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DATE: CATEGORY:・評論・文学研究
月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)
月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)
偕成社
price : ¥735
release : 2000-10

【商品詳細】

「批評は『する』ものではなく、既に『ある』ものである」と編者は言う。日々感じる「違和感」「驚き」「怒り」などをひとつひとつ丁寧に拾い上げ、その原因を突き詰め、答えをきちんと言葉で表現することで、「私」と「私を取り巻く世界=他者」のあり方を捉え直す。そんな「前向きに生きる」うえでのやむにやまれぬ行為がつまり「批評」なのだ。 考えてみれば、無意識に誰もが始終やっていることだった。もっとも大抵は、都合の良い、手近な答えでお茶を濁し、日常の雑事の中に逃げ込んでしまうわけだが。 そんな「堪え性のない人々」に本書が指し示したのが、国内外の「粘り強く批評し続けた先人たち」、B・バルトーク、G・ギッシング、花田清輝、S・ソンタグ、J・グルニエ、S・ボーヴォワール、山下洋輔、黒澤明、A・ジャコメッティ、澁澤龍彦、F・カフカ、サン=テグジュペリ、W・ベンヤミンら51人が著した51編のアンソロジーである。 それぞれの批評精神を読み解き、そこで得た答えをさらに独自の批評へと発展させていく。そんななかで「高校生にはうまく立ち回って点をかせぐ“学力”よりも、“生き方を支える力”を身につけてもらいたい」というのが編者たちの願いだ。大人たちも遅くはない、今から始めよう。「批評の門」はいつでも開け放たれているのだから。(中山来太郎)

カミと人の物語

 この物語は、人間の文化の変容の中で、切捨てられた土地のカミやそれに象徴される精神へのオマージュであり、かつ切捨てて生きてきた人間の生き様をそのままに描くということをしているのだと思います。上橋さんの本はいつも、世界が人間のためだけにあるのではなく、さまざまな事象や生き物が折り重なって長い時間をかけてできたつながりのある世界であるということを語りかけてきます。わたしたちは人間だけで生きているのではなく、たくさんのもの・ことと関係があり繋がり、相補性があるのだと。けれど人間は、その中に住む人間とは異なる営みをしている存在を畏怖し、自分たちにとって利益ととるか、害ととるかでカミともオニとも名づけ、敬ったり恐れたり・・・自らの価値観に縛られていることも描かれています。しかしそれがいいとか悪いという次元にはありません。そうであること、を描いているのだと思います。キシメの弱さをも容赦なく描いていますが、彼女のこともそのままに受けとめて書かれているのでしょう。そして、それを直面化するもうひとりのカミの息子であるナガタチとの場面は激しく胸を打ちます。物語は最後の最後までどうなるかわからないままで、読み応えがありました。原始的な男性性、女性性の描写も素敵でした。荒削りな中に、今の上橋さんの土台部分がたくさんあって、よりその世界を知ることができたように思います。歴史的な部分では難解でしたが、もののけ姫とか、空色勾玉のイメージで読んでいました。本屋さんにあまり売っていない本ですが、お奨めです。



高校生のための批評入門
高校生のための批評入門
筑摩書房
price : ¥1,050
release : 1987-04

【商品詳細】

たいていの子どもにとって夏休みは待ちどおしいものなのに、13歳の我らがヒーローにはちっとも待ちどおしくない。夏は、自分をひどく嫌っているおば、おじ、いとこと共に過ごさなければならないからだ。 第3話のすべての騒動は、ハリー・ポッターがダーズリー家にやってきた意地の悪い客、マージおばさんを「間違って」おばけ風船のようにふくらませ、天井まで舞い上がらせてしまったことから始まる。ペチュニアおばさんとバーノンおじさんのお仕置きが怖くて、ハリーは重いトランクとフクロウのヘドウィグのカゴを抱えて暗闇へ飛び出してゆく。 けっきょく、ハリーは魔法を乱用した罰をまったく受けずにすむばかりか、不思議な力でマグルの住む世界から救い出され、3階建てのどぎつい紫色のバスに拾われて、残りの夏の数週間を居心地のよい居酒屋「漏れ鍋」で過ごすことになるのだ。ホグワーツでの3年目の生活がスタートすると同時に出くわしたことから、なぜ役人たちがハリーの罰を簡単に免除したかが明らかになる。 アズカバン刑務所を脱獄した囚人、シリウス・ブラックが逃走中で、しかもハリー・ポッターを狙っているらしい。いったいなぜ? それに、ハリーを守るために雇われたディメンターと呼ばれる看守たちはどうしてハリーだけを震えあがらせるの? 今度もまたローリングは大人も子どもも楽しませてくれる。次回作の準備も整っているという。うれしいことに、このシリーズはあと4作続くそうだ。

批評とは・・・

 批評とは、大多数の心のあり方ではなく少数派側のみ成立するということが分かりました。
 「常識」や「大勢」と呼ばれるもの、いつの間にか世間に認められていること、これら全て多数者側のものの見方です。
その中に属する限り、孤独を感じず日々を過ごせますが、ありのまま事を見るという意識が薄れていきます。
自分の感覚に執着するとき、集団から、孤独の道へ一歩踏み出すわけです。
 ありのまま事を見るという姿勢は孤独です。ですがその孤独が言葉にされることによって人と人を結び付けます。

 ただし、言葉が人に届くには時間がかかります。私のつたない文章があなたの心に届く日も同様です。

説きふせられて (岩波文庫)
説きふせられて (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥798
release : 1998-10

ストーリーはいいのに…

ストーリーはとても素晴らしいのにセリフなどが不自然で翻訳に疑問をもちます。

例えば育ちの良いはずのアンが「おいといていただきゃ」「お前さん」など数々の不自然なセリフにイギリスの世界観がくずれてしまいます。

日本語的にも疑問をもつとこが多々あり残念でした。

ストーリー的にはとてもよくできた作品でした。
横山光輝三国志大百科 永久保存版
横山光輝三国志大百科 永久保存版
潮出版社
price : ¥2,000
release : 2003-04-22

横山三国志が最初の三国志

違う作者の三国志を読むと、物語が全然違う。
横山さんの三国志が正しいと信じていた自分が懐かしく思います。

なんといっても、董卓がやせていることで有名ですが、絵が優しい。
歳をとらないし、顔の線が少ない。
ゆえに老若男女誰でも読むことが出来ます。

親が、"そんな漫画を読んで"と発狂することがあるかもしれませんが、文庫本で30巻あります。
それだけの巻数を把握できる頭を持つ子供ならばきっと頭脳明晰なはず。
母親を論破できるでしょう。

そんなことはいいとして、星2つ減らしたのは、
本書の解説があまりにも横山三国志に偏っているからです。
偏っているのが当たり前だと思うのですが、横山三国志が正しい三国志として解説しているので、違う三国志を読まない人は信じてしまう可能性が高い。
劉備が正義、曹操が悪でもいいのですが、どうせ三国志を堪能するなら、登場人物すべてが英雄扱いしてほしいと思ってしまいます。

横山三国志のファンなら持つべし。
ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)
ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥798
release : 2001-01

なぜに『ドン・キホーテ』は小説の王たりうるのか

 騎士道物語への熱狂の果て、ついに遍歴の旅へと飛び出した男の記録。
 この男にかかれば、貧弱なロバはたちまち稀代の名馬へと生まれ変わり、風車は巨悪の
象徴に……。この物語を単なる珍道中と読み解くのはあまりに稚拙。

 人は同じ世界を生き、そして同時に、別の世界を生きる。
 巨人を見出すその者にそれは風車だと諭すことに何の意味があろうか。風車を見出すその
者にそれは巨人だと諭すことに何の意味があろうか。
 風車を風車たらしめるもの、それは何よりも関係性に他ならない。ところが、その関係性の
底がもし抜けてしまっているとするならば、さてどうしよう。
 共約可能か、不可能か、それこそが問題だ。

 召し使いサンチョ・パンサのことばにこそ滑稽さを見出さぬ者は、己の無謬を片時も疑う
ことを知らぬ、ただの鈍感。
 そうして孤高の遍歴の騎士がこの世界を疾駆する姿に涙せぬものは、ただの鈍感。

 人と人とが交わり得ぬこと、通い得ぬことを冗長なまでにひたすら描くのがセルバンテスの
この傑作。
 一見コメディ・タッチ、しかし、その筆致でなければ、あまりに痛く、そして苦しい。
 そうした世界の危うさ、セカイの危うさを書き切ったが故にこそ、『ドン・キホーテ』は
朽ちることがない。
青空のむこう
青空のむこう
求龍堂
price : ¥1,260
release : 2002-05

幼くて、悲しい世界。

この作品、本当に泣けます!!私は泣きました。主人公は、交通事故で死んだ少年。この少年が、ひょんな事から天国に行く前にもう一度地上に行く(もちろん幽霊で)。少年の一人称で語られていく幼くて、悲しい世界。死んだ者の思いと、残された者の思いが交差し、とても感動的な作品です。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
静山社
price : ¥1,995
release : 2001-07-12

Great Adventure

This book was really good and many adventures and many things that makes the audience/reader more exiting.

This book had many adventures whcih talks about many magic and many characters in this book like Black.

Now, I won't say the other characters because then I will spoil the readers exitments so that why.

This book was really good so buy it and read it.
詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
岩波書店
price : ¥819
release : 1979-01

本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる

冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。
本書を読めば、この一文の意味することに納得する。

音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ
ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ
けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。

ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、
大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ
一度手に取ってみて頂きたいと思います。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
新潮社
price : ¥460
release : 1998-12

対談っておもしろいなあと思えた一冊

村上春樹さんというひとはおもしろいひとで、車はきらい、と言ったかと思うと、イタリアの車を買ってうきうき運転をするし、日本の対談ってほんとにつまらないと言ったあと、こうして対談しています(笑。矛盾したひとだといいたいわけではなく、村上さんはご自分の行動に対して根拠ある説明があるかたなので、どうして考えが変わったのか興味深くて本を手にしました。
私はこの対談によって、村上春樹というひとは日本とその文化にコミットをしようと
ようやく意識し始めたのではないかと思っています。それまで村上さんは日本という国に対してそれほど愛着がなく、むしろ外国に興味があったと思うのです。しかし、この対談が変えた。そのきっかけを与えたのが河合さんだったのだと思うのです。河合さんは、村上さんにとって日本の偉大なる父のような象徴だったのではないかと思います。村上さんのその後の作品に河合さんは大きな影響を与えているように思いました。

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)
森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥693
release : 1995-09

生き方は色々ある

森の生活という題だが、なかなかに経済の話が満載の本だ。著者は経済感覚がかなり優れた人なのだろう。とにかく自分の仕事に家庭に置き換えて読んでみると凄く為になってくる。
「自分自身の生き方をみつけ、貫いてほしいものだ」という一文があり、もっと内観せよ、というメッセージに満ち溢れている。
「大人のほうは、生きるに値する人生を送ることが出来ないくせに、経験によって子供たちよりも賢くなったと思い込んでいる」には大いに頷き大いに我が身を振り返らせてくれる。
訳し方に問題があるのか、ダラダラした感じは否めない。
兎の眼 (角川文庫)
兎の眼 (角川文庫)
角川書店
price : ¥600
release : 1998-03

胸にしみる名作

胸の奥がキュンと熱くなる、本当に素晴らしい作品でした。

すいすいと文章に引き込まれて気が付けば残り頁あとわずか…
「まだ終わらないで欲しい」そんな気持ちになりました。
読後感も爽やか。子供から大人まで是非お勧めします。
予告された殺人の記録 (新潮文庫)
予告された殺人の記録 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥420
release : 1997-11

その場にいるような錯覚

かつておきた殺人事件を被害者の友人であった「私」が関係者の話をまとめてたどっていくという話。

読んだ後に、実際にあった事件だったと知りました。ぞっとしました。
他の方も書かれているように、読んでいる間は一人の村人になったかのような錯覚ができます。読み進めるうち、小さな村に渦巻く表には見えない心の動きが感じ取れます。他の作品とつながっている部分もありマルケスの他の作品を読んだことがある人はニヤリとするでしょう。

あとがきは本編を読んだあとに読むことをお勧めします。解説がとてもわかりやすかったです。
マルケスの作品は文庫化されているのが少ないので残念です。単行本も素敵ですが、他の作品の今後の文庫化に期待。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
扶桑社
price : ¥720
release : 1998-07

思ったよりは…

物凄い前評判を聞いていたのでかなりの覚悟で読みました。
文章はかなり軽い感じで読ませる小説でしたが内容は別にそんなに凄いかな…でした。確かに精神的にくるタイプのお話でしたが何故ルース(少女を虐め抜く女主人)がそこまでやるのか背景がイマイチ分からず最後まで謎のまま…。
読後感はみなさんが言われている程悪くないと思いました。
ピエドラ川のほとりで私は泣いた (角川文庫)
ピエドラ川のほとりで私は泣いた (角川文庫)
角川書店
price : ¥540
release : 2000-06

一番読みやすいかも

コエーリョの本は結構読みましたが、これが一番読みやすかったです。確かに宗教色は強いですが、人生の基本的な部分に触れている良い作品だと思います。人は生活の中でいろいろなことに遭遇し悩みます。でも多くの場合恋愛に悩むことが多いと思います。そういう時にこの本を読めば、ヒントがあるんじゃないでしょうか。
ドラことば心に響くドラえもん名言集
ドラことば心に響くドラえもん名言集
小学館
price : ¥1,260
release : 2006-09-01

心に染みた…

『ドラえもんってこんなに感動する言葉が使われてたっけ!?』

率直な感想です。

今やサラリーマンの僕にとって、ドラえもんやのび太達の台詞が物凄く心に響きます。
子供の頃に読んでた当時は全く気にならなかった台詞が、大人になると捉え方感じ方がこれほど異なるとは……!


大人社会の人間関係、仕事上の葛藤などでお疲れ気味のあなたに明日を創造できる、そんな本に出会えたような気がして清々しく読み終えました。

ありがとうドラえもん!
ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
角川書店
price : ¥580
release : 2006-03-10

ストーリー良し。ウンチク最高。しかしどこまで真実?

映画を見たので旅行中の時間つぶしに読み始めましたが、上中下巻を一気に読みました。
というより、一度読み始めると止まらなくなってしまいました。
ストーリーは、敵味方の動きが激しいなど展開が早く、絵画の解釈の説明や暗号解読などにずいぶんと引き込まれます。
ただし、キリスト教やヨーロッパの文化に詳しくないせいか、最後の結末は肩透かしを食ったような感がありました。何だか「マトリックスシリーズの最終巻を見た時」と同様な印象です。キリスト教に関連した話と言うのは、最後明確な結論というのは避けるものなのでしょうか?
それはともかく、絵画の解釈、象徴の記号など明日から使える雑学のようで大変興味深い蘊蓄が詰まっています。願わくはどこまで真実かがはっきりとわかると良かったのかもしれません。



マジック・ツリーハウス〈5〉SOS!海底探険 (マジック・ツリーハウス (5))
マジック・ツリーハウス〈5〉SOS!海底探険 (マジック・ツリーハウス (5))
メディアファクトリー
price : ¥819
release : 2002-11

海へ大冒険!

今回からはなぞなぞが登場します。なぞなぞのヒントを得る為に本の世界へ旅する二人を待ち受けるのは珊瑚礁が広がる海!そこで潜水艦を乗り回して大冒険です。どれを読んでもハラハラドキドキしますが今回は今まで以上にハラハラしました。
猫語の教科書 (ちくま文庫)
猫語の教科書 (ちくま文庫)
筑摩書房
price : ¥609
release : 1998-12

☆猫好き 必見です☆

初めの著者紹介から読者を魅了します。
一気に読み上げてしまいました。何度も笑わせていただきました。
猫好きな人は、とにかく読んでみて下さい。決して後悔はしません

目次を読んで笑ってしまったのは最初で最後でしょう。
アイデア・ブック スウェーデン式
アイデア・ブック スウェーデン式
ダイヤモンド社
price : ¥1,050
release : 2005-03-11

新鮮な空気が入ってくるような感覚

 スウェーデンでのアイディアを出すポイントが項目ごとに分かりやすく紹介されています。
書いてあることは他のビジネス書とそれほど違いはないと思うんですが、エッセンスだけを絞りだして大変シンプルにまとめられている感じを受けました。
 特に良いなと思ったのは一項目ごとに読者に課題を出しているところです。ぱらぱらと読んで分かったつもりになるのでなく、項目ごとに立ち止まらせ、読者に自分で考えさせようとしているところが、大変実践的であると思います。
 一気に読んでしまわないで、じっくりと数日かけて、思考をめぐらす遊びを楽しんでいくのをおすすめします。
ヘミングウェイの酒
ヘミングウェイの酒
河出書房新社
price : ¥1,680
release : 2007-12

北欧神話 (岩波少年文庫)
北欧神話 (岩波少年文庫)
岩波書店
price : ¥756
release : 2001-11

【商品詳細】

40歳を前にして大手コンピュータ会社の社長にのぼりつめたジョン・ハーディングは、若き成功者として故郷に凱旋するが、その2週間後に妻子を交通事故で亡くしてしまう。絶望のどん底に突き落とされ、人生の目的を失ったジョンは、親友ビルのはからいでリトルリーグ・チームの監督として迎えられ、ティモシーという少年と出会う。試合でまったくヒットの打てないティモシーの成長を支えることで、やがて自身も立ち直っていくジョン。しかし、ティモシーには決して誰にも知られたくない秘密があった…。 著者は、『この世で一番の奇跡』(原題『The Greatest Miracle in the World』)や『あなたに成功をもたらす人生の選択』(原題『The Choice』)などの著作が、世界で3500万部以上も読まれている人気作家。本書は、社会的な成功を一度すべて捨て去り、改めて人生における真の成功とは何かを模索していく物語だ。読み進むごとに、ジョンの人生が知らず知らずのうちに自分の人生と重なり、家族や友人、故郷、仕事への思いが込みあげてくるのは、わかりやすいストーリーの中に、よりよい人生を生きるためのヒントを散りばめて読者の心を引きつけていく著者の力量のなせる技だ。 本書は、読む者によって「感動」の体験が異なる物語といえる。舞台であるボーランドの町が自分の生まれ故郷に、ティモシーの顔が幼いころに遊んだ友人の顔に、あるいは、自分の子どもの顔に見えてきたとき、読者は自分だけの、とても親密な「感動」を味わうことになるだろう。(中島正敏)

初心者にうれしい

世界の神話に興味がありまして、北欧神話はこの本にしました。初心者に分かりやすくよかったです。神話は文学本など読んでいても結構出てきがちなので知っていて損はなしですね。
十二番目の天使
十二番目の天使
求龍堂
price : ¥1,260
release : 2001-04

十二番目の天使

とてもシンプルな本だから読むその時々によって
いろいろな受け方が出来るのだと思う。
今回はあまり心に響かなかった。
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
早川書房
price : ¥714
release : 2003-12

ヤラレました

言わずと知れた名作ミステリーです。トリックについて言及出来ないので(ネタバレになってしまいますし、ミステリーのネタバレは特にキツイですから)読んでいただくしかないのですが、面白かったです。

当然今の作品の方が洗練されているとは思いますが、この時代の、科学捜査でなく、人間味の妙を、人間観察を、灰色の脳細胞を働かせるポアロの推理はとても面白かったです。フェアか?アンフェアか?犯人が当てられたか、分からなかった、とかも、もちろん議論されてしかるべきですし、それで良いのですが、私は単純に楽しめました。私はフェアだと思いますし、犯人が分からなかったのですが小説として楽しめました。


いろいろ書きたいこともあるのですが、この本の感想を書く(未読の方へが、また)のが難しい!!!に挑戦してみたのですが、本当に難しい!!


ミステリ好きな方で未読の方はもちろん、物語の面白さ、人間観察からの推理など、に興味のある方にオススメ致します。
プロ直伝 笑いの技術
プロ直伝 笑いの技術
講談社
price : ¥1,260
release : 2006-11-23

読みやすい!!

内容が難しいと思いきや、良く読んで見ると読みやすく
スラスラと読めました。

内容もそんな悪くないですし、途中ダジャレが書いてあって面白かったです。
それと勉強にもなると思います。
エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)
エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥820
release : 2001-06

よくこの過酷な状況下で生きられたものだと感動

 南極の氷に閉じ込められた28人が,17か月後,1人の死者も出さずに生還する――そんなバカなことがあるかと半信半疑で読んだが,実話らしい。
 氷に閉ざされた船の中でひたすら氷が解けるのを待った10か月間。船を放棄したが,移動もままならない状況下,氷盤の上でキャンプした3か月間。何日も寝ることすらできずにボートで移動したり,ようやく人が居るサウスジョージア島に着いても,峻険な山野を横断しなければ助けを求めることができない……。
 食料も,アザラシやペンギンを仕留めることができる間は一応潤沢だが(アザラシの脂肪があれば,火を燃やすこともできる),それが途切れると……

《さらにマクリンに対し,犬の餌用に取り置いたくず肉の中から食べられそうなものを取り出すよう指示した。マクリンは”臭いが強すぎてどうしても食べられそうにない”ものを除き,残りほとんどすべてを取り出した。マクリンは書いている。<残念ながら,近いうちにアザラシをしとめられないと,このくず肉を生で食べることになる>。》(213頁)

 本当に,よく生還できたと驚きである。
シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
光文社
price : ¥880
release : 2006-01

分かりやすい!!

外国の小説は訳によって難しかったりするので苦手だったのですが、こちらはそんな事ありません。読みやすくどういう意味?という事もありません。
しかもカバーもおしゃれでいいです。全巻揃えたいです。

失楽園 上   岩波文庫 赤 206-2
失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2
岩波書店
price : ¥840
release : 1981-01

日本語訳(というか研究)がすばらしい。天使と天使の力のぶつかり合いが一番おもしろかった。

非常に評価が高いのは、読んでみてわかるが、まず日本語訳がすばらしい。というか、ただの訳者ではなく、あきらかに研究者である。本の5分の1程度の頁が、訳注にあてられており、聖書との関連性をはじめ作者の意図を読み込んだ訳作りがありありとわかる。

僕は普段あまり難しい本は読まないのだけれど、この本については、少しのがんばり程度でよめる。なぜ「少しのがんばり」かというと、「詩」であるので、ものすごい技巧的な表現が多い。とても普段使わないような修飾語が多く、それをじっくり味わうつもりで読まなければ、この本の真価はわからない。

そういう意味で、自分がこの作品に5つ星をつけるのはあまりにおこがましいので、4つ星にさせていただいた。

この作品は、1600年台なので、もちろん聖書がかかれた年代から考えれば、その創世記に新たな息を吹き込んだその試みは、現代で聖書をとりあげるのとそんなにかわらないのではないか。特に面白かったのは、ミルトンはガリレオと交流があったようで、その影響か、アダムと天使の会話に、天体の話がでてくるところだ。天動説か地動説かはっきりとは書いていないけれど、要するに、神が設計した宇宙の神秘を、愚かにも人間が解き明かそうなどと考えず、神が人間に期待したように信仰にいきるのが大切だという主旨になっている。

また、上巻の善と悪の天使軍団の戦いは、日本語が超一流なので、まるで舞台か映画をみているようだ。天使が力と力でガチンコ勝負するなんていままで考えたこともなかった。漫画デビルマンの最期をつい思い起こしてしまう。というか、永井豪さん、絶対これ、よんでると思う。

もひとつ面白かったのは、アダムとイブが禁断の果実を食べた後、仲がよかった二人が、責任転嫁をし合うくだり。想像力豊かな聖書からの肉付けが楽しめる。
ガリヴァー旅行記
ガリヴァー旅行記
岩波書店
price : ¥840
release : 1980-01

いろんな楽しみ方ができる

小さな頃に良く聞いた童話としての小人の国編の他に、巨人の国や天空の島が支配する国、馬の国、日本と様々な国が出てきます。本文を読んでいると、ラピュタ,ヤフーなどどこぞで聞いたような単語がたくさん出てきますし、馬の国の記述などは映画の「猿の惑星」の設定にそっくりです。言うまでもなく、日本でいう江戸時代に書かれたこの本が全ての元ネタになっているのでしょうが。前半では、主にイギリス王室の風刺がなされています。後半では、もっと大きな対象に目が向けられているようです。ラピュタ編では人間の精神や思考に対する批判、例えば、思慮を深めている人は、高尚なことをしているように見えるけど、その姿はアホ丸出しであるということや、学者は理論や理想ばかりが先行して、実際の世間の運営とはかなりずれているというところなどが極端に書いてあります。この点などは今も昔も変わらないようです。馬の国編では、人間の生物としての側面に対する痛烈な皮肉が延々と書かれていて恐ろしいほどです。みなさんもぜひ、本物のガリバー旅行記を楽しんで見て下さい。
私の名前はキム・サムスン 下
私の名前はキム・サムスン 下
ブックマン社
price : ¥1,400
release : 2006-12-09

ジノンのラ・ムール

人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の原作本です。
ドラマとの違いは下巻で大きくなりますが、ドラマではジノンの事故後3年の話で、原作では5年後だからだと思います。3年後ならばドラマのようにもがいていただろうし、5年後だからヒジンとの愛は静かに終わっていた。
サムスンの作った真っ白い「甘くてほろ苦い後味のいい」ラ・ムール(愛)というケーキを堪能できました。こちらのサムスンとジノンも大好きです。
ただ一小説としてみれば、あえて星4かな。

神秘の短剣―ライラの冒険シリーズ〈2〉 (ライラの冒険シリーズ (2))
神秘の短剣―ライラの冒険シリーズ〈2〉 (ライラの冒険シリーズ (2))
新潮社
price : ¥2,205
release : 2000-04

世界が溢れた・・・。

神秘の短剣で舞台は、鎧熊も、ダイモンもいない我々の住む世界に移ります。
ライラと共にこの作品で活躍するもう一人の主人公、ウィルの話から始まります。

序盤こそ我々の世界で、ウィルがウィルのいなくなった父親を追う謎の男達から
逃げ出すところがサスペンス調で描かれますが、別世界の扉をくぐってからは
もう何でもありの世界です。

いろいろなところで別世界の扉が開いてしまって、ぐちゃぐちゃになっていき
ます。

天使は空を飛び、戦闘機らしきものは行き交い、魔女が戦い・・・。
スケールのでかさが、いやーすごい。

それにしても、アスリエルって何者?
ダストに疑問を持って追求しようとするのは分かるにしても、一人間でありながら
天に弓引こうとするとは・・・。
そんな短期間に準備できた理由はきちんと描いて欲しいと思いました。
そうすればもっとよかったのに。
薔薇の名前〈上〉
薔薇の名前〈上〉
東京創元社
price : ¥2,415
release : 1990-02

【商品詳細】

『アンネの日記』が最初に世に出たのは1947年。そして91年に、47年版でカットされていたアンネの人間味あふれる記述(鋭い批判精神や性のめざめ、など)を復活させた「完全版」が出版された。この「増補新訂版」は、98年に新たに発見された5ページ分を加え、翻訳資料をさらに徹底させたもの。まさに「アンネの日記・決定版」といえる。 イラク戦争を目の当たりにした今、本書が単なる歴史の記録でないのは明らかだ(2003年4月)。戦争に突き進む不寛容、抹殺される恐怖、惨めな状況でも楽しみを見つけようとする人々。アンネが日記に向かっていた60年前と、今日の世界とでは、どれほどの違いがあるというのか。14、5歳の少女が、ここまで世界と人間の「変わらぬ姿」を浮き彫りにしたことに驚くほかはない。「どんな不幸のなかにも美しいものが残っている。美しいもののことを考えれば、しあわせになれる」というくだりは、とくに胸を打つ。このおしゃまな少女は、他人の痛みを知るといった経験をとおして、豊かな大人の女性にまちがいなく成長したはずだ。その可能性をあっけなく、不当にも奪う戦争。『アンネの日記』は私たちの視線を、アンネの世界を越えて人間の愚かしさへと向ける。(小林千枝子)

叡智の復興

1980年のウンベルト・エーコの作品。14世紀のイタリアのベネディクト派僧院が舞台。主人公はドイツ人の見習いの修道士アドソと師匠のイギリスから来たバスカヴィルのフランチェスコ会修道士ウィリアム。ウィリアムはある使命を持ってこの僧院を訪れる。その重要な任務は物語を追う毎に明かされていく。14世紀の西洋のキリスト教世界の権力争いと腐敗。異端審問による迫害とヨハネス教皇派とルードヴィッヒ皇帝派の争い、各会派入り乱れての混沌とした状況が背景にある。そういう背景がありミステリー部分がまた非常に魅力的。主人公達は僧院内で起こった事件の捜査を僧院長に依頼されるのだが、僧院長を始め何か彼らは大きな物を隠そうとしている。そんな中、次々とヨハネの黙示録の記述に擬えて殺人事件が起こるという展開。事件の根源である僧院の主人公達には入る事を許されていない文書館、キリスト教世界で最大の蔵書を誇り、しかも数学的に計算された迷宮の様な造りになっており、各種言語のあらゆる書物が初めて入る人間にはどういう基準で配置されているか分からない、また侵入者を惑わす物質的仕掛けもあるという、館物ミステリーや暗号解きや本好きには堪らなく魅力的になっている。また主人公アドソの肉欲の罪と本能の間で揺れ動く、悩める見習い修道士の恋の心情の描写や彼の夢の描写は驚嘆する程上手い。そしてアドソの実にせつなくも儚い青春と成長の物語でもある。そして彼は師匠とは違う愛の形を求める。最後の所、大勢は始めは一致団結する様にも見えたが結局は惨めにもうろたえ、かの人は満ち足りて笑い、ウィリアムは失われる物に涙し、アドソは師匠の安否を気遣った。この三者三様の行動に人間の全てが語られているといっても過言では無いと思います。あと、私はキリスト教が古代ギリシアで既に全盛にあった人類の叡智を退化させたと思っているし、この考えは一般的かもしれないがエーコもそういう考えが基盤にあり本作を書いているとも思う。だが私はかと言って宗教が必ずしも悪いとは思わないし、叡智の前進が必ずしも人々の幸せに繋がるとは思わない。叡智とは人間が人間たる思考するという事が始まりであり、自分が世界の中心であると思う事を証明している。つまりは思考するとは人間が自己中心である事の証なのだ。人間の本質がその様な物であるから、様は均衡の問題であり、観念や意味になる前の個々の事象を記号として数式化しても人間は自分の卑小さを自覚するに過ぎないし精神の拡がりを潰えさす事であると思う。(下巻に続く)
夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
ストーリーアーツ&サイエンス研究所
price : ¥4,410
release : 2002-11

まさに「人生そのもの」の解説書。

人の一生を分析して抽象化したような本です。

本書で解説された各ステージ、各キャラを、身近な人や事件、出来事に当てはめてみると「なるほどな」と納得します。

人が生きるうえで避けられない障害(別離、裏切り、喪失など)は多々ありますが、こういう本で「人生ってそういうものなんだ」と何となく理解できていれば悲劇的な結末(自殺、殺人など)は避けられるのかもしれません。

なぜなら、目の前の試練の先には宝(和解、成長など)があるかもしれないという期待がもてるから。

この本で語られたパターンで世の中すべては説明できませんが、知らないよりも知っていた方が圧倒的に便利です。

なぜ昔話やおとぎ話が受け継がれてきたのか。

それだけの価値、真理が含まれているからかもしれません。

誰かに何かを表現し伝える機会がある人すべてが、一度は目を通す価値がある本です。

値段以上の価値はあると思います。

どちらかというと読みにくいので、蛍光ペンなどでポイントに線引きしながら読む必要はあるものの、世の中や人間を見つめる一つの視点(型)が手に入る貴重な1冊だと思います。

応用は無限大です。

必笑小咄のテクニック (集英社新書)
必笑小咄のテクニック (集英社新書)
集英社
price : ¥714
release : 2005-12

もちろん、すばらしいのですが

米原さんの文才はだれもが認めるところですが、このように原理的にお笑いとも取り組まれていたこの遺作が出るまで不覚にも知りませんでした。

いろんな方が好評レビューをされているので、搦め手から。
米原さんらしいところは、東欧やロシアの小噺を例題にするだけでなく、小泉元総理の言説のあげつらって腑に落ちる例題にされているようなところでしょう。批判精神が最期まで横溢してます。

無類のお笑い好き、落語マニアの自分からすると、「木を見て森を見ず」のような分類にハタと膝を打ったものの、「誇張と矮小化」のようなカテゴリーは、あまり祖型の分類にはなりきれていないという印象でした。

とはいえ、厳密な祖型論とかパターン論を求めすぎるのは、本書の読者としてはヤボだということは十分わかっていますので、米原さんによる仕分けの手際と挿話のおもしろさを、語り口を味わっていただけると思います。

時の旅人 (岩波少年文庫)
時の旅人 (岩波少年文庫)
岩波書店
price : ¥882
release : 2000-11

素晴らしい!の一言です。

娘の為に選んだ本だったのですが・・・
母親の私のほうが、夢中になりました。
 余韻が、残り・・味わい深い本でした。

マジック・ツリーハウス〈6〉サバンナ決死の横断 (マジック・ツリーハウス (6))
マジック・ツリーハウス〈6〉サバンナ決死の横断 (マジック・ツリーハウス (6))
メディアファクトリー
price : ¥819
release : 2003-02

定番の本です

アメリカで一番たくさん買ってきたシリーズの本です.現地の小学校では必ず読んでいました.下はキンダークラスから,上は5年生のクラスにも置いてありました.私はまだ読んでなかったのでボチボチ読んでます.英語自体はそれほど難しくなく,良識派のお兄ちゃんと,アニマル派の妹のテンポのいい会話が面白く,繰り返しのフレーズもあるので,音読にもいいなーとたまに誰も居ない時大きい声で読んでます.
今回はサバンナに行くことになっています.4巻ずつ大きくテーマがあり,色々な歴史の知識や動物の生態などが描かれているので,サイエンスや社会の勉強用としても認められているようでした.
リプレイ (新潮文庫)
リプレイ (新潮文庫)
新潮社
price : ¥780
release : 1990-07

人生観

タイムトラベルもので
いいなー、人生やり直したい!と思うことはあっても
やり直したくない・・・ってのは中々ない。
そういう意味で異質だった。

主人公ジェフ、43歳。
心臓発作で死ぬと18歳に戻っていた。
やりたい放題だが、また43歳で死んでしまう。
3度、4度とやり直すうちにリプレイ時間が短くなっていると気付く。
彼の子供や周りの人への愛が随所にある。
やり直しの人生の中で、前回の人生の妻や子供がいなくなる恐怖。
リプレイは一体何によって引き起こされているのか。

時間軸の話で考えなければならないことが、しっかり詰め込まれている。
些細な矛盾、ある程度の強引さは愛嬌。
作者の人生観が、所々で出ていた。
薔薇の名前〈下〉
薔薇の名前〈下〉
東京創元社
price : ¥2,415
release : 1990-02

薔薇の名前とは

エーコが見事に展開するこの作品で言いたい事は世界というのはとある規則と法則によって成立しておりその鍵が分かれば解けない物は無い。しかし世界という物を既に出来上がった物として認識する多くの人間はいつの時代も無知で愚かである。人間にはいまだ分からない事も「事項と事項を比較」する事は学問の始まりであり、いつかは法則が分かる日が来るかもしれない。世界や他人は衆人には謎に満ちている。比較探求の旅は人間の命題である。しかし、比較する事とは差別する事では無いし区別する事でもない、そこに上下、左右などは無い。善悪の基準を決める物でも無い。無限とも見える有限の空間の中で観念という漠然とした意味と意味を手繰りよせ恣意を介さず真意を紡ぎだす。恣意は傲慢と混沌をもたらす。ウィリアムを動かす衝動と過ちがこれに含まれよう。中世キリスト教世界の異端だ、正統だと時に私利私欲が混じり互いに争う者や知識の独占を望む愚か者達の愚昧さと事物を推論し見極めるという推理小説の形態で作り上げられた本作は実に巧みだ。ウィリアムは言う「問題はキリストが清貧であったかどうかでは無い。教会が清貧であるかどうかであり、清貧とは俗世の事物に法を定める権利を保持するか放棄するかを意味する」。ウィリアムに対する妄信者ホルヘの考え方にも一理ある。両者とも善行を望むという意味では同じだ。しかしウィリアムは「真の愛とは愛される者の喜びを願うものだ」と言い、こういう、知の為の知の追及で無い、欲望無き知の探求を進めるベーコンを尊敬し、ただの迷える子羊から羽ばたこうとする様な人間個人の尊厳を秘かに謳う様な先進的な人物であり、ホルヘの妄執とは対照的である。しかし知識の探求は間違った記号を紡ぎ合わせても偶然にも同じ結果をもたらす事もある。必然的結果を求める事自体が傲慢なのである。「人を愛する者の務めは真理を笑わせる事によって真理が笑う様にさせる事であろう。真理に対する不健全な情熱から私達を自由にさせる方法を学ぶ事こそ唯一の真理である」とウィリアムは自嘲する。そしてアドソはその象徴たる神の全能とは?という所に至るのである。最終的に偶然と必然の論議から神の存在の有無まで考察し人間と世界の在り方を問いかける本作は実に多くの物を含んでいる。7日間で両極を体験したアドソは晩年に至り何を思うのだろう。薔薇の名前とは何であろう?人によって全く違う答えであり、かつ同じ答えとなる物であろう。両極の間で揺れ動く記号という名の意味を糧に人それぞれの真理を花開いた愛憎の象徴である薔薇の美しさである。私の言う意味はそれが何かは本作を読み終えた人には分かるだろう。
小説を書きたい人の本―好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!
小説を書きたい人の本―好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!
成美堂出版
price : ¥1,155
release : 2005-05

小説を書いてみたい人の入門書として最適かと……

 小説を書いてみようかなあ。と、思っている人向きの入門書にぴったりだと思います。図式化してあり、イラスト多く、多色刷りなので見やすくとっつきやすい。
 初心者でなくても、読んで得る情報はいろいろあると思う。
 第2章、実際に小説を書いてみようの1、「主人公をとにかく前に進めよう」などは、書きあぐねている人にとっては、言い得ていると思う。

 本の冒頭部分に、三人の作家へのインタビュー「わたしはこうして小説家になった」が掲載されているが、インタビューの最後の質問、「小説家を目指す人にアドバイス」は、書きたい人への大きな参考になると思う。
アンネの日記 (文春文庫)
アンネの日記 (文春文庫)
文藝春秋
price : ¥880
release : 2003-04

よく判らないけれど、感じたこと。

嘘か真か。日本人の性格なのでしょう。
だから、幕末の作家が書いた豊臣秀吉の「信長の草履」の話もザックリと切られました。壮大な物語にしたかったのでしょう。誰にでもある欲求だと思います。その問題は。
「草履ではなく下駄か。胸で暖めていたのか背中か」
太閤記は昔から様々な人間によって書かれてきましたけど、近代になるにつれて話が大きくなっています。
…多少…どうでもいいかもしれないなぁ、と思ってしまいます;

アンネちゃんの、この日記は、作品であるか、唯の日記か。との問題で、これも同じような事なのだろうか。と思いました。
多分、翻訳する時点で、何かの気持ちが入ってしまい、日本語的に微妙なものになってしまったり。
しかしそんな些細な事ではなく、世界が動いて「嘘か真か」と騒いでいます。
草履と一緒にしては駄目かな、と思いつつも「…平和だな」と感じます。
お父様は大変…というか、あんなところに閉じ込められていたのが本当ならば、暇でしょう。
では、何を言うか…というと、フランク家がいかに立派か。そして世論をひたすら喋るかもしれません。アンネがそれを聞く事はあったかもしれません。
日本の小学生でも、父親がそんな話をすれば、堂々と作文に書くでしょう。
「受け売り」というものでしょうか。

確かに生き残ったお父様は、アンネの日記がもし、本当にあるならば…
「お父さんの言っていることは、結局過去の話で、私にはピンとこないし、同じ事ばっかで聞き飽きた」
と、正直に書かれていたら、書き直すでしょう。
全て目を通し、アンネが書いたものは落ち着きのない大人の喜劇だとしたら…。
捏造するかも;

アンネはとてもしっかりした子どもだと思いました。写真で見た本人を見た感想です。
そして、アインシュタイン(こっちはヒネクレた男性ですが)と似ている笑顔だと思いました。
とてもイタズラで活発で、ユーモアが溢れている笑顔だと思いました。

「お父さんが一生懸命平和を訴え、自分を偉く見せたい事に必死で、頑張って女の子の本を書いている。でも無理。そして作家に依頼した。世界中が嘘か真か論議をしている。技術は進歩し、最新の技術でこれは嘘である、と発表した」

のが本当であったならば。
もしかしたらアンネの性格ならば天国で笑っているかもしれません。
草履と一緒にしてしまってはいけないかもしれません。いや、確かにいけないのですが。
まるで喜劇のようで、大声で笑ってしまいます。
「これこそが平和だ」と。

彼女の日記を読んで、色々出てくる疑問に大人が必死になっている。
結果オーライという事で、アンネが一番欲しかったものが形になっている。
平和、というのはこういう事なのかもしれません。
宇宙の果てのレストラン (河出文庫)
宇宙の果てのレストラン (河出文庫)
河出書房新社
price : ¥683
release : 2005-09-03

私の座右の書

このシリーズ大好きです。
なので、レビューワーとしては適任じゃないかも知れませんが、もっと知られて良い作品だと思います。
一生懸命頑張る事と、何があっても笑い飛ばせる精神が培われます。
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥693
release : 1958-01

【商品詳細】

『The Amber Spyglass』は、冒頭のシーンからいきなりスリリングな展開で読者の心をむんずとつかむ。差し障りのない範囲であらすじを紹介しよう。 前作『The Subtle Knife』(邦題『神秘の短剣』)でライラを捕らえたのは誰かという謎はすぐに解き明かされる。だが、その人物のもくろみが善なのか悪なのか、それとも心を決めかねているのかは依然として謎のままだ。また、世界を分断するよう託された剣はまだウィルの手の中にある。そしてその彼をアスリエル卿がいる山頂の要塞まで導くように定められた、翼をもつ2人の天使が仲間に加わる。だが、この少年ウィルの目的はただひとつ。それは、友を救い、彼女に「真理計」(アレシオメーター)を返すことだった。アレシオメーターとは、彼女にとっても『The Golden Compass』(邦題『黄金の羅針盤』)と続編『The Subtle Knife』を読んだ読者にとっても、多くを明らかにしてきた道具である。セラフィナ・ペカーラが腹ぺこのイオレク・バーニソンを捜し出し、アスリエル卿の十字軍に入隊させるときには、読者も「瞬く星明かりのようにぞくぞくした感じ」を同時体験することとなる。 王の心の中でいくつもの思いがクモの糸のように絡まっていった。飢えや満足を超えた何かが膨れ上がっていく。あどけない少女ライラの記憶だ。王がシルバータンと名づけた女の子。スバールバルでいまにも崩れてしまいそうな雪の橋を通り、地表の裂け目の上を渡ったあのときに最後に見た女の子である。そのあと、魔女たちがいろいろなことを言いふらし、協定を結ぶとか同盟をくむとか戦争になるといった噂が広まったのだ。思えば、この新世界が誕生したこと自体が不思議な事実だ。しかも、魔女たちはこういう世界はほかにもたくさんあり、それらの運命がすべてあの子に託されていると言ってきかなかった。 一方、教会は二派に分かれて、ライラを見つけようと躍起だった。そのうち片方は、恐ろしい計画を滞りなく実行できるよう、僧侶に「赦免の前貸し」さえした。こういった暴君たちは、この少女の抹殺を「聖なる仕事」と見なしていたのだ。 3部作を締めくくる本書で、フィリップ・プルマンはこれまで以上に高いハードルを自らに課した。アクションと独創性の点でも前作に匹敵するものを作らなくてはならなかったし、前作で未解決だった謎もことごとく解決する必要があった。うれしいことに、本書には読者を落胆させるような最悪の展開はひとつとしてない。だからといって、息詰まる展開やまさに危機一髪というシーンに欠ける、ということではないのだが。(もし本書にそういった要素が不足しているというなら、十分だといえる本などほかにないだろう) しかし、プルマンは『Paradise Lost』を彼なりに大胆に改訂したとも思える、穏やかであると同時に悲劇的な結末を用意している。叙情的なSFではあるがわかりやすいこの散文作品の中で、著者は自らのテーマを徹底的に表現している。また本書でほかにもいくつかの世界をつけ加えて表現している。そのうちの1つの世界では、一見すると単純な生物の集まりに、メアリー・マローン博士が温かく迎え入れられる。「ミュレファ」の環境(ここでもこれ以上は明かせないのだが)によって彼らの意識は豊かになり、その生活はゆったりとした一定のリズムが保たれるのだ。ところが、この不思議な生き物たちは、必要とあらば俊足にもなれる(体のほかの部分も素早く動かせるようになる)。 だが悲しいかな、その牧歌的な風景に「ダスト」が流れ込むと、彼らは全滅の危機に瀕する。オックスフォードの秘密研究者メアリーは、はたして彼らを救う方法を発見できるのか? それとも我らが若きヒーローたちの助けが必要となるか? メアリーが治療方法を解き明かそうと必死になっている一方で、ウィルとライラは最も残酷な形での犠牲、あるいは裏切り行為を強いられながらも、すべての光と希望が失われた王国への巡礼へと赴くのだった。 この、衝撃の長編英雄小説を通じて、プルマンは鳥肌が立つほど美しく優しさに包まれた場面を絶やすことがない。またその中には、くすっと笑える息抜きの場面も加えている。ライラの母親が教会の下っぱを痛めつける一連の場面などは、よい例だ。「男はただただひたすら謝り続け、やっと彼女は去って行った。彼女の後ろにいた番人はほっとしたため、ほっぺたをぷくーっとふくらませた」。 コールター夫人が、相変わらず我々を楽しませてくれる目の離せないキャラクターであることは言うまでもない。物語の大詰め、絶望的なシーンで彼女がとる行動は、読者の心に彼女への畏敬の念を育むか? この点でも『The Amber Spyglass』は、真の意味での啓示の書といえるだろう。目前の暗闇から光を放つ真実へと、我々を導いてくれるのだから。

私は目もくらむほどの体験に身をゆだねたいのだ

・元々ドイツに伝わるファウスト伝説をもとに書かれた作品。ファウストという名の錬金術師と占星家が実在したらしい。同一人物との説あり。この件は、本書の約40ページに及ぶ詳しい解説にも書かれている。
・ゲーテが若い頃から書き始めたライフワークで、最終的には人生経験豊富な老人ならではの視点も入った、練りに練られた傑作である。構成美の一方、人間の醜悪な部分の描写もある。さらに生命力溢れる民衆の楽しみに通じた点がにじみ出ており、作品の深さと広さを感じる。「隠し砦の三悪人」など、黒澤明のいくつかの映画を思い起こさせる。

(付記1)ロックバンドThe Policeの名曲“Wrapped Around Your Finger”の歌詞に、メフィストフェレスの名が出てくる。
(付記2)1938年に毒殺されたブルーズマンのRobert Johnsonには、ギターの上達のために悪魔に魂を売ったとの伝説がある。米国の黒人と共通するとは(キリスト教の影響があるにしても)、何か悪魔には人類共通の思い入れがあるのだろうか?
伝奇集 (岩波文庫)
伝奇集 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥630
release : 1993-11

未来を予言した本

何度となく読み返した短編集。今までにこれだけ私に影響を
与えた小説はあったかろうか?

この小説は未来をも予見した1冊とも言えます。
「バベルの図書館」は現在Googleが行なっているミリオンズ
ブックサーチを想起させるし、「記憶の人、フネス」は
今流行の脳科学ブームの先鞭をつけた内容とも言えます。
また「バビロニアのくじ」は柄谷行人もそのアイデアを
評価しています。

短編小説としては難解な部類だと思います。
私も何度か再読して理解した短編もあります。
小説の内容を圧縮すると哲学に近づく。
そして文体は極めて詩的です。最高の小説です。
宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)
宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)
河出書房新社
price : ¥683
release : 2006-04-05

評価困難

一作目、二作目だけで評価するのは難しい

単純にこの本だけ読んだらおもろいと
思うねんけどどうでしょう。

「若きゼイフォードの安全第一」が読めてラッキー

連作で読まないときついかも

悪魔の涙 (文春文庫)
悪魔の涙 (文春文庫)
文藝春秋
price : ¥890
release : 2000-09

映像で観たい

分厚い本なので かなりの時間を費やしましたが、これで解決・・え?
違うの? っていう 作家の手法には さすがディーバーさんと思いましたね。

ボーンコレクターのように これは映像にされたんでしょうか?

映画でみたいな と 思った小説でした。
私の名前はキム・サムスン 上
私の名前はキム・サムスン 上
ブックマン社
price : ¥1,400
release : 2006-12-09

サムスンとジノン

人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の原作本です。
ドラマとは設定が若干ちがいますが、こちらのサムスンとジノンもテンポのよい掛け合いが楽しいです。サムスンはキム・ソナさんのイメージですが、ジノンは年齢がサムスンより年下ではないためかヒョンビンさんというイメージではありませんでした。撮影時ヒョンビンさんは監督から原作を読まないように言われていたといいますが納得です。
太めのパテシエ、サムスンは愛すべき人でドラマ同様大好きです。
ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
バジリコ
price : ¥1,575
release : 2005-06-13

彼女の視点だけで当時のイランを丸ごと受け止めず、情報の一つとして。

イランでのイスラーム革命から逃れ、外国に移り住んだ後、再びイランに戻ってきた作者の14歳?25歳が漫画で綴られている

イランでの生活のみを描いたもう一冊の「ペルセポリス1」とは違い、
前半はイスラーム革命ではなく、彼女の外国での外国人の友達との生活や、堕落した日々などが描かれている。
後半は、子供から大人に成長し、また時代も経ったイランの革命後の生活を成長した彼女の視点と立場から描写。

ある日、彼女が革命防衛隊に検挙されないように、何の罪もない男性に罪をなすりつけ、それを笑いながら祖母に報告したのはがっかりする場面だ。
両親から裕福な生活を与えられた少女時代と外国に住んで薬に浸った堕落した思春期時代、色々なことを経験した彼女なのに、そういうことを平気でやるとは・・・という気持ちから。
そういうことや、数年はイランではなく外国に住んでいて当時のイランで生活をしなかった部分を含めると、
これは読みやすいイラン情勢の紹介本だが、彼女自身の視点も大いに加味されているので、それを鵜呑みにしてイランはこんな国なんだ。と思い込まずに、
イランを紹介をする一つの本、又、作家の視点からマルジャンという女性の半生を紹介している本と両方思った方が良いと思う


ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙〈上〉
ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙〈上〉
日本放送出版協会
price : ¥1,050
release : 1997-10

Sometimes Crazy but that is life

Sure the story jumps around and jerks you a little. It is a good lesson on thought. All of the major ideas of our western world have been captured here in a tale that is great. At times the comical crazy happenings seem to turn you off, but really I think that is like life. I can not think of a more entertaining book about deep thinking.
ペルセポリスI イランの少女マルジ
ペルセポリスI イランの少女マルジ
バジリコ
price : ¥1,470
release : 2005-06-13

読みやすい当時のイラン紹介漫画

作者、マルジャン・サトラビの10歳?14歳のイランでのイスラーム革命以降の身の周りの生活、政治情勢を漫画で紹介。

白黒のシンプルな絵で、子供も大人も理解しやすい一冊。
イランについて、それだけでなく戦争があることについて、外国で子供が家族から離れて暮らすということについて知りたいという人は読んでおいて良いと思う

作者自身、先進的な両親の影響からか、年齢のわりにしっかりした思考の持ち主のようで、細かく当時のことを描写している
天使と悪魔 (下) (角川文庫)
天使と悪魔 (下) (角川文庫)
角川書店
price : ¥620
release : 2006-06-08

目に見えるよう

私もダ・ヴィンチ・コードを先に読みました。
断っ然こっちのが面白いです!
夜中の3時まで6時間夢中で読みましたが、この長さ。さすがに読みきれませんでした。次の日めでたく完読。
まず、ダ・ヴィンチ・コードは舞台が、古城とか教会とか、何だか似たような感じのとこばかりで、後半はとばし気味に読んじゃいました。
こちらは舞台が変化に富んでいて、日本人の私にも映像が目に浮かぶよう。
図書館(文書館?)のシーンなど、目を閉じると赤色が(笑)。
それから、ちょうどヨハネ・パウロ○世の亡くなった半年後くらいに読んだので、その時の記憶が新しくて。だけど、この本が書かれたのはそれよりはるかに昔。そういう意味でも「ほほぉ?、あの時、中ではこんなことが…」と感慨深かったです!
それに取り上げられている団体にしても、ダ・ヴィンチ・コードの方はその時初めて聞きましたが、天使と悪魔の方は元々知ってる方が多いんじゃないでしょうか。
もし読むならこっちを後にしないと、ダ・ヴィンチ・コードがつまんなくて最後まで読めないかも知れません。
…余談ですが、下の方のカメルレンゴ=ジュード・ロウには全面的に賛成です!
琥珀の望遠鏡―ライラの冒険シリーズ〈3〉 (ライラの冒険シリーズ (3))
琥珀の望遠鏡―ライラの冒険シリーズ〈3〉 (ライラの冒険シリーズ (3))
新潮社
price : ¥2,940
release : 2002-01

現実を精一杯生きろ

・ライラ・・・しばらくコールター夫人に眠らされて、目覚めても元気なし。
       どこがイブなの?
・ウィル・・・引きつける魅力なし。ライラはどこが気に入ったのかな?
・アスリエル卿・・・ライラなんかどうでもいいと言ったと思ったら、ライラを助けろとは?
          なかなか登場しないで登場したら直ぐに死ぬとはね。
・コールター夫人・・・急に優しくなって、娘ライラを溺愛、どの言葉も嘘に聞こえる。
・メアリー・・・どこがヘビの役なの?

・イオレク・バーニソン・・・チョット登場。神秘の短剣を修復する。驚きですね。
・オーソリティ・・・天使は肉体がないから人間より弱いといってもアスリエル卿とコールター夫人との戦いで簡単に死ぬとは弱すぎでしょ。
・天使・・・見えるの?見えないっていいながら、やたら見えてるような場面が多い。

・真理計・・・ライラが愛に目覚めたらなんとなく読めなくなりました。
・神秘の短剣・・・守り手ウィルが愛を思うとき短剣は砕ける。不可解。
・琥珀の望遠鏡・・・メアリーが作った物のこと?望遠鏡が出てきてしばらくして琥珀って言われてもね。

・死後の世界・・・ライラとウィルが死後の世界に行く動機が薄弱。           
・ダイモン・・・ライラの世界に行くと誰でもダイモンが現れるの?
       ウィルの父さんにはダイモンが現れたけどウィルには現れず。
       死後の世界から以後なんとなく魔女のようにダイモンと離れられるようになったライラ。
       なんとなくじゃ疑問です。
・ダスト・・・魔女が異世界の窓を閉じて解決?
・ライラの冒険シリーズ・・・現実を精一杯生きろって作者は言ってるの?

『黄金の羅針盤』『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』よりも『花火師リーラと火の魔王』が私は好きです。

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