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DATE: CATEGORY:・評論・文学研究
戦闘妖精・雪風解析マニュアル
戦闘妖精・雪風解析マニュアル
早川書房
price : ¥1,260
release : 2002-07

【商品詳細】

原題は「人間考察もしくは処世訓と箴言」というフランス・モラリスト文学の最高傑作であり、ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世(1613−1680)の代表作である。扉に引用されている「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」という一句はあまりに有名である。箴言として1、2行で語られるそのことばは私たち読者の人間観察に対する甘さや幻想を引きずり出し、それを粉々に破壊するほどの威力を持っている。 愛情、恋愛、友情、自己愛、欲求(名誉などに対する)など、人間の業の深いところにたじろぎもせずに切りこみを入れる短い文章。それが心地よいものとなるかどうかは読み手しだいである。その意味で必ずしも本書は「愛され親しまれる」本として存在することを許していないようである。それは解説者をして「ジャン=ジャック・ルソーからサルトルに至るまで、後世の多くの高名な読者に反発、怒り、苛立ちを感じさせ、槍玉にあげられる光栄に浴してきた、あくの強い刺激的な古典」と言わしめている。 確かにほかの文学者や詩人の格言集とは趣が異なり、ロマンチックな気分を誘わず、ノスタルジックな感傷を引き出さずに、ペシミスティックかつニヒルな見方で読者にその文章を託している。この1、2行に込められた挑戦的とも思える文章を批判しつつ読者が自己を吟味し、他を冷静に観察する、あるいはこれを契機に人間の罪深さや自己愛をお互いに手厳しく語り合うことを著者は望んでいるに違いない。 箴言集に付け加えて、考察と題された文章においても人間の真実の姿が暴き出されており、著者の人間のとらえかたが皮肉に見える分だけ余計に普遍的で真実味があることを読者は反発しつつも認めざるをえないだろう。(青山浩子)

作品の解析

マニュアルというのには語弊があるかも知れません。ですが、この作品(原作、OVA両方)をより
深く広く知る一環として、なかなか適切な本だと思います。

インタビュー・執筆記事は、OVA関係者(自分は原作から入った者ですが、アニメ版制作の
方々の熱意も伝わりました)の他、
軍事評論家の方が雪風の機体について現用機と比較言及していたり、批評家・レビュアー
の方が作品を独自に分析していたりします。

自分が感じた作品観は何より一番ですし変わりもしません。あくまでもその中で、
「なるほど、こういう解釈もあるのか」とも思えることが新鮮、かつ幅が広がりました。

また、原作者である神林氏のインタビューが、客観的かつ魅力的でした(主人公を、素で「零さんがね」と
言っていたり)。

これも、「作品」自体は大好きでも「作者」には不覚にも縁遠かった私には新しい発見でした。

その他、総勢75名の人物辞典、用語辞典、フェアリイ空軍基地周辺図、
巻末にはOVA1巻のシーン説明入り台詞集(脚本)を掲載。

買ってよかった。願わくば、今度は雪風その他の機体やキャラクターについても深く掘り
下げたような第二段の出版にも期待します。

ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)
ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥798
release : 1989-12

悪訳

内容のすごさはいまさら言うまでもないのだが、翻訳が悪い。角川文庫の吉川浩訳と読み比べると、冗長で味消しの部分が多く、魅力を損ねている。こっちのほうがメジャーなのだろうが、ファンならずとも、角川文庫のほうを手にとって欲しい。



神曲 上   岩波文庫 赤 701-1
神曲 上 岩波文庫 赤 701-1
岩波書店
price : ¥693
release : 1952-01

最も解かり易く且つ雰囲気をつかんだ翻訳だと思う。

この書の翻訳の文体は、神曲の原本が3行詩の形式で書かれている点を踏襲しており、加えてリズムの良い翻訳を施している。そのため神曲の感じを非常に良く伝えている上、区切りの良い文章のため読みやすい。一冊で神曲が全てのっているのも良い。集英社等も神曲を出しているがそれらと比較しても格段に理解しやすい名訳だと思う。
アニメーターズ・サバイバルキット
アニメーターズ・サバイバルキット
グラフィック社
price : ¥4,725
release : 2004-06

持つ人による

この本は、本気で2Dアニメーションを志す人なら、
10倍の値を払っても惜しくない本だと思います。

本の内容が日本のアニメーションに対応しない内容なのでは無く、
逆に日本のアニメーションが、動かすことに対応しきれていないのです。
止めの綺麗な絵が描けるだけではアニメーターにはなれませんから。

どの動きにも基本と法則が必ずあるので、
それをすべて語ってくれているこの本は大変素晴らしいです。
日本もいずれ、このような本を作らなければならないでしょう。
狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)
狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)
扶桑社
price : ¥820
release : 1999-09

文句なし、5つ星

本書(上・下)は近年、読んだ冒険小説(ミステリ?要素もちょっぴりある)のなかでは、最高の読み物ののひとつ。
少々、緊迫感に欠けるところもあるが、F・フォ?サイス(緊迫感)、J・ル・カレ(文学的要素)の名作に準ずる評価をしたい。
愛の続き (新潮文庫)
愛の続き (新潮文庫)
新潮社
price : ¥700
release : 2005-09

巧みな心理描写

ある事件を元に描かれる、様々な愛を書いた秀作。
なにかと今注目の作家、マキューアンだけど私は初読。読みにくそうなイメージがあったので構えて読んでみたら、意外に読みやすい。精巧で緻密な文体、難のあるテーマを軽々と読ませてしまう筆力はさすがだなぁと思った。
ストーリーだけを追うとありがちなストーカー物になってしまうところだけど、そうならない。
狂気の男パリーの出現によって、次第に崩れていく主人公ジョー。理解を示してくれない恋人クラリッサへの苛立ち、落ちこぼれの科学者である彼ゆえの落ち方というか、精神の乱れ方の過程を巧く書いている。周辺の登場人物の描写も丁寧に書かれてる。
変質的な男の一方的な愛の話であり、些細な事から崩れだすカップルの愛の話であり、夫が死んだ事で妄想に駆られる妻の話でもあり、多層的な読み方ができる。
なんだか読み終えた後、凄く切なくなった。
宇宙消失 (創元SF文庫)
宇宙消失 (創元SF文庫)
東京創元社
price : ¥840
release : 1999-08

サスペンスとしても最高です

 最後まで入り組んだ謎解きを楽しめます。シュレデンガーの猫の話はしばらくすると「宇宙はエーテルで満たされている」と同じようなフレーズになるかもしれませんが、この作品の最後は「うわーっ!そうだったのか!!」と感服しました。
 読みながら電車を乗り過ごした数少ない小説のひとつになりました。
ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)
ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)
岩波書店
price : ¥1,260
release : 2006-04-07

最高傑作

ゲド戦記五作の中で最高の出来です
グインは感情を抑えて淡淡と話を展開します
最後にクモと戦って魔力を失います
ラストがすばらしい
余韻に満ちています
書きすぎず 
それでいて書き足らないことも無い
グインの最高傑作と思います

11分間 (角川文庫)
11分間 (角川文庫)
角川書店
price : ¥700
release : 2006-01-25

ふかい・・・

夢を抱いて異国の街で娼婦になってしまった若きブラジル女性の、苦悩と葛藤と愛を描いたお話です。
『性とは、愛とは何か?』という人間の、古今東西変わらぬ疑問を、主人公の視点から描いています。
著者のパウロさんが、様々な女性からインタビューしたことを元に書かれているそうで、非常にリアリティに富んだ内容になっています。

娼婦を続ける事への葛藤、愛に対する絶望、金銭に対する欲求、そんな様々な思いが正直に描かれていて好感を持ちました。

主人公のブラジル女性が、本当の愛をみつけていく過程に感動をおぼえました。

ラストは必見ですよ。

萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
日経BP社
price : ¥1,680
release : 2006-08-14

「カンブリア宮殿」および「プロジェクトX」が好きなあなたへ・・・

まず突っこみから。本書の帯の裏表紙面、

「本書は、日本のマンガが北米のコミックス市場へとどのようにして登場し、発展したかということについて、
出版する側の実体験に基づいて書かれたおそらく最初の本である ―本文より」

そりゃ、そんな長い条件付けをしたらなんでも「最初の本」になるでしょ!

まあ、それはさておき。この本はタイトル勝ちってところですね、「萌えるアメリカ」。時勢に乗ったよいタイトルです。
でも内容はアメリカの屈強なナイスガイたちが、どんなキャラに萌えているか、「Oh!妹萌えデ?ス」とか言って熱く語っているインタビュー
集ではありません。帯に書いてあるとおり、出版する側のお話。アメリカに日本のマンガ出版社を立ち上げた男の奮闘記です。
ですから、実際に「萌えるアメリカ」人について知りたい人には、斎藤環の『戦闘美少女の精神分析』がおすすめ。
初版が2000年と少々古いですが、中盤の方でオタクアメリカンにかなり詳細なインタビュー取材がなされています。

日本のコミックス全般のアメリカに流通させた第一人者はたしかに筆者の立ち上げた会社のようですが、肝心な「萌え市場」、
狭義のオタク市場は後続の会社に先を越されたみたいです(蛇足ですが、ニッチ産業としてスタートしたはずの彼の会社が、
大企業になった後に、その後続の萌えマンガを出版される小さな会社を、規模で圧倒しようとする様は、
なんだかなぁ・・・と思いました)。

レビュータイトルのとおり、「カンブリア宮殿」に出てそうです。裏表紙をめくってみてください。
筆者の堀淵さん、ものすごくさわやかな笑みを浮かべています。全然オタク系ではありません。
スタイリッシュなビジネスマン風で、どちらかといえばシリコンバレーにいそうです。
村上龍と話が合いそうです。彼が筆者の堀淵さんの話を「うん、うん」と頷きながら聞いている絵が目に浮かびます。
もしかすると彼、もうカンブリア宮殿に呼ばれているかもしれません。

本の内容は率直に言っておもしろいです。
特に筆者の会社がアクションを起こすまで、出版物の流通経路が、一般書籍とコミックスで根本的に違っていた、というアメリカ特有の
出版事情は興味深い。
暑苦しい「僕口調」の文体にさえ馴れれば、興味がある人はおもしろく読めると思います。

完全版 水木しげる伝〈上〉戦前編 (講談社漫画文庫)
完全版 水木しげる伝〈上〉戦前編 (講談社漫画文庫)
講談社コミッククリエイト
price : ¥861
release : 2004-11

【商品詳細】

下半身不随の人気捜査官、リンカーン・ライムが帰ってきた(『The Vanished Man』以来)。この強烈なスリラーで、ディーバーはエンターテイナーとして衰えを知らない筆致を見せている。とはいえ偉大なエンターテイナーであっても出来不出来はあるもので、この小説も決して飽きさせることはないが、著者の最高作には及ばない。16歳の黒人少女ジェネバ・セトルは、マンハッタンの図書館で、奴隷時代に重大な秘密を隠し持っていた先祖について調べていたところを襲われる(秘密は本の最後まで明かされない)。まずライムの恋人でアシスタントのアメリア・サックスが、続いてライムが駆り出されるが、事件は間もなく血なまぐさい展開を見せる。ジェネバを狙っているのは冷血な白人の殺し屋と、黒人の元詐欺師。しかし彼らの正体はわかったものの、その動機は判然としない。この元気のいい勉強好きなハーレムの少女に死んでほしい理由が、どこにあるのか? この謎を解くため、ライムはいつものことながら、自分とサックスの強みである証拠分析に頼る。まず冒頭から、ジェネバ最初の襲撃で残された証拠を綿密に分析する、長々とした描写を中心に読ませる。また2,3章おきに、集められた証拠のおさらいが繰り返される。ディーヴァーはこれでもかというほど筋にひねりを加えており、そのひとつひとつに十分な根拠が与えられているが、それがゆえに、また証拠分析が強調されるがゆえに、全体に頭でっかちになっている印象が否めない。 ジェネバという素晴らしいキャラクターが物語を感情で彩るほか、他の登場人物たちは小さな個人的クライシスを経験したりもする。しかし焦点が警察による捜査からアメリカの歴史、死刑の方法、最後のひねりへとずれていくに従い、物語は美しい調子を崩してしまう。それでもなお、この本は今年もっとも活力あるスリラーといえるし、重要なベストセラーになるだろう。

下手な自己啓発より先生のお言葉

そんじょそこらの方よりも圧倒的な生きる力を感じます。

もはや先生が妖怪です。

もう凡人には真似でいない生き方でそれだけに力強く

暖かく、そしてなによりも深く お言葉をしみじみと感じることができます。

悩み事なんてこの漫画を読めば軽くふっとんでしまいます。

本当に偉大な方です。

ご本人がおっしゃるようにノーベル賞ものです。(本人はノーベル妖怪賞)

生き様が凄すぎて軽くバイブル的にすらなってしまします。

是非皆様一読をお薦めします。
12番目のカード
12番目のカード
文藝春秋
price : ¥2,200
release : 2006-09

【商品詳細】

「批評は『する』ものではなく、既に『ある』ものである」と編者は言う。日々感じる「違和感」「驚き」「怒り」などをひとつひとつ丁寧に拾い上げ、その原因を突き詰め、答えをきちんと言葉で表現することで、「私」と「私を取り巻く世界=他者」のあり方を捉え直す。そんな「前向きに生きる」うえでのやむにやまれぬ行為がつまり「批評」なのだ。 考えてみれば、無意識に誰もが始終やっていることだった。もっとも大抵は、都合の良い、手近な答えでお茶を濁し、日常の雑事の中に逃げ込んでしまうわけだが。 そんな「堪え性のない人々」に本書が指し示したのが、国内外の「粘り強く批評し続けた先人たち」、B・バルトーク、G・ギッシング、花田清輝、S・ソンタグ、J・グルニエ、S・ボーヴォワール、山下洋輔、黒澤明、A・ジャコメッティ、澁澤龍彦、F・カフカ、サン=テグジュペリ、W・ベンヤミンら51人が著した51編のアンソロジーである。 それぞれの批評精神を読み解き、そこで得た答えをさらに独自の批評へと発展させていく。そんななかで「高校生にはうまく立ち回って点をかせぐ“学力”よりも、“生き方を支える力”を身につけてもらいたい」というのが編者たちの願いだ。大人たちも遅くはない、今から始めよう。「批評の門」はいつでも開け放たれているのだから。(中山来太郎)

湘南ダディは読みました。

重度の身体障害をもつNYPDの元科学捜査部長、天才的な推理力をもつリンカーン・ライムシリーズの第6作。この皮肉屋ライムの手足になるのが拳銃の名手でスピード狂のおなじみ女刑事、アメリア・ザックスです(動けないライムの手足になるのだが膝痛もち、愛車は69年式黄色のカマロスーパースポーツ、375HP 6600ccを450HPにチューンアップしてあります)
加えるにザックスの同僚で今回は目の前で無実の人間がむざむざ撃たれるのを阻止できなかったことで自信喪失してしまうロン・スティリト、ちょっと出で第5作イリュージョニスト―魔術師(文藝春秋 こいつは面白かった)にでてくる女性マジシャンなど登場するのですが、シリーズものながらこの1作だけを読んでもストーリーに入っていけると思います。それぞれ常連さんの人間味は肉付けされているものの登場人物間の関係よりも、ストーリー展開がにぎやかでそちらを追って行くのがメインのお楽しみになっているからです。お話はハーレムにある高校の生真面目な黒人女子高生ジェノバ・セトルが自分のルーツを図書館で調べているところを襲われそうになるところからスタートします。この優等生さん、いろいろ理由はあるのですが殺人鬼に狙われているにもかかわらず、なんとしても登校して試験を受けようとします。そしてこの作者特有のヒネリ方で2転3転どころか、複雑にしすぎている感もある位に4転5転します。
さてライムとザックスの二人は今後どうなるのでしょう。このシリーズの最初のころはライムの不自由さの反対を象徴するものとして寝室の窓のそばに巣をつくっているハヤブサの夫婦が描かれていました。今回はこの夫婦に生まれたヒナ達を真夜中に、ライムが脇で寝ているザックスの穏やかな寝息をききながらしんみり眺めているところで物語りがおわり、二人のこれからの人生について少しハッピーな暗示がされているように思いました。

おじいちゃんがおばけになったわけ
おじいちゃんがおばけになったわけ
あすなろ書房
price : ¥1,365
release : 2005-06

【商品詳細】

人気のゴーリー、邦訳第4弾の本書は、文字どおり不幸な少女の物語。 ある日、軍人の父親にアフリカ行きの命令がきた。それが、主人公シャーロットの不幸のはじまりだ。以来、父の戦死、落胆してたちまちやつれ死ぬ母、ただ1人頼みの叔父は、こともあろうにレンガの落下で脳天を割られ、あっという間に孤児になるシャーロット。寄宿学校へ入れられるが、そこでもいじめられて脱走、悪人の中へ。ところが、死んだと思われていた父が生還。あろうことかそれがさらなる不幸のきっかけになろうとは…。 苦労や不幸があっても、ハッピーエンドでカタルシスにもっていくのがお話の定型だとすれば、これは、ページを繰るたび不幸また不幸、不幸のどん底へまっしぐらの、型破りなお話。でも、これだけ徹底して悪いことが続くと、「ここまでやるか!」といっそ小気味よく、しまいに笑いがこみあげて、それなりに浄化もされるから不思議だ。有無を言わさずどんどん進むテンポのせいか、気品ある訳文のおかげか、それとも、私たちの心の奥に隠れていた、人の不幸を喜ぶ悪いタネが、意地悪なゴーリーに暴かれての苦笑なのか。 白黒の、緻密なペン画の1コマごとに、トカゲとコウモリが合わさったような、怪しい生き物が見え隠れしている。そいつが、シャーロットの不幸をいつものぞいている。そしてその小怪獣の目は、絵の中から、本書を見ている私たちのことも、見つめ返してくるようだ。(中村えつこ)

言葉で説明するのは難しいこと

立ち読みするのはやや危険。
確実に目頭が熱くなります。心を揺さぶられます。

死んでしまったはずのおじいちゃんはスーツにネクタイといういつもどおりの姿で現れ、
「何か忘れ物をしている」と言います。
夜しか出てくることのできないおじいちゃんと一緒にその忘れ物が何なのか探そうとするエリック。
忘れ物を捜しながら、おじいちゃんとの思い出話に花が咲きます。
その思い出話を描いたイラスト1枚1枚があったかくてかわいらしくて親しみ深くて、
思わず笑顔になります。

忘れ物を捜せるのはおじいちゃんが出てこれる夜だけ。
眠ることができないエリックは徐々にやつれていきます。
絵本では、短いながらもそんなエリックを優しく見守る両親の姿をきちんと描き、
物語に深みを出しています。
小さい子へのプレゼントにお勧めの素敵な絵本でした。
ゆるキャラ大図鑑
ゆるキャラ大図鑑
扶桑社
price : ¥1,980
release : 2004-06

鳥取県はゆるキャラの聖地

まずは、地方イベントに引っ張り出されるあの着ぐるみたちを鼻で笑っていた過去の自分に謝りたいです。まさに目からウロコ、視点の180度転換です。今では鳥取県を代表するゆるキャラ「トリピー」を壁紙に使っているくらいです。

ゆるキャラのテーマパーク「ゆるキャランド」構想は、タイガーマスクの「みなしごランド」以来の一大プロジェクト。みうらさん、ぜひ実現を!

高校生のための批評入門
高校生のための批評入門
筑摩書房
price : ¥1,050
release : 1987-04

批評とは・・・

 批評とは、大多数の心のあり方ではなく少数派側のみ成立するということが分かりました。
 「常識」や「大勢」と呼ばれるもの、いつの間にか世間に認められていること、これら全て多数者側のものの見方です。
その中に属する限り、孤独を感じず日々を過ごせますが、ありのまま事を見るという意識が薄れていきます。
自分の感覚に執着するとき、集団から、孤独の道へ一歩踏み出すわけです。
 ありのまま事を見るという姿勢は孤独です。ですがその孤独が言葉にされることによって人と人を結び付けます。

 ただし、言葉が人に届くには時間がかかります。私のつたない文章があなたの心に届く日も同様です。

谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫)
谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫)
筑摩書房
price : ¥714
release : 1986-03

素晴らしい!!

とても不思議な質問ばかりでした!!
面白かったです
「一番嫌いな諺は?」

その人の本質を知る一番の質問かもしれません!!
囚われのチベットの少女
囚われのチベットの少女
トランスビュー
price : ¥2,100
release : 2002-05-20

オリンピック年のチベット蜂起を機に

現在、オリンピック前にチベットでチベット人による蜂起が起きている。
中国側はダライ・ラマの策動であると主張し鎮圧を進めているが、武力鎮圧はないと言う。
日本の報道では青蔵鉄道の開通以降チベット人も潤ったのだと語る識者もいる。
そんな中本書を読めば、今回の暴動が必然的に生じる長い弾圧の歴史の一端が理解できる。
自由チベットと言って投獄された尼僧が辿った運命は、今も継続している。
現在でもチベット人がダライラマの写真を持っているだけで拘束・投獄・本書と同じ拷問があると聞く。
人民解放軍に怯えながら、それでも敬虔な仏教徒達が信仰と尊厳を守り暮らしてきた刻苦の歴史が、現在のチベット騒乱に結びつく必然を読者は理解できるだろう。
歴史的にみても、帝国は常に周縁を取り込むことで拡大し、周縁の文化を獲得することで成長していく。その取扱を間違えた帝国は、周縁から崩壊していく。
オリンピックイヤーを機に、中国という新しい帝国の透明性が問われている。
不幸な子供
不幸な子供
河出書房新社
price : ¥1,050
release : 2001-09

見事に裏切られました。

 ほんとに救いようが無いです。幸せなのはほんの序盤のみあと
はシャーロットの周りに起こるのはすべて不幸、最期までひたす
ら不幸、幸せな伏線を引いといてやっぱり不幸…これが現実とい
わんばかりに夢もへったくれもありません。
 
 あまりにも私の想像したエンディング
とは違った悲惨な物語の終結に、      ………爆笑してしまいました。

 私も作者ゴーリーと同じような人間なのかもしれません…
生命について (集英社文庫)
生命について (集英社文庫)
集英社
price : ¥450
release : 1993-02

自殺する前にこれを読め!

現代人が抱えている、対人関係の悩み、自分の存在意義などの答えの一つとなる考えが書かれております。
作者がキリスト教徒ですので、聖書に基づいた考えが含まれて居ますが、彼は単一の宗教のみを良しとする人間ではありませんので、どの宗教の方も(勿論無宗教の方も)共感できます。
古い本ですが、現代に通じるものです。

自殺についても深く触れられてますので、自殺をするまで追い詰められた方はこれを読んで思いとどまって下さい。

正に生きる為の、命の本です。

夜の果てへの旅〈下〉 (中公文庫)
夜の果てへの旅〈下〉 (中公文庫)
中央公論新社
price : ¥980
release : 2003-12

なんともいえない読後感

澁澤龍彦氏の文章で本書を知りました。
現実逃避の「自分探し」が氾濫する現代。
自己の存在を考えさせてくれる本でした。

生田氏の翻訳も、非常に切れがよく
わかりやすい文章で、読みやすいです。
ひたすら難解に、暗くなりそうな内容を
歴史や政治情勢に疎い人間でも理解でき、
内容に入り込めるものにしてくれています。

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)
香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)
文藝春秋
price : ¥770
release : 2003-06

【商品詳細】

舞台は18世紀のフランス。町は汚穢(おわい)にまみれ、至るところに悪臭が立ちこめていた。そこに、まったく体臭のない男がいた。男にないのは体臭だけでない。恐ろしく鋭い嗅覚と、においへの異様なまでの執着以外に、男には何もなかった。 物語は至高の香りを求めて、めくるめくにおいの饗宴が繰り広げられる。ドアノブのにおい、石のにおい、花の香り、動物のにおい、果ては目立たない人のにおいに至るまで、ありとあらゆるにおいが立ちこめる。登場人物も、究極のにおいの美少女以外は、主人公も含めて恐ろしくグロテスクである。まさしく魑魅魍魎(ちみもうりょう)。裏道、闇、疫病、屠殺、汚濁…にもかかわらず、なぜ本書からは恐ろしく魅惑的な香りが立ちのぼってくるのだろうか。 パリには複雑で洗練された味わいがベースにあるように、生ハムやチーズのすえたようなにおいが鼻を突いても、この町で、人を引きつけてやまない魅力がグロテスクなのかもしれない。ストーリーも舞台も登場人物も、実に巧妙に展開している。一度手にとるとテンポよく、一気に読んでしまう。読者は主人公とともに限りなく奥深い嗅覚の世界をさまよい、陶酔させられることだろう。 著者は1949年ドイツ生まれ。本書は87年世界幻想文学大賞受賞作品。ほかに『コントラバス』、『鳩』、『ゾマーさんのこと』などが翻訳出版されている。(小野ヒデコ)

少し間違えば陰鬱になりそうな話がテンポ良く進む

この作品は、人間性というものを実に皮肉な形で提示していると
思います。よくもここまで捻じ曲がったストーリーを思いついたと
思います。何しろ、徹頭徹尾愛を信じず、関わる人々を全て
不幸にしてゆく悪魔のような男が、最後の最後に自己犠牲によって
愛を知らない人々に愛を教えると読めるのです!(あくまで表面的には...ですが)
また、若干斜めから見れば、非常に生き意地が汚い主人公が、
最後の最後に、人間性とは非常に複雑な化学反応のような
ものだと気づき、生きる意味を見失ってしまう話だとも読めます。
どちらが作者の本意により近いのか、あるいはどちらも同程度に
遠いのか、私には正解は分かりませんが、私は作者が
ずいぶんな皮肉屋だと感じました。
通常、皮肉屋の皮肉なんか読んだって面白くありませんが、この本は
非常にテンポ良く話が進み、とても面白いのです。テンポが良く
感じるのは、訳が良いのかもしれません。
また、匂いが主役、というのも私には新鮮に感じられました。
何か毛色の変わった面白い話が読みたい、というときには
うってつけと思います。ただし、架空の話でも不幸/不道徳な
話に耐えられない人は、この本を読まないのが吉だと思います。
この本の成分は99%くらい不幸と不道徳でできています。
18禁どころか35禁くらいじゃないでしょうか?
ゲーテとの対話 下    岩波文庫 赤 409-3
ゲーテとの対話 下  岩波文庫 赤 409-3
岩波書店
price : ¥840
release : 1969-01

【商品詳細】

いよいよクライマックスを迎えた宇宙人アミ・シリーズ。第2巻で異星から来た自分の「双子の魂」ビンカに出会った地球の少年ペドゥリートは、もう彼女なしでは生きられない、彼女と共に地球で暮らしたい、と願うようになる。そして宇宙人アミとビンカと共に、ビンカの両親に会いに行くのだが…。 前2巻と比べて、仲間の救出劇など、ハラハラ、ドキドキの立ち回りが多く、読者は一気に急展開していくストーリーにぐいぐい引き込まれていくだろう。第1巻『アミ 小さな宇宙人』は主人公たちの顔合わせと主題の紹介をするという序盤、第2巻『かえってきたアミ』ではさらに主要な役者が出そろい主題が展開され、第3巻はクライマックス。ここまで読んではじめて、周到に用意された伏線が見えてくる。 全巻を通じてくり返し現れる「愛」という主題も、そのたびごとに厚みと深みを加えてくる。今回、ペドゥリートは理想について学ぶだけではなく、現実と向き合っていくことからはじめ、「愛」の求道者としての研鑚をつんでいくことになる。 差別を生む心のありようとは。「愛」を感じることのできない人がなぜ生れるのか。はては私たちはどこからきたのか。人間はなぜ大きな欠点と神聖な善良さを兼ね備えているのか。すべてのことが諸宗教・思想を統合した大きな世界観の中で説き明かされていく。 心温まる大人のための童話最終話。(小野ヒデコ)

ゲーテの人柄そのもの

ゲーテと交わした日々の会話をエッカーマンが記録した書。
特に何か内容があるわけではないのだけれど、日常のひとつひとつへの気配りの仕方それぞれに細やかな神経を感じる。泰然と身構え、自然と人間の調和を常に希求した、達観し落ち着いた物腰はちょっと手に持って読むだけでも感動する。
ゲーテという人間そのものに触れることができる感じ。
ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙〈上〉
ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙〈上〉
日本放送出版協会
price : ¥1,050
release : 1997-10

Sometimes Crazy but that is life

Sure the story jumps around and jerks you a little. It is a good lesson on thought. All of the major ideas of our western world have been captured here in a tale that is great. At times the comical crazy happenings seem to turn you off, but really I think that is like life. I can not think of a more entertaining book about deep thinking.
ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)
ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)
扶桑社
price : ¥660
release : 1988-05

初期のキングの作風に触れることができます。

本作は、「キャリー」以前の作品も含まれ、
モダンホラーを確立する前のキングの作品をしっかり読むことが出来ます。
若き日のキングは、ラブクラフトの影響が強いことがよくわかります。
タイトル作品の「深夜勤務」等、太古に地球を支配し、現在は地上から姿を消している、
強大な力を持つ恐るべき異形のものども(旧支配者)が現代に蘇る、
クトゥルー神話に影響を受けていることは明らかです。
それらはホラーというより、怪奇小説、幻想小説といったジャンルに近いです。
そう考えると「キャリー」は、キングにとって相当な転機であったと思われます。
また本作は、孤独で、鬱屈していて、暗い青年が何人も登場しますが、
当時のキングの心象を反映しているようで一読の価値有りだと思います。
アミ3度めの約束―愛はすべてをこえて
アミ3度めの約束―愛はすべてをこえて
徳間書店
price : ¥1,575
release : 2000-12

このページを見てるあなた!ぜひぜひ買いましょう!!

まず、このページに運良く訪問されたあなた!
1巻2巻は読みましたか?
読んでなければ即購入しましょう。
(今は文庫本が出てますから、そちらの方がお得ですよ)

著者のエンリケ・バリオスさんが描く世界は、とても感情移入がしやすく、場面の情景もとてもリアルに感じられます。
要所要所で状況がスリリングに展開し、とてもハラハラさせられます。

この3巻は、シリーズの中で一番、”ファンタジー”として脚色されているなぁという印象を受けました。
(シリーズ全てが”ファンタジー”なのだと著者は言っているが、私にはどうしてもこのアミの話は事実を元に作られてるという印象を受けるのです)

私は、ペドゥリートのおばあさんから、”信じること”の大切さを教えられました。
強い信念と継続と努力を怠らなければ、必ず願いは叶うってことです。
これって本当に大事な考えだと思います。

全体的にやさしい文章で綴られてますが、非常に深い内容です。
「地球が第三レベルから第四レベルに移行しつつあること」や「魂は永遠であること」「強く願えば叶うこと」「与えたものが受け取るもの」そして「宇宙の基本法は”愛”であること、また神とは愛であること」
これらは、多くの精神世界系やチャネリングの本などで述べられてることです。
このアミシリーズでは、そういったエッセンスがふんだんに散りばめられてます。

これを「名著」と言わずして何を名著と言おう。
アミに出会えたことに心から感謝します。
エンリケさんありがとう!そして、アミありがとう!
チョコレート工場の秘密?ロアルド・ダールコレクション (2)
チョコレート工場の秘密?ロアルド・ダールコレクション (2)
評論社
price : ¥1,260
release : 2005-04-30

10才の感想文

ダールコレクション(2)です! 私は話がわりと短い「舌かみ村の牧師さん」から読み始めたんですが・・・・・・ 
とぉ?っても面白かったです!英語だと一文字で意味が全然違ってきてしまうので、笑えます。(意味が分からない人は本を読んで下さい。)チョコレート工場の秘密の話に戻って、この話は映画で有名になりました。映画で知った人も多いと思います。映画と違う所見つけるのも楽しいし、勿論、本だけ読んでも十???分っ楽しめる事間違いなし!!
ロアルド・ダールさんは文章の中に皮肉が入ってる事が多いんですが、逆に私にとっては新鮮で面白かったです。なんか上手く説明出来ないんですが・・ 意地悪な皮肉じゃなく、皮肉すら笑いに変えてしまえる凄さ?(って疑問系にしてど?すんだ!)後書きでも訳者さんが言ってらっしゃるんですが、ロアルド・ダールさんは言葉遊びをよく使うので、とてもリズムがいいし、面白いです。  英語だとよくわかるのかなぁ?訳している人によって違うんですが、それをくらべるのもいいんじゃないかなぁ??と思います。
まとめると→ まぁよーするにロアルド・ダールさんの作品はとっっっても面白いですよーーーー!!! という事が言いたいのです。読んでみる価値は、あると思います!!
碧血剣〈2〉ホンタイジ暗殺 (徳間文庫)
碧血剣〈2〉ホンタイジ暗殺 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥600
release : 2001-08

娯楽として楽しめる!!

金庸さんはさしずめ、中国の山田風太郎だろうか。 歴史を織り交ぜつつ、架空の主人公たちは大立回り!! 活劇であり、歴史ものでもある! カンフーの原点がここにあるんでしょうね。
碧血剣〈3〉北京落城 (徳間文庫)
碧血剣〈3〉北京落城 (徳間文庫)
徳間書店
price : ¥600
release : 2001-09

カタルシス

金庸作品の中でも最強に近い袁承志が縦横無尽の大活躍をする最終巻。
最強の宿敵との決着。
そして大団円。
碧血剣は明末清初という歴史背景を持っているが、
この作品はほとんどそれを意識する必要がない。
中国史の難しい(マニア的な)話が続出というわけでもないので
とっつきやすい。
1つだけ、知っておくと楽しいのが、李巖という人物。
『中国の大盗賊』という新書をご一読願いたい。
チャウ・シンチーの映画がブームになる中、本家の武侠小説もぜひ手にとって欲しい今日この頃。
ストップしてしまった文庫化も復活を期待してやまない。
鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)
鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)
岩波書店
price : ¥1,050
release : 2001-01

普通の面白いファンタジー

普通の面白いファンタジー。
あまり、気負わないで読んでみるといいですよ。
ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
集英社
price : ¥1,200
release : 2003-09

ジョイスのおもしろさは日本人にはわからなくて普通

ジョイスの『若き芸術家の肖像』にげっそりしていた時に、
ダブルパンチでこの本が届きました。
2冊も!
いらんいらん。
詳しい感想は『若き芸術家の肖像』のレヴューに書き込んでますが、
こんなのわかる人は生まれも育ちもイギリス周辺!というような人だけでしょう。
もしも神話的教養でパロディ構成がわかったとしても、
例えば、
イギリス暮らしの日本通のイギリス人が、
ダウンタウン松本人志のすべらない話を聞いて笑えますか?
笑いのツボがつかまりますか?
日本人中国人、とにかくこっちの言語生活ゾーンの人間に
ジョイスの笑いのツボや才能がわかるはずはない。
文体をぐちゃぐちゃに感じるだけです。
わからないのが普通で、わかると言う人間は信用できない。
西洋人への執着心だけで読みたいのならそれもよいでしょう、頑張って下さい。
シェイクスピアを楽しむために (新潮文庫)
シェイクスピアを楽しむために (新潮文庫)
新潮社
price : ¥620
release : 2002-12

シェークスピア、、、名前は知っているけれど、、という方に。

「シェークスピア」という名前は知っている。
代表作のタイトルもいくつか知っている。
でも、その内容はほとんど知らない、という方には最適な「シェークスピア入門書」です。
筆者の書くとおり、訳書ではその面白さがうまく伝わらないし、
英語で読むには語学の壁がある。
そんな煩わしさを取り除いて、面白い部分だけを得意の阿刀田節で楽しく説明してくれます。
近年、シェークスピアの作品をモデルにした演劇や映画も非常に多くありますが、
多くの方は、それらの元ネタがシェークスピアだとは知らずにご覧になっているでしょう。
この本を一度読んでおけば、映画や演劇の見方がこれから変わってくると思います。



ランボー 最後の戦場 (ハヤカワ文庫 NV マ 2-99)
ランボー 最後の戦場 (ハヤカワ文庫 NV マ 2-99)
早川書房
price : ¥700
release : 2008-04-23

映画に対する前知識や補足として

私はこの小説を、映画公開前に購入し、読みました。
一作の小説として読んでも面白いですし、映画を観る前に読んで、前知識をつけておくのもいいと思います。

ジョン・ランボーの力強さがストレートに伝わってくる詳しくもシンプルな文章、虐殺シーンの生々しい描写、そしてラストの戦闘シーンの壮絶に入り乱れる戦場のようなシーンの描写がリアルで素晴らしい。
何にしても非常に読みやすいので、この手の小説が苦手な人も普通に読むことが出来ると思いますし、「映画を観る前に内容をちょっとチェック…」といった目的の方も、気軽に手に取ることが出来ると思います。
そして時折映画のシーンショット画像が入っているので、ちょっと難しい文章のページも、写真で場面を想像すれば大丈夫。

何にせよ、ランボーファンはもちろん必読ですよ。映画を観る前でも観た後でもいいですから、是非書店に立ち寄って手に取ってみてください。ランボーファンでない人も是非。
神曲 下    岩波文庫 赤 701-3
神曲 下  岩波文庫 赤 701-3
岩波書店
price : ¥798
release : 1958-01

シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
光文社
price : ¥800
release : 2006-04-12

新しい発見のある個人訳全集

 ホームズが郊外での捜査の際に着用する鹿撃ち帽(ディア・ストーカー)にインヴァネスという扮装は、シドニー・パジットが『冒険』の『ボスコム谷の謎』の挿絵で描いたのがイメージとして定着したといいますが、こんな発見といいますか、シャーロッキアンにとっては初歩的な知識かもしれないけど、大部分の読者にとっては新しい知識を訳注で与えてくれるだけでも日暮訳は素晴らしい。

 この『回想』でも、ドイルが不出来なために、オリジナルの『回想』から除外した『ボール箱』が、ストランド誌の掲載順に名作『名馬シルヴァー・ブレイズ』と『黄色い顔』の間に収められています。

 これまで、例えば新潮文庫では最後の短編集『シャーロツクホームズの最後の挨拶』に収録されていましたが、新潮文庫の解説にも、なぜ、そのような形になったのかということは説明されていませんでした。

プロ作家養成塾―小説の書き方すべて教えます (ベスト新書)
プロ作家養成塾―小説の書き方すべて教えます (ベスト新書)
ベストセラーズ
price : ¥714
release : 2002-03

非常に親切な本です

普段小説を読んでいて、漠然と捉えているルールがはっきりと明文化されています。
プロとして本気でやっていこう、と思われる方にはいい導入書だと思います。
これは小説という商品を作る為のノウハウを教えてくれる本であって、自己満足を形にする為の方法を教える本ではありません。
そこだけ覚悟されて読んで頂けるといいと思います。

使い方としては本当に注意しなければならない点に傍線をひいて、企画書の段階で傍線の部分を読み返し自分の企画書に不都合がないか確認する為に使われるのもいいかも知れません。これだけで企画書の段階でだいぶキレた物にできます。いざ書き始めてしまえばこの本は不要になりますが。
若桜木氏の他著を読んだことは無いのですが、この本一冊だけで考えればマイナスになるような事は言っていないと思います。

普段から小説を読まれたり書かれたりする方には基礎確認の為の、小説は読んだことは無いけど書いてみたいという方には基礎学習の為の非常に親切な本だと思います。
デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)
デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)
角川書店
price : ¥700
release : 2006-10

映画化してほしいです

作品のスタイルとしては、ラングドン・シリーズと同じく、
一つ一つの章が短く、視点人物がめまぐるしく変わるという手法がとられています。
これは、きわめて映画的な手法で、
この『デセプション・ポイント(強引に訳すと「欺瞞の極点」)』では、
魅力的な女主人公ふたりが短時間に数々の窮地をどうやって脱するか、
そして大統領選の行方がどうなるかという二点への強烈な興味によって、
読者は最後まで一気にラストまで導かれていくと思います。

薀蓄の内容も、大統領選の内幕で、あったり、
米国航空宇宙局(NASA)や国家偵察局(NRO)の実態であったり、
その分かりやすさは天下一品ですね。
『天使と悪魔』と同じく、自然科学の深い内容に言及している部分もいくらかあるものの、
読者は登場人物に感情移入して話の流れに身を任せているだけで、
十分に理解できるばかりか、新たな知識を無理なく楽しみながら吸収できます。
一晩一気に読むことになりますが、寝不足になった分しっかり楽しめます。オススメです。
ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)
角川書店
price : ¥580
release : 2006-03-10

モナリザ

この本のおかげでダンブラウン作品にはまりました。
キリスト教徒ではないので聖書やキリスト教史のことには全く詳しくありませんが
そんなわたしでも十分世界に入り込めて一気に3巻読破してしまいました。
ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)
ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)
岩波書店
price : ¥1,050
release : 2006-04-07

名人の手による哲学ファンタジー

 まず、この作品世界を創造したル・グウィンの想像力に驚かされます。子ども向けファンタジーの枠を軽々と越えた、哲学小説といってもいいでしょう。随所にすごく含蓄のある言葉があり、心に残ります。主人公のはずのゲドが、後半になってやっと登場という構成もクールでいいですね。まさに名人の手による名人芸。参りました。
ファウスト〈第二部〉 (岩波文庫)
ファウスト〈第二部〉 (岩波文庫)
岩波書店
price : ¥798
release : 1958-01

ザビビのファウストへ・・・・(;'Д`)ハァハァ

(;'Д`)ハァハァ さあてファウスト第2部だが・・・ファウストに言いたいことがある・・・。週刊少年漫画板でも聞いたが・・・
おまいの漫画は・・・漫画としての文法が成り立っていないそうだ。
本当にそうなのか・・・
おまいの漫画を一度 読んでみたいと思った。
話はそれだけだ。
パリジェンヌ流おしゃれな自分革命
パリジェンヌ流おしゃれな自分革命
飛鳥新社
price : ¥1,890
release : 2006-04

日本では難しい…

自分の生活スタイルを崩さない姿勢、やりたいことはすべて実行する!というところは読んでいて圧巻です。著者のように生きられたら人生はどんなに清々しいものか…と憧れます。しかし、日本の社会(家庭でも会社でも女性はこうあるべきと言う、見えない呪縛)にいる以上全部を真似するのは困難です。フランスで暮らしたくなりました。
心臓を貫かれて〈下〉 (文春文庫)
心臓を貫かれて〈下〉 (文春文庫)
文藝春秋
price : ¥700
release : 1999-10

【商品詳細】

大正10年の発表以来、繰り返し読み継がれ、多くの画家の挿絵にも描かれてきた小川未明の名作童話。酒井駒子の情感豊かな、ざらざらした油絵タッチの絵をつけて、新感覚の絵物語に仕上った。 わが子だけは明るいにぎやかな人間の街で育ってほしいと、冷たく暗い北の海に住む人魚の母親は願い、子どもを神社に捨てた。その赤ん坊を拾ったのは蝋燭(ろうそく)つくりの老夫婦。神さまからの授かりものと大切に育てたが、よこしまな香具師についそそのかされ、美しく成長した人魚の娘を見世物に売り飛ばしてしまう。哀れな娘が最後に残した3本の赤い蝋燭を取り戻しにきた、人魚の母の復讐は…。 人間というものへのかなしみが漂うこのお話を、酒井の絵は浄化している。幼児の心をつかんだあの『よるくま』のイラストとは異なる、こんどは奥行きある絵画性で。人魚の皮膚や貝殻、蝋燭の炎や嵐の翌朝の空の色、みな暗い闇から差す光のように見えてくる。黒く塗りつぶされた背景に、赤、青、黄の三原色を基調にした抑制された色づかいが、色とは光でもあったのだ、とあらためて気づかせてくれる。(中村えつこ)

傷と愛

 を描く問題作であり、また傑作である。
 ぐいぐい引き込む物語、そして、傷つけられながらも、愛に餓え、愛を何より必要としたゲイリー。
 この家族が歩むべき道は、書くも壮絶であり、筆者のマイケルは兄を憎む餓えに、さらに大きな傷を追う。
 訳者の村上春樹が語るとおり、ある一定を超えるともう癒せない傷は確かに存在するようだ。
 だけど、それを包括して生きていく意味をこの本は確かに教えてくれる。
赤い蝋燭と人魚
赤い蝋燭と人魚
偕成社
price : ¥1,470
release : 2002-01

【商品詳細】

30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたハイファンタジー。野間児童文芸賞新人賞・産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞・路傍の石文学賞を受賞した作品で、『闇の守り人』『夢の守り人』『神の守り人(来訪編)』『神の守り人(帰還編)』と続く「守り人」シリーズの第1弾。 100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・・ 水の守り手とは何なのか? 夏至祭りに隠された秘密とは? 多くの謎を秘めて、物語は人間の住む世界「サグ」と精霊の住む「ナユグ」の問題へと発展していく。精霊世界の存在や先住民族ヤクーの民間伝承など、古代アジアを思わせる世界の記述の細かさ、確かさは、文化人類学者である作者ならでは。 バルサを筆頭に、みずからの運命を呪いながらも逞しく成長していくチャグム、おてんばバアサンの呪術師トロガイ、バルサの幼馴染みのタンダなど、登場人物のキャラクター設定には魅力があふれている。オトナの純愛物語、少年の成長物語としても深い味わいを残す本書は、子どもたちだけのものにしておくには惜しい1冊。(小山由絵)

駒子さんしかいない

ずっと心に残っていた物語です。
多分、一番はじめはNHKで見た映像なんだと思います。
暗い影絵のような映像で、幼稚園の頃に見た話なのにいつまでもその物語は頭に残っていました。
そして偶然、酒井駒子さんのこの絵本を知って……衝撃でした。
もうこの物語には、酒井駒子さんの絵以外にないだろうと感じました。
黒地を塗ってから描かれる駒子さんの絵はこの物語になんと相応しいことでしょう。
テレビではカットされていたのか、記憶にない最後の一行を読んだ時、鳥肌が立ちました。
炎と花〈上〉 (ヴィレッジブックス)
炎と花〈上〉 (ヴィレッジブックス)
ソニーマガジンズ
price : ¥798
release : 2005-09

往年の名作は色褪せない

ストーリーは皆さんが既に書いていらっしゃいますので割愛しますが、ウッディウィスのヒストリカルはとてもドラマチック。展開のテンポが良く、飽きさせません。
また、ヴィレッジブックスになって訳が変わって、サンリオ文庫のときよりも読みやすくなったと思います。
ウッディウィスは昨年亡くなられてしまって新作が読めないのが残念ですが、「風に舞う灰」等々も含めて、他の作品も是非出版して欲しいと思います。
パパとママのたからもの (児童図書館・絵本の部屋)
パパとママのたからもの (児童図書館・絵本の部屋)
評論社
price : ¥1,365
release : 2004-09

寝る前の1冊にはおすすめ!

感情を込めて読むと子供が本当に幸せそうな顔をします。
「こんなかわいい○○みたことない!」という所で、娘はくすぐったそうに笑います。
最後に「しあわせいっぱいねむりにおちていった」こぐまたちのように、娘も幸せそうに眠ります。
2人目が産まれた時は特に「みんな大事」という気持ちを込めて毎日読みました。
イラストのおねえちゃんぐまがちゃんとパパ似なのがいいな、と思いました。

誘惑のシーク (扶桑社ロマンス)
誘惑のシーク (扶桑社ロマンス)
扶桑社
price : ¥880
release : 2006-08

確かにエロ小説ですね。

 設定には魅力を感じました。敵同士なのに惹かれあってしまう……というのはロマンスのお約束ですよね。
 ですが、やっぱりエロの方が強い(笑)「ええっ! こんなことまで書くの?」ってくらいエロいシーンが続いてちょっとおなかいっぱいになりました。そういうのが好きじゃないときついです。
 あと、相手役の男性に個人的に魅力を感じられなかったのが残念でした。もうちょっと余裕たっぷりの大人の男性がよかったなぁ。自信家なのはわかるんですが、余裕のある大人というより単なる傲慢なガキくさい男です。ヒロインの暴言に対してすぐ怒るし。余裕を見せつけたいなら女がぎゃあぎゃあ喚いても泰然自若としていてほしいものですが。口説き文句もいまいちぱっとせず。もう少し教養のあるところを見せてほしかったなぁ。
 とにかく強引な男、傲慢で独りよがりでぐいぐい引っ張って行くような男が好きな方はどっぷりはまれるかもしれませんね。
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
早川書房
price : ¥756
release : 1987-10

純粋で冴えた愛情

まず邦題がいいですね。
SF好きなら共感すると思うのですが、ぐちゃぐちゃにならずに明確に愛する友達のことを考え、愛するたくさんの人々を考え、冴えたままたったひとつのやり方に突っ込んでいく。
一見非情なようで、最も純粋な愛情を感じます。それ故に感動できました。

あなたに成功をもたらす人生の選択 (PHP文庫)
あなたに成功をもたらす人生の選択 (PHP文庫)
PHP研究所
price : ¥680
release : 2002-10

Quick to Read with a good message

Mandino has writen some really good books. They are pretty nice and clean books too. His characters are too nice, but that is why you read it, because he thinks people are basically good and they just need to believe. I feel there was a little too much reliance on God in this book, but in reality is that a bad thing? I still like The Greatest Salesman in the World the best though. I would have given this a higher rating, if his writting was not so cute in this book.
エマ (上) (ちくま文庫)
エマ (上) (ちくま文庫)
筑摩書房
price : ¥1,050
release : 2005-10-05

正確で情感豊かな新訳

『エマ』は、『高慢と偏見』とは少しタイプが違うけれど、素晴らしい傑作だ。美人で、ちやほやされて育った、21歳のお嬢様エマが、他人の「縁結び」を色々と試みるが、ことごとく失敗するというラブ・コメディ。全編、微に入り細を穿った男女の「品定め」と、絶妙な会話が光る。少し意地悪で、めっぽう鋭い人間観察とユーモア。つねにハラハラ・ドキドキさせる物語のうまさ。本当に楽しい小説だ。

この新訳は、翻訳に数々の工夫がこらされている。例えば32章、自己顕示欲の強いエルトン夫人に圧倒された際の、エマの心中の怒りを、他の訳と比べてみよう。[原文] A little upstart, vulgar being, with her Mr.E., and her caro sposo, (1)「成り上がりの下品な女! 自分の夫を<うちのEさま>とか、ろくに知りもしないイタリア語で<愛する夫>とか呼んだりして。」(本訳)、(2)「それからあの、わたしのE氏だの、いとしい夫だの、・・・いかにもちょっとした成りあがりの下品な女じゃないの。」(阿部知二訳)、(3)「自分の夫をミスター・Eだの、カロ・スポソ(愛しい夫)だのと呼んで、無教養丸出しの成上がり者とはあんな女をいうんだわ。」(工藤政司訳)

エルトン夫人が夫のことを「エルトン」と全部言わずに「E」と略して、しかも「ミスター」付きで呼ぶところが、何とも”甘く嫌らしい”のだが、「うちのEさま」という訳が巧い。「ヨンさま」のようではないか。4つの訳の中でも、この訳は、感情表現がとても豊か。

戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)
戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)
新潮社
price : ¥820
release : 1972-03

歴史の中で生きると言ふ事

 2001年の9・11テロ以後、私は、不意に、自分が歴史の中に生きて居る事を意識する様に成った。私だけではない。私は、私の知る、或る元左翼活動家の人物が、9・11テロの後、生まれて初めて、自分が歴史の中に居ると言ふ実感を持ったと言ふのを聞いた事が有る。(してみると、60年代、70年代の学生運動は、矢張り、「歴史」ではなかったのだろう。)どうやら、私を含めた多くの戦後生まれの日本人は、生まれて以来、自分が歴史の中で生きて居ると言ふ実感に乏しい人生を生きて来た様である。
 9・11テロが起き、不意に自分が歴史の中に居ると感じ始めた時、私は、その数年前に読んだこの小説(『戦争と平和』)を、自分の時代の鏡の様に感じ始めた。??この小説が描くナポレオンのロシア遠征前後の時代と、9・11後の世界は、多くの面で似て居ると、私は思ふ。
 私には、この物語の冒頭の、アンナ・シェーレル邸での夜会における人々の会話が、9・11テロ直後の日本の光景に重なって見えてならない。そして、この第1巻において、始めは遠くに感じられた戦争が、次第に、身近に迫る中で、人々が体験する不安や高揚感が、9・11後の世界の感情と重なって成らない。??これが、歴史の中で生きると言ふ事なのだろう。??今こそ、『戦争と平和』を読むべき時代である。

(西岡昌紀・内科医/9・11テロから5年目の日に)
精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)
精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)
偕成社
price : ¥1,575
release : 1996-07

お仕事や生活に疲れた時に楽しく現実逃避するのにおすすめです

大変楽しく読めました。
これはどうみても大人の女性向けの上質な娯楽小説ですね。
女用心棒で痛快なほど強くって
しかも「おばさん」!(30歳でおばさんにしないでくれ)
大人の女性が自己投影して楽しむのが一番自然でしょう。
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