキュメントで重層的な構造であり、それがミステリアスで異郷的な雰囲気を醸し出し、その上で問題の本話の迫真的な幻想世界描写が、ほとんど眩暈を感じるほどである。文体が抜きん出ている。
 「陽気で無作法な連中の座談集」この中では特に「女の策略」が面白い。なかなか笑える。
竹田出雲・並木宗輔浄瑠璃集
竹田出雲・並木宗輔浄瑠璃集
岩波書店
price : ¥4,725
release : 1991/03

枕草子 (ワイド版 岩波文庫)
枕草子 (ワイド版 岩波文庫)
岩波書店
price : ¥1,470
release : 1993/04

古語辞典を片手に読みました

古典は得意で、古語辞典は真っ黒になるほど使いました。この本も高校生の時に辞書を片手に読みふけりました。はっきりと理解できない所もありますが、古典を現代語訳でなく、そのまま読むと作者の息づかいが聞こえてきます。何を見て何を感じて書いたのか、そんな感覚が伝わってきます。心の琴線に触れるような珠玉の名作だと実感できました。
アラビアンナイト博物館
アラビアンナイト博物館
東方出版
price : ¥2,300
release : 2004/09

アラビアンナイトと中東イメージ

本書は、2004 年 9〜12月に国立民族学博物館で開催された特別展、「アラビアンナイト大博覧会」 の図録です。

アラビアンナイトの起源・成立・普及(アラビア語以外への翻訳)・物語・謎、現代の中東に関するトピックを、豊富(にして貴重)な図版とともに紹介。トピックの内容は、歴史はもちろんのこと、食 ・ 音楽 ・ 芸術 ・ 衣服 ・ 娯楽産業 …… などなど広範にわたっています。

欧米 ・ 日本が、アラビアンナイトを通じて得た中東へのイメージ。それは、現実と乖離した 「虚像」 であったのですが、今もって我々の中東イメージに深く影響を及ぼしているのではないでしょうか。

ときに純粋な 「物語」 として楽しませてくれ、ときに7世紀という壮大な時間の流れを経て成立した 「文学作品」 としての味わいをくれる……さらに、揺れる中東への自分のイメージを自覚し、再発見の手がかりとなるアラビアンナイト。

特別展は終わってしまいましたが、本書をきっかけに、アラビアンナイト、そして中東への関心が広がる方が増えることを願っています。
また、本書では 「紹介」 程度であった各トピックに関する研究書の刊行を、心から望みます。

いろは歌の謎を解く―物部良名の言語遊戯
いろは歌の謎を解く―物部良名の言語遊戯
けやき出版
price : ¥1,260
release : 2005/10

完訳 千一夜物語〈9〉 (岩波文庫)
完訳 千一夜物語〈9〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥840
release : 1988/07

第9巻

 「眼を覚ました永眠の男の物語」おなじみのハールーン・アル・ラシードが、またたちの悪いいたずらをしでかしている。もっとも、少々仕返しされているが。
 「無精な若者の物語」この若者は相当なものぐさ太郎で、ほとんど病気だが、謎の猿によって裕福になるという話である。
 「若者ヌールと勇ましいフランク王女の物語」ヨーロッパ人が好意的に書かれた一例。と言っても主人公だけ特別扱いなんだが。男の性的不能を嘲る詩が出てきたりする。
 「処女の鏡の驚くべき物語」西洋の文学で、処女にこだわった著述は山ほどあるんだが、これは相当なこだわりを感じさせる話だ。
 最後に「アラジンと魔法のランプの物語」所収。アラジンのキャラクターが魅力的である。
甦える万葉集―天智暗殺の歌
甦える万葉集―天智暗殺の歌
文藝春秋
price : ¥1,325
release : 1993/03

改訂新版 万葉の旅 中 (全3巻) (平凡社ライブラリー)
改訂新版 万葉の旅 中 (全3巻) (平凡社ライブラリー)
平凡社
price : ¥1,260
release : 2004/01/25

円地文子の源氏物語〈3〉
円地文子の源氏物語〈3〉
集英社
price : ¥700
release : 1996/03

封神演義―英雄・仙人・妖怪たちのプロフィール (Truth In Fantasy)
封神演義―英雄・仙人・妖怪たちのプロフィール (Truth In Fantasy)
新紀元社
price : ¥1,890
release : 1997/07

史記 列伝〈2〉 (新書漢文大系)
史記 列伝〈2〉 (新書漢文大系)
明治書院
price : ¥1,050
release : 2003/05

Comment

すこし俺の話を聞いてくれないか?

すこし俺の話を聞いてくれ。
俺、昨日で、32になったんだけれど、先月までコンビニバイトで食いつないでいた。
だが、信じられない物を見つけてしまった。

一月前、バイト中携帯をいじって工口サイトを見ていると、ある物が目に付いた。
普段なら無視するような、よくある工口サイトの公告だ。
だが、何を思ったか俺はそのリンクを押してしまった。幸いワンクリでは無かった。
しかし、その中身の衝撃はそれ以上だった。こんなことが可能なのかと。
普通なら信じられないようなその内容だが、その時の俺はなぜか信じてしまった。

・・・・・・結果は今の俺だ。
バイトはあの日の3日後に止めたが。とりあえず食うのには困っていない。むしろ時間と金に余裕が出来た。
一応そのサイトを晒すが、自己責任で見てくれ。
http://pak3.net/md/7o04dce.html

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